2010年12月03日

GANTZ(アニメ版)

「GANTZ(アニメ版)」

妻がマンガ喫茶で読みふけった作品。
彼女にしては珍しい分野だなあと
なかば傍観していたのですが・・

ヤンジャン(集英社系)連載の漫画だし、
作者の前作「変」って漫画は
なんか好きになれなかったし、
なにより自分がヤンジャン斜め読みしたときには
もうだいぶ話が進んでしまっていて
いつも「皮ボンテージ着た連中が
怪しげな連中と戦っているなあ・・」
くらいの認識しかなかったもので。

このたび、嵐の「二宮」氏と「松山ケンイチ」の
ダブル主役、前編後編で映画化するらしく
その流れもあって、取り急ぎDVD版を観賞しました。

・・すみません。面白いです。
SFフレーバーのバトルロワイヤルってな
感じでしょうか。

新しい朝が来たッ 希望の朝ぁ〜。

あらすぢ
 主人公玄野計は地下鉄のホームで小学生時代の
親友加藤勝を見かける。正義感の強い加藤は
線路上に落ちたホームレスを助けようとするが、
助けに入った玄野と共に、進入してきた電車に
轢かれ死んでしまう。
 次の瞬間、彼らはマンションの一室にいた。
そこには、同じ様に死んだはずの人々が集められ
ていた。部屋の中央にある謎の大きな黒い球。
彼らは、その「ガンツ」と呼ばれる球に、
星人を「やっつける」ように指示され、
別の場所へと転送されていく。
謎の物体「ガンツ」に集められた死んだはずの
人々は理由もわからないまま、謎の星人と
戦わなくてはいけない。

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第一話〜第五話まで観賞済み

第1期  ねぎ星人篇
1 新しい朝が来た
2 人間じゃねぇ
3 計ちゃん、すっげえ
4 それぢわ、ちいてんをはじぬる
5 っていうことは、あの時

自分は死んだらしいのに・・
ドコここ?
なんで戦うの?
誰と戦うの?
こんなことしてナンになるの?

そういったフツーに浮かぶ当然の「疑問」が
すべて吹き飛ぶ。
不条理もここに極まれりといった感。

だって、初回のターゲットは「ねぎ星人」
特徴:つよい、くさい
すきなもの:ねぎ、友情
口ぐせ:「ねぎだけでじゅうぶんですЪ」

negijr.jpg

「ねぎ星人(小)」のか弱さと気色悪さ。
おもわずイヂメたくなってしまう、
「いじめられっ子」オーラ全開。
なんだかんだいっても常日頃、
「いじめられっ子」よりも「いじめっ子」
の気持ちの方を多く持ちがちな我らであるが
そのイヤらしい傾向がモロにでる。

A)よくワカランが倒せば自分は助かるらしい
B)自分らはスゴイ武器を持ってしまっている
C)相手は弱そう
D)しかもキショク悪い

これだけ相手を傷つけるための「自己正当化材料」が
そろっていれば・・あとはヤルのみだ。
それだけに「加藤茶(笑)」(→加藤勝の通称)が
「偽善者」呼ばわりされるのも仕方ないと思う。
ストーリー上、彼の誠意(涙)が
「ねぎ星人(大)」に通じれば
この話は「ガンツ」ではなくて「ナウシカ」だし
伝わらないからこそ「ガンツ」ワールドなんだろう。

それとガンツ(という漫画の)の「人をくった」
世界構成に非常に惹かれるものがある。例えば・・

A)見かけにそぐわず強敵なんだが
  思わず脱力、油断しそうなターゲット設定
B)ガンツの指示が文字習いたての子供みたい
  (マザーの土星さんに通じるものがある)
C)(そしてなにより)ヒロインが”巨乳

(我が敬愛なるIMEは「きょにゅう」に対して
「居乳」なる文字を充ててきた。
 居座った乳とは一体ナンなのか?怖いぞ)

gantz2.jpg
巨乳・・

そのままだとあまりに殺伐とした話に
なってしまうことを危惧してなんだろうけど
漫画という原点に立ち返ってか
結構細かいところで笑いを取りにゆこうとする
姿勢がステキ。しかもその姿勢すら独特の
世界観をかもし出す材料にしているところもヨイ。

たとえば「採点シーン」
ガンツワールドに召還された面々に何故か「犬」がいる。
特殊能力を期待したい所だが、単なる犬である。
(一応、バター犬らしい)
まいどの採点では犬に0点。
コメント:やるき感じられづ
     ベロ出しすぎ
そんなこといったって犬なんだからさあ(笑)
召還したのは黒の球体(ガンツ)だろうに。
ganz3.jpg

ま、そんなわけで殺伐とした世界観に
巨乳と小ねたのギャグは結構嬉しい。



巨乳巨乳と連呼してしまったワケだが。
「ねぎぃ ねぎあげますから〜」
「二個で十分ですよぉ〜」


今後のストーリー展開にあわせ、
ドラゴンボールのように
特定キャラが死んだだの生き返らせるだの、
デスノートのように後付け条件設定が
次々とでてきたりと大変な様相ですが
楽しみたいと思います。



絵柄も、そんな辺りも非常にゲーム感覚。今風。
巨乳(←まだ書いてる)

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原作:奥浩哉 (掲載:週刊ヤングジャンプ 出版:集英社)
監督:板野一郎
シリーズ構成・脚本:十川誠志
キャラクターデザイン:恩田尚之

OP曲:「SUPER SHOOTER」 RIP SLYME
ED曲:「Last Kiss」 BONNIE PINK
【声優】
玄野計:浪川大輔
加藤勝:大里雅史
岸本恵:生天目仁美
西丈一郎:矢部雅史
杉原亮太:小林由美子

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posted by PON at 21:00| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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