2010年11月22日

Mr.& Mrs.スミス

「Mr.& Mrs.スミス」

嫁にしては珍しくハリウッド映画をレンタル。
なんでも昔からアンジェリーナ・ジョリーが好きで
この映画が縁で、彼女と夫婦になったブラピとともに
前から気になっていた映画だったんだとか。

しかもこの世界的に著名な夫婦。
養子をもらって養っているとか。
世界一恵まれた養子だなおい。
でもなかなかできることじゃない。
聞いてますか?
出演者が皆、ボランティアではなく
ギャラもらってる24Hテレビとかやら。
(あのテレビも2011年以降
 見れなくなれば良いのにね)

あらすぢ
南米コロンビアで、建築業者のジョン
(ブラッド・ピット)とコンピューター・
プログラマーのジェーン(アンジェリーナ・ジョリー)
は運命的な出会いを果たす。アメリカに帰国後、
友人たちの猛反対に耳を貸さず、2人はすぐ
結婚してスミス夫妻となった。だがそれから
5〜6年後、2人はすれ違いを感じて倦怠期に
突入する。それもそのはず、ジョンの裏の顔は
一匹狼の殺し屋で、ジェーンの裏の顔は
暗殺エージェントのエース。お互い敵対する
秘密組織の任務を引き受けるプロの暗殺者
であることを、ずっと相手に内緒で生活を
続けていたのだ。

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壮大なスケールの夫婦ゲンカ。
二人とも全力で殺し合いをするのだが
双方とも最高峰の殺し屋なんで
手を抜いているつもりはないけど
致命的には至らないあたりがスゲー。

そしていろいろあって仲直り&協業開始。

どんなプロでも無防備になってしまう弱点
「背中」を任すに、これほど頼もしい相手はいない。

二人ともプロのエージェント(工作員)なのだが
基本的に、一匹狼タイプらしく協業するくらいなら
ジブンがさっさと動いたほうがマシと考えるタイプ。
それでも、緻密に計画して粛々とコトを進めたがる
アンジェリーナ・ジョリーと
しっかりしているようで結構抜けており
結果オーライでもいいじゃないかと思うブラピ。

「あなたが、私に何の相談もなく
 勝手に行動するからイケナイんでしょ!」
「君はそんなに部下が欲しいのか!
 なんでも支配下に置きたがる!」


これはもう、フツーの夫婦ゲンカの会話。
この会話にすべては集約されている気がする。
プロとして仕事のやり方の違いではなく
男女の考え方の違いなのだ。

それでいながら肝心のミッションはバッチリ決める。
もともと凄腕のプロだから、というのもあるけど
息の合った夫婦であればこそだ。
ヤラレ役の敵側のほうが少々可哀想。
喧嘩の片手間に殺される感じ。
おなじヤられるにしても、
もう少し敵を認識してあげてくださいよw

最後がちょっとだけ不満。
なんか追っ手を片付けたんで、もう安心!みたいな
終わらせ方だったけど、彼らは組織の下っ端を
やっつけただけで、双方のボスとか組織は健在。

せめて二人の超人的な活躍で
両組織の致命的な弱点をつかみ
それをネタに二人の自由を保証するとか
そこまで描写するんかな、と思っていたのだが・・。

結局この映画は、どこにでもいる夫婦が
乗り越えなければならない葛藤を
描いたもんなんだろうと思う。
そら、プロの暗殺者がどこにでもいるわきゃないが
映画なんで、馬鹿馬鹿しい事情を挟みつつ、

妻には妻の事情があり旦那には旦那の事情がある。
だましあい、聞いたフリ、聞こえないフリ。
時には全幅に信頼して、時には疑い
派手に喧嘩して。でもまあ、できる限り
譲れる所は譲りながら、別れるよりは
もう少しだけ二人でがんばってみよーって
そんな世の夫婦への応援歌を作りたかったんだと思う。

「スミス」という姓は、英語圏では「ありがちな名前」
として有名らしく、山田や鈴木みたいなもので
つまりは、どこにでもいる夫婦ってこと。
(ジョンもジェーンも太郎や花子レベルらしい)

でもやっぱりその辺は「ハリウッド映画」なんで
テレ隠しもあってか、バリバリドカーンと
派手なエフェクトも。



そう思えば、組織とか、話のココがおかしいとか
あげつらうの意味はない。
この映画は、暴力で話を解決するアクション映画では
なくて、
仮面夫婦が壮絶な夫婦喧嘩の後
洗いざらい吐き出し、そしてホントの夫婦になる−
夫婦愛を語るファンタジー映画なのだった。

作品情報 - Mr.&Mrs.スミス
ジャンル : アクション
製作年 : 2005年
製作国 : アメリカ
配給 : 東宝東和
監督 : ダグ・リーマン
出演 : ブラッド・ピット
アンジェリーナ・ジョリー
ヴィンス・ヴォーン
アダム・ブロディ
ケリー・ワシントン

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仲直り後、戦いながらこれまでの
内情を暴露合戦するシーン。

ブラピは自慢半分、懺悔半分で
アンジェリーナに告白する。

ブ「これまで何人くらい処理してきた?」
ア「さあ、いちいち数えていないわ」
ブ「まあ、お互い、言いたくないだろうけど
  俺はこれまで80人くらいか」
ア「私は240人・・」

「240」という数字を聞いた時の
ブラピの顔がみもの。
ブラピエージェントは、
俺(男性)の方が、仕事ができる、と
絶対に心のどこかで思っていたハズ。
明らかにジブンの方が多く殺している=有能だ
という思いをもって質問したに違いない。

フフン♪ってな顔で告白する
アンジェリーナ姉さん。
カッコイイです。
posted by PON at 21:00| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画(マ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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