マスライでも取り上げたので
同じ原作者「福井晴敏」の
メジャーデビュー作
「Twelve Y.O.」
をご紹介。
<あらすぢ>
沖縄から米海兵隊が撤退した。
それは米国防総省が、
たった一人のテロリストに
屈服した瞬間だった。
テロリストの名は「12(トゥエルブ)」
最強のコンピュータウィルス
「アポトーシス2」と
謎の兵器「ウルマ」を使い、
米国防総省を脅迫しつづける
「12」の正体は?その真の目的は?
軍事ミステリーという分野?
作者自身も「ガンダム」世代で
別の方向性で自分なりの「ガンダム」を
書きたいとか本人も言っていた位だから
まあ「軍事」や「政府の陰謀話」とか好きで
もちろん「ガンダム」好きで
「亡国のイージス」は
なんや細かくは判らんけれども
それなりに感銘を受けることはできた・・
というPONのような人間ならお勧め。
(綾×レイのような
「組織に利用される、いたいけな美少女」が
好きな御仁もどうぞ)
なによりこの小説「Twelve Y.O.」は
「亡国のイージス」の前日譚なわけで
「亡国〜」を楽しみ、もっとこの世界に
ひたりたいぞッて方には
その流れでGO!でしょう。
常日頃から小説を沢山読む
いわゆる読書家がこれらを読んだ場合、
むやみに「軍事」関係のみ細かく
熱く書かれていたり、作品全体に
漂うゲーム・アニメ臭が
鼻につくかもしれないです。
作りこまれた映画だと思って鑑賞したら
よくできたRPGのデモムービーだった・・
見たいな。
この小説のあとがき?だったかで
この作家、実の処女作である
「川の深さは」の存在を知った。
この作品で第43回(1997年)江戸川乱歩賞に応募。
受賞こそのがしてしまったが、ある選考委員が
「川の深さは」を絶賛したため
福井氏が発奮。焼き直しをしたんだとか。
それが「Twelve Y.O.」
どんな高邁な理想実現が目的でも
「多少の犠牲は止むを得ない」
なんてほざいた時点で
大声で叫ぶ権利を失うと思いますが。
権力機構だって
結局は一般民の味方ではないし。
戦いは頼むから向こうでやってくれ。
講談社文庫
福井晴敏 本体 648円
2001/6 ISBN-4062731665
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亡国のイージスとかの世界が・・
実は「ローレライ」の世界から60年後、
だったりしたら面白いな。
>森博嗣の次に読んでみようか
>迷ってる作家だったりします。
「すべてがFになる」を当時「社割」で購入
しましたが、16進数がよく解ったような
解らなかったような・・そんな記憶しか
ありません。あしからずです。
>PONさんナイスタイミング。
いえ〜。褒められた。
むしろ読書家「るしは」氏の
福井作品の感想が聞きたい。
>TVで見た戦国自衛隊1549
ええ。もろ福井仕様です。
PONは未見ですがね〜。
森博嗣の次に読んでみようか迷ってる作家だったりします。
PONさんナイスタイミング。
どっかで彼の作品はみんな繋がってるみたいな記述を読んだ気が・・・(うろ覚え)
そいえばTVで見た戦国自衛隊1549(だっけ?年号もうろ覚えw)も福井がらみでしたっけ?
アレはちょっと物足りなかったなぁ。