2006年11月27日

世界への「発言力」とは結局のところ、
いかに他国へ圧力をかけられるか?
でありまして、ありていに申せば「軍事力」。

なかでも、国家間でまともに
話し合いのテーブルに着かせてもらえる国とは
他国に多大な影響を与える能力があるかどうか
要するに「核」を持っているかです。
単純といえば単純ですが一面では真実。

そんななかで先日の、日本主導による
北朝鮮非難国連決議の議決は
(ミサイル乱射とか拉致のこととかね)
「櫻井よしこ」さんも
盛んにアピールしてたように
日本外交で一定の成果が上がった稀有な例。
今回は結構ラッキーだったようで
北朝鮮がやりすぎて
中国も怒らせてしまったことによる
ところが大きいようです。
(それと別のお隣の国、K国が異様に静か
 だったのが気になります。おばかな
 声明
こそ出していたようですが)

日本も核武装しろ!なんて
野暮なことは申しません。
実際に「核」を持たなくても
いつでも開発できるんだよ?うらうら、と
開発能力の保持を国内で喧々諤々するだけでも
充分、国際外交での駆け引き材料になるでしょうし
なによりそのほうが、
実際には持っていないわけだから
危なくなくていいやね。

冷戦中、米ソの二強がしのぎを削っていた頃、
「核」保有は強国の証でした。
一般に世界の五大宗教といえば
「キリスト教」「イスラム教」
「ユダヤ教」「仏教」「ヒンズー教」
です。

この中で当時、核を持っていた国と言えば・・
「キリスト教」:米・英・仏・ソ
「仏教」:中国
(中国は「仏教国」扱いらしく)
「ヒンズー教」:インド
「ユダヤ教」:イスラエル
(秘密だけど誰もが知っている)
「イスラム教」:なし

インドから「ゼロ」の概念を輸入し
キリスト教圏よりも先に
数学に「ゼロ」があったイスラム文化圏が
「核」を持っていないなんて!!
誇り高きサラディンの末裔達にとっては
相当な屈辱だったようで。
カダフィー政権の「リビア」とか
当時、フセインの「イラク」とか
おとなり「イラン」とか
スパイ活動も活発に開発競争をしまくったらしいです。

結局この悲願は
パキスタン」が
インドのむこうを張って「核実験」を強行
世界第7番目の核保有国となったことで
一応の達成を見たが、子供のおもちゃと同じく
自国も持っていないと納得せずに
欲しがるのが常の軍人さんだから、
結局のところ核開発競争は続いているのである。

なお、イスラエルが核を保有している事は
月光仮面ばりに、どこの誰かは知らないけれど
誰もがみんな知っている事
です。
(「南アフリカ」も保有している説がずっとある・・)

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核保有論争を
日本で行うべきかどうか
話題になりましたが、
核は「持つべきではない」と思いますけど
「保有の是非論争」はタブーにせず
どんどんすべきだと思います。

持つ力があるくせに
持たないわが国内で
そういう論争を活発化させることこそ
某北朝鮮に対する
もっとも安価で安全な
「核」の力を使ったブラフに
なるからで。「核」を持っていないのに
今後、かの国と駆け引きの材料には
充分なると思います。
まあ、なんて安上がり。

無論、本当に保持を許しては
いけませんよ?
けど、まっとうな政治家なら
そんな気持ちはないと思います。
政治家は立場上、これは「ブラフ」です。
対外演出用に「論争」しているフリを
しているだけです!なんて
絶対に言えませんし。

「いよいよ日本を怒らせたら
(追い詰めたら)
 マジ、やりそうだよな?」
という空気を対外的に漂わせておくだけでOK。
ラベル: 核保有論争
posted by PON at 21:00| ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | 災害 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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