矢野 絢也 (著)
先輩から借りた本。さすがに自分では買わない。
<あらすぢっつーか内容>
創価学会・公明党が恐れる、陰謀の全記録!
公明党の元国会議員3人が著者の自宅から
無理矢理持ち出した手帳。実は、その重要部分の
いくつかはコピーされていた。日本支配を目論む
創価学会のどす黒い野望!
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まえがき 池田大作名誉会長による独裁国家の建設
序章 私はなぜ創価学会に反旗を翻したか
第1章 黒い手帖の極秘メモ
第2章 手帖強奪
第3章 創価学会の卑劣な違法行為
第4章 カルト化する「池田教」
第5章 創価学会に完全支配される公明党
第6章 宗教政党の罪
第7章 池田名誉会長の野望
第8章 日本占領計画
作者は、某組織と喧嘩することになったから
身を守るため、仕方なくこんなこと(内情暴露)
をせざるを得なかっただけ。
自分を世に出させてくれたセンセイには
今でも感謝しているし、出来れば戻りたいのだ
というキモチありあり。
自業自得だと思うけど。
内ゲバで叩き合うのは勝手だがね。
各章のおどろおどろしいというか、
組織に対する悪意100%の中題は
おそらく矢野氏本人ではなくって
講談社の担当がつけたんだろう。
組織の立ち上がりの頃は、確かにカリスマを備えた
立派なリーダーだったのかもしれないが。
彼に限らず、たいていの人はオノレの器以上の
「なにか」を作り上げてしまうと、保身にはしり
その分、下に対して余裕というか鷹揚さを失う。
さらに大きな組織に取り込まれた人たちは・・
A)組織に裏切り者として報復を受けるのが
コワイのでカモフラージュで協力する人。
B)命令されなくても(上層部の意を
汲んでいるつもりで)積極的に協力する
お調子者や洗脳されている人。
C)自分が何をやっているのかすべて
判っているが「欲」のために協力する人
D)善意(思考停止)から組織に協力する人
E)その組織で生まれ育ったため、そこでしか
生きられない人
などに大別され、組織はなおも続く。
ああ、まったくもってどれも救われん。
この世は、自分のために無批判で動く人間を
たくさん抱えているヤツほど力を持つ。
上はホントに命令していないが、下っ端が
勝手に意を汲んで、上の不都合なことを
始末してくれる。命令していないんだから
バレても責任は取らない。
こんな力を持つ組織が、自己の存在意義を
反社会的な方向にむけはじめたら、どうなるか?
人間社会が「政教分離」を表明するようになったことは
人にしては珍しく有意義なことだと自分は信じている。
政治家にとって宗教票とはドーピング行為。
一時的には効果が高いが、やがて足腰が
ガタガタになる。その末路が今の野党。
「神は信じるが、宗教は信じない」と
ネット(2CH)で公言している人間が
いるけれども、むべなるかな。
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面白かったのは、K明党は組織の命令に
唯々諾々と従う一心同体なのかと思っていた。
その先入観は正しかったんだけども、
少なくとも、彼(矢野氏)が言うに、
自分が書記長をやっていたころは、ある程度、
距離があって、あまりにどうなの?な命令が
組織からあると、さすがにいったん保留にしたり、
先延ばしにしたりと、いろいろ抵抗もしたらしい。
しかしながら、やはり組織の命令は絶対なので
時期の違いだけで、結局実行したようだ。
イメージでいえば「組織」と「フロント企業」
いやこの場合「親会社」と「子会社」か。
書記長時代、ナニをどのようにどうしたか?
について、超メモ魔である矢野氏の手帳には
鬼のように記載されていたわけだが
組織の跳ね返りドモは、矢野氏の引退後
あれこれ理由をつけ、ぜんぶ回収してしまった。
それが書題の「黒い手帖」。