2011年01月15日

「被差別部落の青春」角岡伸彦

「被差別部落の青春」 (講談社文庫) 角岡伸彦 著

部落問題ってのも根が深く、こんなところで
さもしったかの様に話すのもどうかと思うが
一方で同和問題をメシの種にして捕まっている
人間もいたり・・。

皆が自然に忘れてゆくしかないのかな。
でも、一見、貧富の差が見難くなってきている昨今
他者より優越感を感じたければ
馬鹿にする存在を作り出さないといけない。
つくづくショウもない心根だけど
そんなヤツが居る限り、差別対象は無くならない。

あらすぢ
「おもろい奴も、笑える話もあるで」
部落差別はまだまだ厳しいという悲観論があり、
一方で楽観論もある。その「間」はどうなって
いるのだろう。普段は気にしないが、ある場面で
差別にぶつかる。そんな人々の日常を書きたいと
思った――。丹念な取材を通して語る結婚、
ムラの暮らし、教育。しなやかな視線で
「差別と被差別の現在」に迫るルポ。

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同和問題はなるたけ避けて通ってきた
(自分自身、それほど詳しくないままでいた方が
 「差別」そのもの過去のモノになってゆくでしょ?)
が、この本で1950〜80年代の
部落と呼ばれるコミュニティの歴史や文化が
学べてとても興味深かった。

1960年代の部落の生活って、要は
漫画の「じゃりん子チエ」的な世界だった様子。
(別に大阪が全部そう、と書いている
 ワケでは有りません)

部落の中から高等教育を受けた人々が
先生になったり、それなりの役職についたりして
これではいけない、と学校の整備や
住宅の改善なんかを、次々と推し進めていった
歴史があったことには感心。
今ではバラック小屋も団地などに改築され
もと部落と知らずに引っ越してきて
数十年も暮らしている家もあるくらいで
言われなければ(知らなければ)
だれも気がつかなくなって来ている。

それにPONが住む関東地方なんて
西の人間から見れば全部田舎者なんだろうし
個人的には、全部、部落のようなもんだと
思っているからあ。
今更差別する対象なぞいらんよ。



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posted by PON at 21:00| 神奈川 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 読書(社会) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>サンダース様

>うち近くの元部落らしいところは、
>他の地域よりやたらインフラ整ってて、
>まぶしいほど。
そういった話も聞きますね。
京都とか西日本の役所には
同和出身の方専用採用枠もあるとか。

アメリカで黒人差別をなくそうと
行政が乗り出したら、今度は逆に
白人弱者が生まれてしまったなんて
聞いたことがあります。
黒人だろうと、白人だろうと
生活能力に欠ける人はある一定数いるって
当たり前の話なんですけど。

対中国のODAなんかもそうだけど
制度がそろそろ実態とそぐわなくなって
きているんじゃないか?
そんな気もしますね。一部には。

>同和差別なんか、ホントにあるの?
若い世代にはだいぶ差別意識が
なくなってきてはいるようです。
逆に同和教育をすることで、差別を
知らなかった世代が悪い風に
知ってしまうなんて事態も。
結局は人の「心」次第なんですがね。
Posted by PON at 2011年01月24日 12:51
うち近くの元部落らしいところは、
他の地域よりやたらインフラ整ってて、まぶしいほど。

同和差別なんか、ホントにあるの?
Posted by サンダース at 2011年01月16日 23:01
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