PONの身内には
地方公務員(人によっては権力の犬ともいう・・)がいます。
彼が新米だった頃の話。
深夜、閉まっているスーパーで
赤外線センサーになにか引っかかったそう。
「侵入者かも知れないんでお巡りさん来てくださいよ」と
警備会社のガードマンから通報があったとか。
あんたらもプロじゃん・・そう思いながらも
一般市民から通報があったからには
出動しないわけにはいけません。
当直だった彼は後輩と出動したそうです。
「お巡りさん先行ってくださいよ」
「なんで?」
「だって怖いじゃないですか」
「あのね・・・」
結論を言うと「ねずみ」の仕業だったようで
結局、何事もなく終わったのですが
懐中電灯片手に店内を見回りしている時
後輩がなにげにつぶやいたそうです。
「SFやホラー映画だったりしたら
真っ先に殺される役ですよね?僕ら」
後輩・・
グッジョブ!
なんて素敵なんだキミは。(PONは会った事ないが)
是非とも立派な警官になってください。
さーてここからマニア空間に突入しますんで
わかる人にだけお話します。
昭和ガメラシリーズと呼ばれる作品群の中で
「ガメラ対大悪獣ギロン」
という作品があります。
文明進んでるくせに宇宙人は「カニバリズム」とか
包丁をモチーフにした大悪獣ギロンとか
そもそもなんだよ「大悪獣」って?とか
まあ、例によってツッコミどころ満載ですが
最初から子供向けとして製作された映画なんでOKです。
(PONも大好きな映画でした。)
What’s ギロン?↓
http://www.urban.ne.jp/home/ubik/cinema/cinema537.html
生意気な「明夫」くんと日本語つたない「トム」くんが
よせばいいのに無人コントロールの円盤(懐かしい表現!)に
乗ってしまったがために、第十惑星に拉致監禁。
怪獣に追いかけられるわ、
宇宙人に喰われそうになるわ、
怪獣バトルを砂かぶり席で見ることになるわ、
というのがあらすぢ。
のんきに連れ去られたパッパラ兄貴達と違い、
慎重に行動したがゆえに地球に残された、
しっかりモノの妹は、両親に兄貴達の惨劇(笑)を
訴えますが、トーゼン、大人たちは子供の
夢物語としてまったく取り合ってくれません。
けれども大村昆(おおむらこん)氏の演じる
町のやさしいお巡りさん
(通称「こんちゃん」、子供達にもそう呼ばれている)だけは
幼い彼女の言うことを真剣に聴いてあげて
大人達に掛け合ってくれるのです。
幼い頃、PONと一緒にこの映画を見ていた彼は
「僕はああいうお巡りさんになりたい」と言ってました。
本人はとっくに忘れているかもしれませんが。
PONは思います。
その気持ちがスタート地点である限り、
彼は「どうしようもない」官警とは無縁でいられるでしょう。
まあ、現実世界で
宇宙人やらゾンビやらの脅威を訴える警官がいたら
私もさすがに引きますが(笑)
************************
管理人モチーベーション維持のため
クリックしていただけますと助かります!
↓ ↓ ↓
大村昆氏を知らない方は、オロナミンCの黒ぶち眼鏡の人
ってことで。えっ?ヨン様じゃねーってばよ。
ご来店有難うございます。
こちらこそ
今後もよろしくお願いします!
トラックバックありがとうございました。
ガメラシリーズにコメントはあってもトラックバックは初めてだったのでびっくりでした。
最初から「大悪獣」だなんて名付けられているギロンのデザインは数ある大映怪獣の中でも群を抜いていましたね。
昔の駐在さんはこんちゃんみたいな感じのイメージがありましたねぇ、ホントに周囲の人たちと密接に接して親身になってくれるお巡りさん。よかったですねぇ。
余談:彼の背後に見えている3億円強奪犯人の似顔絵…時代を感じさせる1品でした。
ではでは、今後ともよろしくお願い致します。