この日だけは「日本人」を考えましょう。
次の日は忘れても結構です。
われら!日本人ですから。
来年以降「火垂るの墓」じゃなくて
「男たちのYAMAYO」になりそうだな。
夏休み特別地上波映画放映は。
************************
<あらすぢ>
陸上自衛隊で秘密裏に行われた人工磁場発生器の
実験中、神崎怜2尉(鈴木京香)の判断ミスから
大規模な暴走事故が発生する。
的場1佐(鹿賀丈史)率いる実験部隊は
時空の震動に呑み込まれ、460年前の戦国時代に
タイムスリップする。やがて、過去への過干渉が
原因と思われる虚数空間「ホール」が日本各地に出現。
一般市民には極秘にされたが、「ホール」は次第に
成長し、現代日本をじわじわ侵蝕し始めていた。
かつて的場が創設した特殊部隊Fユニットの
一員でありながら、今は居酒屋でしがない
雇われ店長の身に甘んじている、鹿島勇祐
(江口洋介)は、店に訪れた怜の口から真相を
聞かされる。時空の彼方に消えた的場たちを救い
現代の消失を食い止めるため、防衛庁はひそかに
二度目のタイムスリップを行う計画を進めており、
怜は誰よりも的場のことを知る鹿島に協力を
求めにきたのだ・・。
(公式HPより)
うーーん。一度見ればもういいや。
旧作(1979年版)との互換性はないようで。
サニー千葉(千葉真一)先生あっての
「戦国自衛隊」だったんだなあ。
軍事ロマンチシズムが多分に薫る映画。
戦国時代に興味のある人間は
なぜか現代兵器や第二次世界大戦にも
そのまま興味がある奴が多いから。
以下はネタバレです。
まず初めにアルファ隊、当初の森隊長(生瀬勝久)。
あなたは150%無駄死にです。
そこは命を書賭ける場面ではないでしょ?
朝廷よりの「織田家討伐」勅命は
唐突に思えたのだが、なんか前フリあったっけ?
劇中で虚数空間「ホール」のことを
「ディラックの海」とか
説明してくれたらどうしようか?と
余計な心配をしてしまいました。
オチには素直にやられましたね。
秀吉は見えていましたが。
斉藤道三(美濃のマムシ)はすげえな。
秀吉に相当する子供には
将来、海外出兵する場所には
気をつけて行ったほうがよいと
ひと言、言付けて欲しかった。
信長側のAH−1J ヒューイコブラが
アルファ隊のミサイルで撃墜されましたが
あれ、スティンガー(対空ミサイル)じゃなくて
カールグスタフ(対戦車ミサイル)に見えましたが
PONの気のせいでしょうか?
そういうこともできるのかな??
的場たちと入れ替わるようにして
現代にやってきた戦国時代の侍・七兵衛役で
北村一輝がゴジラ映画に続いて登場。
今回はあの怪優ぶりは影を潜めている。
ちょっと残念。
神崎怜2尉(鈴木京香)がなぜ居るのか
さっぱりわからない。
一応、今回の悪役「鹿賀丈史」の元恋人とか
そんな設定なのか。
的場という人物を鹿賀丈史が
演じていますが「的場浩司」も補佐役の
自衛隊員として出演しています。
現場は大混乱?
東京ガスのCM
「利休呼んでいい?」は
この映画に影響されたんだね?と
相方が申しておりました。そうかも?
ここまで自衛隊ばっかり
タイムスリップしてきては
いい加減、戦国時代の人間も
慣れるというものです。
本当に自衛隊ばっかりが来すぎ。
「XX村青年消防団」ご一行とかでも
たまにはいいのでは。
あのおバカ作家、志茂田×樹なんか
長島監督が率いる「東京読売巨人軍」を
関ヶ原の戦いにタイムスリップさせてますから。
させてどうしろ?というのでしょう。
退役していた主人公「鹿島」がオブザーバーとして
特別参加させられた理由は、彼の現役中に
的場(鹿賀丈史)が作製した攻略不能と言われる
演習シナリオD−3を攻略した唯一の人間である
という実績から、戦国時代で好き勝手している
的場という男の行動パターンが読めるだろう、
という上層部の配慮。上層部も超適当。
的場の母親でも連れて行ったほうが
よかったのではないか??
けれども、その攻略方法には少しニヤリとした。
ネット上でたまに「戦国自衛隊1945」と
カンチガイ(あるいはワザと?)
されている方もいらっしゃいますね。
年号もアナグラムといえなくもない。
大戦末期の1945年に陸上自衛隊の
小部隊がタイムスリップしてきても
一部では話題になるやも知れませんが
あの絶望的な戦況を変えることは
不可能でしょうなあ。むしろ敗戦後の
復興期にこそタイムスリップした自衛隊員の
歴史知識が役に立つかもしれません。
<参考資料>
1495年 コロンブスが北米襲来
伊豆の北条早雲が小田原平定
1459年 なんかありましたっけ?
1954年 ビキニ島水爆実験
青函連絡船洞爺丸沈没
(C) 2005 「戦国自衛隊1549」製作委員会
<コピー>
制限時間は74時間27分。
タイムスリップした
戦国の世で孤高の自衛官たちは、
日本消滅を目論む
信長の野望を
食い止めることができるのか?
<以上は公式HPより>
・・信長を標榜した「鹿賀丈史」は
べつに日本そのものの消滅までは
望んでいないだろ。
「信長の野望」・・映画宣伝マンは
この単語を使いたくって
しょうがなかったんだろうなぁ
製作年度 2005年
上映時間 119分
監督 手塚昌明
出演 江口洋介 鈴木京香 鹿賀丈史
北村一輝 綾瀬はるか
追記:先日のテレビ地上波で見たんですが
CMへの入り方、カット編集が稚拙でした。
************************
管理人モチーベーション維持のため
クリックしていただけますと助かります!
↓ ↓ ↓
スタートレックにも同じようなネタが
あったんですよ。
われらが英雄「カーク船長」は
惑星連邦宇宙軍大学で
「誰にも解けない」といわれる伝説の
シミュレータを宇宙でただ一人
解いてしまったという逸話を持つのですが
カーク船長の実行した解決法とは
そのシミュレータごとぶっ壊した!と
いうもの。
そして実はそれが正解!(苦笑)
宇宙では究極のところ、
目の前の問題を解決するために
どうしても手段を選ばないこともある。
その為には
「絶対にシミュレータ上で解決しよう」とする
その思い込みこそが間違っているのだよ
・・とかなんとか
そういうことを生徒に学ばせたかったらしい。
だから「ぶっ壊す」というのもある意味正解。
はじめまして。
いきなり鋭いところを突かれてしまい
返す言葉もありません。
>まず初めにアルファ隊、
>当初の森隊長(生瀬勝久)。
ほんとだ。「ロメオ」隊ですね。
申し訳ない。またお越しください。
見たんじゃないの?
>TBしちゃいました。
有難うございます。こちらからも
何点かさせていただきました。
>PONさんらしい切り口のレビュー
有難うございます?誉められたのかな?
そうですよね??
>信長の野望か(笑)絶対光栄ファンですね(笑)
はい。
それは当ブログ開始のころより
一貫してPONのテーマであります。
・・それにしても
「嶋大輔=ツッパる事が男のたった一つの勲章」も
太ったなあ・・
TBしちゃいました。
PONさんらしい切り口のレビューを楽しませていただきました。この映画、なかなか評判良くないのですが、私はそれでも真面目に記事にしちゃいましたよ。しかし色々なネタがあるもんですね。信長の野望か(笑)絶対光栄ファンですね(笑)