2006年04月06日

坊ちゃん

四国の「松山」といえば
「温泉」と「坊ちゃん」だ
この度、地元の教育委員会だかなんだかが
調査したところだと
「坊ちゃんを読んだことがある地元の高校生」が
4割だった
とかで大慌てだそうな。
まあそんなモンだ。
後から無限に沸いて来る(ように見える)子供たちが
ほっといても自然に読むはずと思ったら大間違い。
夏目漱石読む時間があったら
「ケータイ」か「ネット」やってるか
「NANA」でも読んでいたいはず。

「昔の文体なんで読みにくい」
いうのも一役買っていると思う。
戦前生まれの方ならば
夏目漱石なんて充分、女子供向けの書体だよ!
なんて思うかもしれないが
実際、高校時代のPONにも読みにくかった。

時代とともに「母国語」が移り行くのは
ある程度仕方のないことだとしても
昔の文体が読めないような教育を
導入してしまった文部省は結構重罪
だ。

ゲームで言えば、これまで
ファミコンでみんな遊んでいたのに
まったく互換性のない
スーパーファミコンを導入してしまったようなもの。
それまでコレクションしてきた
ゲームはパー。
一般人には見向きもされなくなる。
そんな時代に昔のゲームを楽しむ酔狂な人は
一部の好事家
(好きだから古文書が読めるようになった人)
だけだ。
かくして戦前に「名作」といわれたような作品は
切り捨てられ、人々から忘れ去られてゆく。

中高で古文、漢文は教えてきたはず、というが
あんなのは教えているうちに入らない。
そもそもクイズ(入試)のための
ジャンルセレクトに過ぎないし。

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んで、なんの脈絡もなく
「言葉遊び」です。

ぼっちゃん
無鉄砲だが正義感に溢れた「坊ちゃん」が
松山に教師として赴任。マドンナとの交流、
紆余曲折の末「赤シャツ」を「のだ」をやっつける。

ばっちゃん
の名にかけて、殺人犯を追いつめる話。

びっちゃん
「Bitch」ちゃんが「松山温泉」繁華街で大活躍な話。

ぶっちゃん
むかし、「ブッチャー」というプロレスラーが
人気だったころ、「愛しのボッチャー」という
マンガがありました。

べっちゃん
サッカーはそこそこ世界級だが野心に溢れた
「ベッカム」が松山に教師として赴任し、
紆余曲折の末地元チームの「監督に就任」
という話。マドンナはビクトリア。

うーーむ。いまいち。
posted by PON at 22:24| 🌁| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 文体は多少難しくとも、内容が面白ければ結構読めてしまうのでは?
高校時代を振り返れば、教科書に出た森鴎外の舞姫をなんとなく読んでしまった人も多いと思う。源氏物語にハマった乙女も結構いる。拙者も「金閣寺」は自分で意味を理解していないのを分かりつつも、ぶっ飛ばして読んでしまった体験がある。教科書の李白は密かな楽しみだった。
 夏目漱石が現代の高校生に読まれていないならば、彼の文化は百年余りで潰えたということ。文化は強制するものでも無理に残すものでもないよな。ただ、その文化を吸収することで、後世の人間でも豊かな体験を得られるのであれば、体験者は伝道者としての役割を果たせると思う。口語訳でより多くの人に漱石に接する機会を与えられるのだったら、それはそれでいいと思う。嘆くだけのオッサンは、豊かな人間になれていない証さぁね。
 ちなみに拙者、古事記は口語訳と漫画でのみ読んだことしかないが、結構ハマった。そのあと、オリジナルをかじり読みしたら、やっぱ味があるなぁと感じたけどね。
Posted by gaya at 2006年04月07日 00:48
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