やっとレンタルした。やっと観た。
結果・・面白かった。
<あらすぢ>
軍事企業CEOにして天才発明家のトニー・スターク
は、武器のデモで訪れたアフガンで武装集団に
拉致され、兵器開発を強要される。彼は医師
インセンと共に兵器開発をするフリをしながら
脱出用のパワードスーツを製作し、命からがらの
脱出を果たす。帰国後トニーは自社の軍事産業
からの撤退を発表。自らは自宅の作業部屋に
篭って、新型パワードスーツの開発に没頭する。
彼の周囲は恐ろしい陰謀がうごめいているとも
知らずに……。
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スーパーマン、バットマンにスパイダーマン
いずれにせよ映画第一作目というものは、
ヒーローが如何にしてヒーローとなったか?
その描写と、主人公をめぐる初期設定をアピール
するだけで、全120分程度のうち、優に60分
くらいは割かれてしまうもの。
それでいて一応一本の映画として纏めるために
ボスキャラを倒すシーンも必要、となれば、
第一作目のボスキャラは手近で済まさざるを得ない。
物語の拡がりを感じさせる、強大な敵
(だいたいそういうヤツは、いろんな所にメイワクを
かけつつ、時間をかけて遠くからヤッテ来るもの)
ってのは第二作目以降に持ち越し(お楽しみ)
・・となるワケで。
アイアンマンもそんな感じだった。
ネタバレします。
それにしてもトニー・スタークはナンバーツーに
恵まれなかったね。
バットマンには執事とエンジニア畑の社長
ダイターン3にはギャリソン時田など
ヒーロー稼業を主とするならば、
世間の凡俗な作業はすべて無私で引き受けてくれる
ナンバーツーのジジイくらいは確保しておかなければ。
いや、これはトニーの父が結局、息子を卓せる
信頼できる人間を見つけ出せなかったんだろう。
だいたい、そういう無私で有能なジジイが
なんで主人公に仕えるか?といえば
大抵は、先代に返しきれない恩を受けて
若坊ちゃんに生涯を奉げようとしたが
いつしか孫みたいに思えてきて、とか
そんな裏話があったりするもんだけど・・
トニーの先代は、そういう微笑ましいエピソードを
まったく持たない、敵が多い人物だったのかも。
まあ、武器商人だからな。
通りすがりの出会いでありながら
トニーの人生観をガラッと変えた
アフガニスタン人のエリート科学者・インセン。
「いいよ、これも計画のうちさ・・
その命の意味を考えながら生きてくれ」
がカッコよかった。
生きててくれたらなあ。
それこそ超有能なナンバーツーに
成り得たのに。
トニーの秘書、ペッパー。
まあ、仮にも映画に出る女優であるから
ブスとは言わないが・・なんだろ。
スパイダーマンもそうだけど、バリバリ
ハリウッド的美人ってのはもうムコウでは
時代遅れなんでしょうか?
気ままな独身であるトニーの昨晩のお相手を
内心フクザツなものを抱えつつも、格の違いで
あしらったり、胸のカラータイマー(ホントは違うけど)
の交換シーンとかは面白かった。
トニーの親友で米空軍中佐。
アイアンマンの古いヴァージョンを前に
「お前も装着するか?」の問いに対して
未練が残りつつも「俺は次回だ」と
振り切って去ってゆくシーンがいい。
なんだ次回があるのかよ?と思ったが
聞く所によると、アイアンマン2では
共闘するらしいじゃないですか。
(ガンダムで言えばガンキヤノン役で)
楽しみです。
「俺に何かやれることはあるか?」
「今度はヒコーキ飛ばすな!」
「ワカッた」
それとたいした話じゃないんだけども。
トニーの機体設計法は、紳士的な受け答えの
非常に頼りになる人工知能と、会話しながら
進めてゆくのだが・・一方で全然役に立たない
(とトニーにいつもバカにされる)ロボット
アームがある。あのロボットアームを
管理しているコンピュータと、設計管理の
人工知能は別モノなんだろうか?
とても一緒には思えない。ロボットアームが
バカすぎで。
(追記:あのロボットアームは主人公が
大学生時代に製作した初期の作品であるらしい)
最後に・・アフガンの敵組織
あれは「タリバン」・・ですよね・・。
言っちゃいけなかった??
監督 ジョン・ファヴロー
製作 アヴィ・アラド/ケヴィン・フィージ
脚本 マーク・ファーガス 他
出演者
ロバート・ダウニー・Jr:"トニー"・スターク
テレンス・ハワード:ジェームズ・"ローディ"・ローズ
ジェフ・ブリッジス:オバディア・"オビー"・ステイン
グウィネス・パルトロー :ヴァージニア・"ペッパー"・ポッツ
ショーン・トーブ:インセン
音楽 ラミン・ジャワディ
配給 パラマウント映画
公開 2008年5月2日
上映時間 125分
製作国 アメリカ合衆国
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