2005年02月10日

竹中半兵衛

ブログ始めて早1.5ヶ月
ようやく出ますよ戦国ネタ

先に予防線を張って置きますが、
PONは「古文書」が読めるわけではありませんので
主なニュースソースは
・戦国シミュレーションの雄、コーエーが発行している
 SLGゲーム攻略本各種
「学研・戦国群像シリーズ」
隆慶一郎先生他、司馬遼太郎、池波正太郎の文庫
PHP文庫歴史人物シリーズ
というような、いたって可愛いものです。
特に「シブサワ コウ※1」監修の攻略本(覇王伝事典とか!)は
学生時代に読み倒しました。今でも大好きです。

※1.シブサワコウ氏とはコーエーの歴代歴史ゲームを監督する
   永らく正体不明の人物でしたが、大方の予想通り
   やっぱりコーエーの創業者であることが判明。

もちろん学者でもございませんので
今後、年代などをはじめとする細かい間違いが
出てくるでしょうが、まああまり気にしないでください。
そういう時は自分で調べることを促すことで 
読者の自主性をはぐくむワケです。本当です。

・・で「竹中は反米」←IMEが勝手に変換しました。
もとい、「竹中半兵衛」殿。
草履取りから破竹の大出世を遂げた、豊臣秀吉
立身から前半分を支えたといわれる、半ば神格化した軍師です。
(後半戦を支えたのはもちろん「黒田官兵衛」

彼のエピソードは有名なのでたくさんありますが、
私が竹中氏から学んで、結構実社会で役に立っていることを
今日はひとつだけ。

ある軍と対峙していた秀吉軍にて
軍師として半兵衛は見回りをしていました。
この頃の「いくさ」は陣形が大変重要でしたが、
ある武将の部隊だけ妙に形がいびつで
全軍の弱点になってしまいそうなことに
瞬時に気がつきました。
戦国武将なんて皆ジャイアンです。
一部を除き、基本的に「自分は部下」と言うよりは
「協力してやっている」という気持ちでいっぱいの方々がほとんど。

およそ鎧姿が似合わない、ヤサオトコ系の半兵衛氏は
つーっと馬で、その武将の指揮する部隊前を通り過ぎ、
しばらくして、また戻ってきてから静かに言ったそうです。

「ただ今、全軍を見て参りましたが、やはり羽柴軍で一番
 お見事な統率は貴殿の部隊です。さすがでございますな。」

「・・こことここの武者達をこちらに移せば
 更に見栄えが良くなるかと存じますが
 まあそこまでしなくても良いでしょう。では。」

この武者さん、スグに部隊の陣形を直したのは
言うまでもありません。
半兵衛氏に乗せられていることに半分は気づきながらも。

「一流の軍師とはまず一流の心理学者でなければならない」
良い例だと感じました。
悪い言い方をするなら「人たらしの天才」

更には「褒めるときは人前で、叱るときは2人きりで」とか、
人間なんてモノ言い方ひとつで、
いくらでも好意、憎悪の分が変わってしまうんですよね。
怖いですが、事実です。
このテクニックは後輩にモノを教える場面でたまーに使用します。

いえね。最近、
「職場でスグに反感をかってしまう上司」について
改めて考える機会があったもので。
(ウチの職場ではありませんよ?)
説教くさくなってしまいました。

************************
管理人モチーベーション維持のため
クリックしていただけますと助かります!
  ↓ ↓ ↓
e8c67347.gif

「他人を褒める時は大きな声で、貶す時はより大きな声で」
かの有名なビッテンフェルト提督の名言ですが、
PONは小心者なんでこんなケンカは売れません(笑)

・・と、ここまでブログを書き連ね、
ふとヤフーのトピックスを見ますと、

<6カ国協議>北朝鮮が参加を留保 

「核兵器」保有も明言

既に国際社会では状況証拠から自明だったのかも知れません。
また、かの国特有の「はったり」かもしれません。
しかしこうして文字になって実際に報道されますと、
国際社会が急にネクストステージへ移行したように感じられ、
同時に冷戦の頃の獏とした不安が蘇ってきます。
サッカー勝たなければ良かったかな(苦笑)
posted by PON at 20:55| ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | 戦国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>竹中官兵衛 殿
はじめましてでござる。
当ブログ主宰、PONでござる。
以後よろしくお見知りおきのほどを・・

なんて書いていますと
かつてのログイン、忍者増田のように
なってしまいますのでこのくらいで。
いや、同好の士がいて感激であります。

>事の善悪をしっかり自分で見極め
>実行に移せるこんな「漢」になりたいもんです。
そうですね。
「漢」でありたいものです。
日々精進している「つもり」ですが
道なお遠し・・ですね。

「戦国ねた」はまたおいおい書いていきます。
おそらく「竹中官兵衛 」氏には
すべてご存知のねたばかりだと思いますが
お付き合いくだされば幸いです。
Posted by PON at 2005年12月15日 12:29
私もコーエー大好きです。
信長の野望にはハマリましたw

竹中半兵衛に関する本は4,5冊読みました。
半兵衛に関する資料はあまり残っておらず
信憑性に欠ける部分もありますが、
私が一番印象に残っているのは
信長の反対を押し切って黒田長政をかくまった話です。

官兵衛が荒木に監禁された時の話です。
知ってると思うので省略しますw

知略だけでなく、人情も兼ね備えた軍師って
最高にカッコイイと思いました。

事の善悪をしっかり自分で見極め
実行に移せるこんな「漢」になりたいもんです。



Posted by 竹中官兵衛 at 2005年12月14日 04:17
PONさん、TBありがとうございました。

ご紹介の逸話は半兵衛の軍師としての優れた資質を物語るものだと思います。

軍師というのは実際に献策が用いられて何ぼですから、献策の方法、タイミングをわきまえておかなければよい軍師とは言えません。

半兵衛が軍師として欠けていたのは自らの献策を十分に発揮できる時間だったのかもしれません。
Posted by o_sole_mio at 2005年05月22日 22:45
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック