ロートルオタクの思い出話です。
「うる星やつら」。興味ない方は
スルーでおっけーです。どうぞっ。
・うる星やつら3 リメンバー・マイ・ラヴ
・うる星やつら4 ラム・ザ・フォーエヴァー
・うる星やつら 完結編
【うる星やつら3 リメンバー・マイ・ラヴ】
前作「うる星やつら2」が異様に面白かったのと
「うる星やつら」の基本フォーマットさえ守れば
なんでも好きな表現が可能である、と
製作者側もファンも認識した頃の作品。
映画パート3ができるとなれば
そりゃ劇場に駆けつけますわ。
前作で押井監督がうる星を降板してしまったので
大丈夫かなぁとゆー一抹の不安のなかで鑑賞。
前作の「うる星2」が不思議な評判を受けた為
「文芸作品」風に不条理仕立てにすることが
うる星映画シリーズには必要・・と
製作者側がヘンに勘違いしてしまったきらいがある。
「こんなアニメまんがにこだわっていないで
さっさと現実世界に戻れよ!あんたら。
ここ(アニメオタク界)は、そういつまでも
いるところじゃないぞ」
・・というメッセージが根底に流れる作品。
エヴァンゲリオンでも語られたことだ。
話はイマイチだったけど
音楽はそこそこ良かったと思う。
主担当はミッキー吉野とタケカワユキヒデ。
ゴダイゴペアである。コダイコではない。
ステファニー(←誰?)が歌うOP曲
「ボーン・トゥ・ビー・フリー」と
「リメンバー・マイ・ラブ」が良かった。
OP曲がムリヤリ盛り上げ、
そしてED曲がムリヤリ感動に持っていった。
彩色がPOPでカラフル。なんかピンクなイメージ。
あたるがピンクのカバになってしまったからか?
【うる星やつら4 ラム・ザ・フォーエヴァー】
あれ?「うる星」ってあんなだったっけぇ?
「うる星やつら3」を観て、なんかイマイチ感が
拭いきれなかった自分は、もう一回だけ、とばかりに
またまた劇場へ。
「3」も「4」も監督は「やまざきかずお」氏だったと思う。
彼は「押井守」監督がうる星に見切りをつけて
いなくなった後に、うる星アニメを引っ張った人なんだけど
この監督のヘンなライバル心みたいのが感じられた。
3にもいえることだけど、うる星映画は
「不可思議で、理不尽で、なんでもあり」であり
それがウケるならば・・オレならこう創るよ?みたいな。
んで、続けて失敗。
今度のテーマは「町が見る夢」。
リアルタイムPONが中学生くらいだったときの
作品だったと思いますが、厨房の自分ですら
呆れたシーンがありました。
解る方だけ伝わってくれればヨイのですが・・
ラムが失踪し、友引町が(いつも以上に)理不尽化する。
急遽、住人(登場人物)を高校の体育館に集め
面堂終太郎が得々と説明するにはですね〜。
うる星ワールドが非常識なのは、
非常識な存在(=宇宙人)である「ラム」が
いるからであって、このたび友引町が自我を
持ったため、邪魔(=常識的な生活をおくれない主因)
である「ラム」を排除したんだそうです。
この理屈わかります?
自分にはぜんぜん解りません。
なんで?とか「町が自我」?とか
当然のギモンが沸き起こりますが
そういうストーリーなんですから仕方ない・・と
無理に納得しました。ソコまでは。
けど、ラム以外の宇宙人やら妖怪やらは排除されずに
健在なんです。
当然、地球在住宇宙人の代表として「ランちゃん」が
ソボクすぎる疑問を終太郎にぶつけます・・
「あら、だったらランちゃんだって同じよ?」
終太郎に代わり壇上のサクラ先生が回答する。
「うむ、より象徴的という意味で
ラムなのであろうな・・」
さくらさん、その言い訳は苦しすぎ。
とにかく暗くて重くて「青白い」イメージだけが残る映画。
音楽としては松永夏代子が歌うED「メランコリーの軌跡」
玉置浩二作曲。アンニュイな歌で好きでした。
【うる星やつら 完結編】
同時上映、めぞん一刻完結編の「ついで」に観たんで。
画も話も原作に忠実。特に語ることもなく。
EDの歌はアイドル路線。ソコはめぞん完結編と同様。
うーーん。最後の80年代。ま、そんだけ。
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あ、いま気が付いたんだけど
・うる星やつら オンリーユー :春
・うる星やつら2 ビューティフルドリーマー:夏
・うる星やつら3 リメンバー・マイ・ラヴ :秋
・うる星やつら4 ラム・ザ・フォーエヴァー:冬
のイメージで作られたのか?
2が夏だから3・4は後付け設定な気もするが。