2011年10月21日

海底人類アンチョビー 安永航一郎

「海底人類アンチョビー 安永航一郎」

漫画家、安永航一郎氏の作品について
つらつらと語るシリーズ第二弾。

「県立地球防衛軍」
「陸軍中野予備校」
と続きまして・・
海底人類アンチョビー

これまた題名からして人を嘗めてますが。
仕方ありません。この人の作風というか
もうポリシーですから。

一応、覚えている範囲であらすぢを
書きますと、ごく普通(この人の漫画に
「普通」は無いんですけど・・)の
父子家庭に生まれた主人公「新巻圭」。
豪快さんの父に、ある日突然
お前は「海底人類アンチョビー王国」の
王子なのだ!と宣言され、よく解らないまま
よく解らない世界が開けてゆく。

アンチョビー.jpg
一応、海のトリトンへのオマージュ?らしい。

この漫画でジブンが好きなのは2点。
海上自衛隊 特殊潜水隊員「鈴木地面」・・と
敵国「ホンダワラ王国」が技術の粋を
集めて製造した「海中戦艦モリアワセ号
(名称は不正確)

鈴木地面」とは、あのバサロ金メダリストの
ヒド過ぎる「もじり」であるが、
ジブンは安永氏のこういう小ネタが大好物でして。

確かにひとところ、子供の名前に「大地」を
つけまくる親が続出しました。
どうせ我が子の名前で世間にアピールしたいなら
「悪魔」なんかじゃなくて「地面」に
すればいいんだよな。反対もされないぞ多分。
それに差別はよくない。「地面」も「大地」も
同じ母なる地球である。

海中戦艦モリアワセ号」も書いときますか。
敵国「ホンダワラ」の切り札として登場したんだが
全長数百メートルの、見た目は巨大な船盛。
悪シュミなことに「女体盛り」であるので
船上には巨大な女性型ロボが横たわり
ロボの上には刺身やイセエビなど豪華な盛付。
この刺身(もちろん巨大)を投げつけて
外部に嫌がらせも出来る。

盛り合わせ号.gif
画像は借用しました。ごめんなさい。

船の移動は、船体下部から生えている
複数の「野郎の足」(8本だったか10本か?)
が行なう。安永作品であるので「スネ毛・剛毛」
は、もうマストアイテムである。

ホンダワラ王国はこの「モリアワセ号」で
アンチョビーではなく、地上世界征服にでる。
が・・このフネは乗り心地最悪で、乗組員に
船酔い続出。ゲ口ばっか。ゲロゲロ。
何より、自分たちで作ったわけではないので
船内に戦艦を操れるヤツがいないw
すべてこんな感じの漫画なので
あとはお察しください。

彼の漫画にしては珍しく、広げたフロシキを
丁寧にたたんで完結している。
一応、本当に一応だが、貴種流浪譚。

考えてみれば、かつては同じスゴイ科学を誇る王国で
あったのに、自国民ごと爆破してしまった
不思議の海のナディアのネモ船長(元国王)より
スチャラカで何も考えていないようにみえて
ちょっとは国の先を考え、地上社会との同化を選んだ
アンチョビー国王の方が立派だったかも。

ネモ船長とアンチョビー国王を比較するのも
ジブンくらいなものだろうが。

このほかにも書いていて頭が痛くなるが
「巨乳ハンター」
「頑丈人間スパルタカス」
「火星人刑事」
「青空にとおく酒浸り」

といった作品もある。
さすがに「頑丈人間スパルタカス」あたりから
読まなくなったけど。

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e8c67347.gif単発の掲載だったけど

やはり好きだったのが・・

実録ジオン体育大学
(サイバーコミックス、1990年016号)
・・この面白さは、口で説明するのもアホらしい。
しかし、安永ワールドのヂオン軍ならば「あり」。
宇宙で窒息しそうになってもでも我慢できるよう
水泳部のような特訓を。敗戦濃厚なヂオン軍で
戦争継続を希望するならば、MSなどではなく
体力で勝負で。
ならば、体育大学が脚光を浴びるのは常識なのだ。
Tシャツ、短パン、筋肉質
そして無駄に剛毛なスネ毛はここでも健在。

ゴジラ 対 盆栽娘
(THEゴジラCOMIC収録)
あんまり覚えていないけど、
「ゴジラ 対 ビオランテ」の向こうを張った「盆栽」
マッドサイエンティストが、わが娘を遺伝子レベルでとか
そういった軟弱ではなく、まるごと盆栽に移殖、
巨大化させたんじゃなかったっけ?

そしてこれまた安永ワールドなのだが、
「うをを、ゴジラがナンボのもんじぁ
 なにがアンギャーじゃ、こちとら人間どころか
 乙女のはじらいをすべて捨ててんのじゃい!!」
ヒロインは最終的にヤケクソになって大活躍。

あ・・あほですか。
posted by PON at 21:00| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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