いつもの突然ですが、学生時代に読んでいた
漫画について。つらつらと。
資料性はゼロなのは、もはやお約束ということで。
この人の代表作といえばやっぱコレ。
OVA化もした「県立地球防衛軍」
名前の通り「県立」の地球防衛軍。
部員不足で地方大会にも出られない
田舎高校の野球部員が、先生に命じられて
なぜか地球防衛に体を張る話。
【県立地球防衛軍】
・主人公(名前忘れた)武器は金属バット
・タダの大男、助久保。
・肩からミサイルを発射するインド人留学生
カーミサンチン(名前おぼえてた)
・紅一点、アキ子さん。
敵は「電柱組」。あ、説明要りますか?
材木問屋で、悪いことすれば家が壊れる
→家を建て直す必要→材木需要が増す
というリクツで、ご近所だけを中心に
悪事をもくろむ。悪事といっても、ただただ
近所メイワクなだけの怪人をどこからか連れてきては
ご近所が迷惑をこうむる・・ただそれだけ。
小規模で手作り感でいっぱいなショッカー?
【電柱組】
・若旦那(一応司令塔。でも実権はバラダギ様)
・悪の組織の女幹部、バラダギ様
・戦闘員(下っぱ1、下っぱ2、下っぱ3・・)
・怪人グリコーゲンX
→サクラ前線のニュースを見るたび思い出すなぁ
・怪人マッスル日本
・怪人正月仮面
ま、人は死にません。ギャグマンガですし
バラダギ様も下っぱも、実は防衛軍と同じ高校の生徒。
時給何百円で雇われている有様。
ほっといても実害ゼロなんだけど。
絵柄は、高橋留美子ちっくな美少女や
メカとかもしっかり描ける正統派?漫画家
だったんだけど、テンションが少々高く、
野郎の「スネ毛」やら、ただただ暑苦しいあぶら汗
とか・・要するにまあ、100年経っても
あだち充あたりが到達しそうにない要素満載。
てかそもそも小学生フレーバーだったんですよ。
それは今も変わっていない様子。
よせばいいのに、ワザワザ茶化す。
ワザワザどうしようもない設定、
無茶なキャラクターで漫画を描く。
私はこの路線ですが何か?ってな感じ。
雰囲気的には、トニーたけざきとか
ほりのぶゆきとか、悪ふざけに歯止めが利きません
なタイプ。
80年代POPでライトなラブコメを求める
当時の読者には、それは受けないよな。
(ちなみに、当ブログでは映画紹介など
「あらすじ」を「あらすぢ」と長年
書き続けていますが、実は安永作品の影響です)
「七代タタってゆるすまぢ」とか
「ぢょぎんぐの鬼」とかね。
そういうコネタ、ことばの選び方がどうにも
ツボでした、当時。
・・でマニアックすぎちゃって
漫画の王道からはずれて行きましたが
一定数のディープなマニアは残り
今も独自路線を歩んでおられるようです。
続いて連載開始したのが・・
「陸軍中野予備校」
これの影響で、PONにとってはかなり昔の映画
であるはずの「陸軍中野学校」を観てしまった。
「陸軍中野学校」そのものは昔の日本軍に
本当にあったスパイ養成学校。
戦闘訓練はもちろんのこと、場合によっては
外国に潜入するわけだから、流暢な英語、
スマートな身のこなし、マナーなども身につけた
紳士スパイを養成する機関。
鬼畜米英!英語は敵性語だといって野球用語を
ストライク→ヨシに言い換えよう!なんて発想しか
浮かばない、当時の一般的軍人からすれば
軟弱のかたまり、到底理解できない存在だったこと
でしょうな。
インテリジェンス(情報)を馬鹿にしてたと
思われていた旧軍にも、諜報を重んじる動きも
あったんだなーとか、当時の好奇心アンテナが
余計な方向にも向いたりもしましたが、
それはまあココではいいです。
で、そんあ「中野学校」があるなら、その「予備校」
があってもいいんじゃね?
ただその思いつきだけで6巻くらいまで連載して
しまったようです。いやはや。
・主人公 須藤大蔵(純粋培養。祖父のころからの
中野学校志望者。あまりに純粋で敗戦も知らぬまま
てってー的に鍛えられた男)
・愛犬 コバヤシ丸
あと忘れた。
ちなみに中野予備校出身者は、変装術にも長け
ているが実は簡単に見分けがつく。あまりにキビシイ
訓練を潜り抜けたため、白米(銀シャリ)を
見ただけで条件反射で泣いてしまうのだ。
長くなりました。この人の作品につきまして
もう少しだけ続けます。
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