2006年07月22日

踊れトスカーナ!

相方が選んできた映画群のうちの一本。
相方に言わせると
最近は「ミニシアター系」に
飢えているからなのだそう。

原題は「IL CICLONE」・・・「CICLONE」
お察しの通りサイクロンのことです。
「踊れトスカーナ!」は後付の邦題。
「Il Postino (イル・ポスティーノ)」が
ヒットしたからと言って
原題をそのままカタカナ語に
しなかったのは立派。
惜しむらくは、この映画の魅力を
果たして半分も表現できたでしょうかね?

トスカーナ地方

ilciclone.jpg

<あらすぢ>
イタリア、トスカーナ地方の
のどかな田舎町に住む主人公、
会計士レバンテの家に超美人フラメンコダンサーの
旅の一行が迷い込んでくる。今夜泊まるホテルは
キャンセルされ、途方に暮れる彼らに
一夜の宿を提供することになった一家だったが、
彼らも一筋縄ではいかない人物ばかりだった・・。

コレ、主人公レバンテを演じる
レオナルド・ピエラッチョーニ氏が
脚本、監督もこなしているんです。
結構、自分宣伝映画かもしんない。

レズビアンの妹、
ちょっと逝っちゃってる弟
離れに住んで、決して人前に
姿を見せない祖父
変わりモンばかりだがそれなりに
平凡に暮らす主人公の家に
突如襲った
「サイクロン」=「美人のフラメンコダンサー」
=カテリーナ

ってなワケです。

ストーリーは最後までなんのヒネリも無いし、
登場人物に現実感がないとか
まあ、余計なことは言うのは野暮。
イタリアの田舎風景と恋の展開を楽しむ!
それだけでオッケーです。
宅配ピザを注文して、ワインでも
飲みながら楽しく見るが良。

ヒロインの「カテリーナ」役
ロレーナ・フォルテーザ嬢がキレイで。
「上戸彩」に似ていると思った。
こっちの方は全然趣味じゃないが、
ロレーナ嬢はなんて情熱的な美人なんだろう。
日本人にないもの・・足かな、あとボデーライン。

ラテンの男が命を張るのは
「女」と「酒」にだけ

というのは解かる気がします。

踊れトスカーナ!.jpg

ネタバレになりますが
主人公が物語の最後に
故郷「トスカーナ」を離れる決意を祖父に伝えると
(祖父はひまわり畑の向こうの離れにいて
 決して姿を見せないのですが、意志の疎通は
 離れに向かって大声で叫ぶ(笑)方式)

祖父の粋?な返答が好きです。



踊れトスカーナ!(1996/93分)
IL CICLONE  イタリア映画

監督: レオナルド・ピエラッチョーニ
脚本: ジョヴァンニ・ヴェロネージ 、
    レオナルド・ピエラッチョーニ
撮影: ロベルト・フォルツァ
音楽: クラウディオ・グイデッティ
出演:
レバンテ(決起) … レオナルド・ピエラッチョーニ
カテリーナ … ロレーナ・フォルテーザ
セルバジャ(野性) … バルバラ・エンリーキ
リーベロ(自由) … マッシモ・チェッケリーニ

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posted by PON at 21:00| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画(ア行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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