まあ、宝島社文庫だからね。
シンプルでよろしいのではないでしょうか。
主人公の友人で米海兵隊所属(中東系)の
男が言う。
「宗教は人間に災いだけをもたらすもので
ある気がする。世界の大部分の戦争は
宗教がらみだ。人間に平和をもたらすものは
政治なのかもしれない」
ちなみにその友人は中東系だが「無神論者」
そんな設定の彼が
「人間に平和をもたらすものは
政治なのかもしれない」
という言葉を言うのは少々突飛すぎな気がした。
それはあなた(作者)の持論だろーに。
<あらすぢ>
9・11後の世界では、いつどこで何が起こって
も不思議ではない。スパイ天国と言われ、
現実 にアルカイダのメンバーが暗躍する日本。
その 首都・東京の中心、新宿の都庁が突然
襲われた。
爆破、占拠、ヘリ撃墜、SAT隊全滅、崩壊する南棟…
そして次々に出される恐るべき要求。
そのとき、都知事や首相は、どう対処するのか。
やがて巨大なサリン噴霧器と化す都庁。
この悪夢のシナリオを描いたのは誰か。
その真の狙い は? 浮かび上がる意外な真実…。
テロの危機を訴える、
サントリーミステリー大賞作家渾身の
ハード・シミュレーション・ノベルの文庫化。
著者(高嶋哲夫氏)より
過激な題名で、内容もハードですが、それだけではなく
親子の愛情、友との友情、人間としての使命…を扱った
心温まる (???) お話なんです。まだの方は、
ぜひ、この 文庫で読んでみてください。
僕の書くものは科学的なもの が多いため、
難しそうと、よく言われますが、決してそんなことは
ありません。とくにこの本は、一気に読める
エンターテインメントです。どうぞご一読ください。
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これ、主人公は本郷じゃなくって「東京都知事」だね。
実在の政治家を当てはめて楽しむのも良いかと。
彼らにそれだけの行動力があるかどうかは
この際置いておいて。
それと驚くべきはこの小説、911テロの後
4ヶ月して刊行されたらしい。
道理で。小説全体に
「あれだけの事があったんだから、この際、これ以上
世の中で何があっても驚かないよオレは」
的な空気があふれている。
何だかんだ言っても、あの惨劇から
もう10年近くが経過しようとしている今より
もっとタガが外れまくった世界のようだ。
抜群に頭の切れる、でも一本切れちゃった男が
余計なお世話から日本でテロを起こし
現場は奮闘するも政治に足を引っ張られ
市民に犠牲者が続出。
アメリカも味方とはいえない
この国の危機管理体制はどうなっているのか?
政治が機能していないとか、
万事、金で物事を解決してきたツケがここへ来て・・
とかなんとか。
国民は平和ボケで若者は全部バカ。
最後は主人公(だいたいは自衛隊か警察退職者)
とその仲間たちがダイハード。
尊い犠牲があって終了
まあ、ごくごく順当な
ポリティカル戦争テロシミュレーション小説?
特にひねった所もなく。
せいぜいテロリストのボスは実は・・・で
部下たちは・・・が出身母体だったところか。
「イスラム過激派の自爆テロならば要求などない。
自爆こそが意思表示のはずだ。ジハードなんだ」
主人公とテロの首魁が討論する。
「−初めて意見があったな。政治家どもは決して
自らの手を汚さない・・」
「日本人はもっとアラブの世界を知るべきだった・・」
「テロリストにあるのは憎しみだけだ−」
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