2011年12月09日

うる星やつら 「映画版」 その1

「うる星やつら 「映画版」 その1」

このブログははじめてから早6年。
あーじゃねー、こうじゃねーと
高みから好き勝手述べさせてもらってますけども
実は結構避けてきた分野がありまして。

80年代アニメです。

自らが「オタク」であると完全認識されるのが嫌だから、
なんていうのは・・今更なんでどうでもいいのですが
書くとするなら、気合を入れて書きたいと
思うフシがあるようです。

ところが、このたび唐突に思い立ちまして
この辺の分野も、気合なぞ入れずに
いつもの通り書き散らすこととしました。
いわゆる「聖域なき改革って奴」ですな。
ぜんぜん違いますが。

で、「うる星やつら

自分はアニメ版の方が好きでした。
何にも知らないガキだったんで
このアニメから、様々な世界へ続く
「導線」をもらった気がする。
それこそ音楽、哲学、軍事、思想、落語、
演劇、寺沢修司など・・あくまで「導線」として。

「うる星やつら」なんて古くさいアニメ
知らない世代も増えてきているだろうな。
アニメの放映は1981〜86年くらい
だったかな。自分が好きだったのは
絵柄も話も安定した後半(150話以降)の
ほうでした。

音楽に関して言えば、有名な
「あんまりソワソワしないで〜」は
さすがに正面から聞くには恥ずかし過ぎて
今も昔もノウサンキューですが
アニメのBGMは、場面によって
明るいのから不気味系、POP(大騒動)
そしてローマンスにいたるまで多岐にわたり
デジタルシンセサイザーやシンフォニー
果ては大正琴による演奏なんかまでありました。

今でも時々、テレビバラエティーなんかで
唐突にうる星のBGMが使われることがありまして
昔ほどではありませんが、反応するPONです。

さて、テレビ版を語り始めると一話一話解説
できるくらいですが(すんませんウソです。
せめて全218話のうちの三分の一くらい)
長すぎですんで映画だけにします。
しかもダラダラ話。資料性ゼロ。

「うる星やつら  オンリー・ユー」
「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」
「うる星やつら3 リメンバー・マイ・ラヴ」
「うる星やつら4 ラム・ザ・フォーエヴァー」
「うる星やつら  完結編」


映画版と申しましても以上のように5つほど存在。
オンリー・ユー以外はどれも映画館で観たくらい
ですから、やっぱうる星やつらが好きだったんですな。
しかしながら、IMEよ。
「うる星」を「売る性」と変換するのは
いいかげんやめていただきたい。
 
【うる星やつら オンリー・ユー】
PONがうる星の映画をはじめて観たのは
この次の「ビューティフル・ドリーマー」でありまして
その世界観に圧倒されたものです。
だったら劇場版第一作もさぞオモロイことだろう・・と。

多分TVの放送で観たんだと思うけれども、
現在に至るまで、あん時一回しか観た記憶が
無いんで、まあPONの中では第一作は
そんなもんなんだろーということで
その点はお察しください。

作者の高橋留美子氏はこの映画を気に入ったそう。
彼女こそが「うる星」世界創造神であり
その彼女が面白いというのですから
神がイメージするうる星に一番マッチして
いるんでしょう。
(犬夜叉以降の高橋作品は、まったく読んでいないけど
 実はあの人のギャグセンというか漫画のセンスは
 意外に低いと思ってます。
 自分としてはピークはめぞん一刻だと。)

【うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー】
今は無き地方映画館の最終上映回で
悪友(もちろん男性)と二人で観にいきました。
自分らが入館しなければ、映画館の人たちは
残業なしで帰れたと思われ、非常にアンウェルカムな
雰囲気で映画館入りしたことを覚えております。

今とは比べ物にならないくらい
夜が早かった当時のこと
(田舎町であることをさっぴいても
 観劇後に、駅への商店街で誰ともすれ違わなかった!)
夜のシーンが多かったこの作品とイメージが
被り、非常に思い出深い作品であります。

同時上映が「すかんぴんウォーク」
主役はこの映画で颯爽とデビューした
吉川晃司デスよ。広島から単身上京
なぜか泳いで東京湾に上陸するシーンがあったような。
ゴジラかあんたは。

さて、肝心の映画の話にはぜんぜん進めませんが
それはまた別の機会に譲るとしまして
「ビューティフル・ドリーマー」は音楽について
触れるだけにします。
サントラのCDを未だに持ってますが担当は「星勝」氏。
壮大なオーケストラ調の「メインテーマ」をはじめ
サクラさんと温泉が友引高校の変異について
語るシーンにかかるピアノ曲や、崩壊した友引町で
サバイバル生活をエンジョイしまくるときに流れる曲など。
挿入曲「ラメ色ドリーム」も早すぎた迷曲だ。

それとサントラには収録されていないけれど
お好み焼き屋「じぱんぐ」で流れるは
時代遅れの酒場」。
引きこもった教師「温泉マーク」の部屋で流れるのは
「ふたたびの」

たぶん、押井監督のシュミなんだろうな。
このうち「時代遅れの酒場」は
高倉健、加藤登紀子の名曲なんだけど
昔、あるカラオケのアニソン分野に
この「時代遅れの酒場」が分類わけされていたのを
発見。判っている人もいるんだなあと感心した覚えがある。
しかし実は一瞬使われていた
さっちゃんの「ふたたびの」は
このアニソンジャンルに入っていなかったんで
思い出したら入れてあげてください。関係者の方。

さて、長くなるので次に続けます。
・うる星やつら3 リメンバー・マイ・ラヴ
・うる星やつら4 ラム・ザ・フォーエヴァー
・うる星やつら  完結編

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posted by PON at 21:00| 神奈川 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>白くじら様

これはこれは。こんばんは。
お元気でしたか?PONであります。

>「オンリー・ユー」は劇場で観ましたよ。
>当時はよく笑っていたものです。
>(^^; 今観るとどうかは微妙ですけど。
時代が笑わせると申しますか
その時代、その年齢だったからこそ
楽しめることってあるんですよね〜。

ジブンも正直なところ、当時は当たり前に思い
なんのギモンも感じなかった、ラムのビキニ姿
や、そもそも「うる星やつら」という題名
そのものに、今や恥ずかしさを覚えます。
いい歳なんですけれど(いい歳だからかな)

>劇場版ということで、かなりスケールの
>大きな作品でしたね。
なんかで読んだことがありますが、押井監督は
当時の若手に劇場版を任せ、TV版に忙殺されて
いたんですが、ある日ふと気になって現場に
行ってみたら、コレダケシカデキテイナイノ?
というとんでもない状況だったらしく
急遽TV版を離れ、オンリーユーをなんとか
見られる状態に無理やり仕立てたそうです。
(そのしわ寄せで当時のTV版は何回も
 「総集編」の放映でごまかしたようですね)

>「うるぼしやつら」と言われたのが
ほほう。ナウシカも出始めの頃ラジオで
ラジオネームで使ったリスナーがいて
DJが知らなかったようで?
「ナウいシカですかね?」なんて
余計なコメントしたのを思い出しました。

また、コメントくださいね。では。
Posted by PON at 2011年12月14日 19:24
こんばんは。

懐かしいですねぇ。
「オンリー・ユー」は劇場で観ましたよ。
当時はよく笑っていたものです。(^^; 今観るとどうかは微妙ですけど。

劇場版ということで、かなりスケールの大きな作品でしたね。

そういえば、「ふーんだ」の後、エルが引き戻されたのが謎です。(^^;

この上映当時は、まだ知名度が低かったのが、TVの映画紹介コーナーで「うるぼしやつら」と言われたのが悲しかったです。なんともはや。
Posted by 白くじら at 2011年12月11日 00:38
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