藤子F不二雄先生の作品であれば
ほぼすべて読んだと思うPONですが
中でも結構お気に入りだったのは
「21エモン」(ドラえもんは別格)
当時、実は先生もかなりノリノリで
描いていらしたようだが、そのワリに人気は
今ひとつであったらしい。
「21エモン」のコンセプトは、ドラえもん、
パーマンのように、藤子作品によくある
日常生活に「少しフシギな要素」が乱入してくる
パターンでなく、その逆の非日常(レトロ
フューチャーな21世紀)の中に日常が
残っているギャップを描きたかったんだそう。
自分のお気に入りはこのロボット
「ゴンスケ」
>もとイモ掘り用ロボットとして作られたが、
>ポンコツ寸前のところをホテルつづれ屋のあるじ
>20エモンに買い取られ、その後ホテルのボーイ
>として働く。口が悪く、強情っぱり。ボーイの
>仕事はおざなりだが、イモ掘りへの情熱は
>並みでなく、客室にイモ畑を作ってしまうほど。
>ガッチリ屋で、イモを売って稼いだお金を
>数えるのが趣味。
旧式ロボットなんで全部カタカナデ話スノダ!
(本来の用途たる穴掘りができると聞いて)
「ウオー、オラノセイシュンノチハ
モエタギッテイルダ!」
「ヨホホーイノホーイ♪」
(宇宙オリンピックに競技「イモ掘り」で出場
特訓として鉄板を掘れ!と言われ)
「ムリダヨ〜」
・・それでも一応特訓するあたりがカワイイ。
(街のゴロツキにおだてあげられ・・
チップ連発。最後は所持金ゼロに)
「ムホッ、トットケ」
(チップ目当てで路上強盗のように客を
つづれ屋へ拉致監禁wする)
「オイ、ソコノオメーコッチャコウ、
トメテヤル。コイテバ」
(金金金とアンマリなゴンスケに
ついに切れた21エモンらに無視される)
「オラハマチガッテイナイダ!」
「イヤ、フシギダトイッテルダ。
メシニコマッテイルナラバダナ・・
ナゼオラノ”イモ”ヲ、クオウトシナイダ」
傍若無人で抜け目がなさそうに見えながら
相手が強気に出たり、おだてられると
スグにズに乗りだまされる。
そか、田舎者とはコンプレックスの
かたまりなんだ。
藤子F先生は落語にかなり通じている人
だったんだろうなって勝手に思っている。
この「ゴンスケ」だって落語でもよく出てくる
「権助」であり、落語の方も傍若無人な田舎者。
彼が大活躍?する「宇宙オリンピック」編なんて
ハナシの展開がいかにも落語的だし。
この他にも脇役名「チョーキューメー」氏に
時限バカ弾「アジャラカモクレン」なんかも有名。
>東北訛りに似た独特の口調と傍若無人ともいえる
>振る舞いが特徴。相手が己の主人や要人であろうと
>その態度は変わることはない。サツマイモに対する
>情熱とこだわりは他の追随を許さないが、それ以外
>のことには非常にドライな面を持つ。
<Wikiより>
このゴンスケは、先生もお気に入りだったらしく
他作品「ウメ星デンカ」とかSF短編
「ドジ田ドジ郎の幸運」とかにも出てくる。
いずれにせよ、他人におもねることはなく
いつでも「ゴンスケ」であり、常に物語を
引っ掻き回す存在なのがウレシイ。
藤子F不二雄ミュージアムOPEN決定!
9/3(←ご存知、ドラえもんの誕生日であり
わざわざこの日をOPEN日とすることで
かきいれ時の「夏休みを逃す」という
博物館側の姿勢にひどく共感します。
・・というか博物館側の自信の表れなんだろう)
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http://fujiko-museum.com/
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