2011年08月26日

借りぐらしのアリエッティ

「借りぐらしのアリエッティ」

借りてきた。観た。
自分も借りぐらしだ。

あらすぢ
イギリスの女流作家メアリー・ノートンの児童文学
「床下の小人たち」を、スタジオジブリが映画化。
監督は「千と千尋の神隠し」「ハウルの動く城」
「崖の上のポニョ」で原画、「ゲド戦記」で
作画監督補を務めた米林宏昌。
企画・脚本に宮崎駿。身長10センチの小さな
アリエッティ一家は、人間が住む家の床下で、
さまざまな生活品をこっそり借りて暮らしていた。
彼らの掟は「決して人間に見られてはいけない」
ということ。しかし、アリエッティはその家に
引越してきた少年・翔に自分の姿を見られてしまう。

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絵がキレイなアニメだ。
佳作。可もなく不可もなく。
ただ、何が言いたいのか根底のテーマが
イマイチ見えてこなかったのが残念。

ちょっと違和感を感じたのは
病弱な少年・翔とアリエッティとの会話。
おそるおそる接近する両者のビミョーな距離。
せっかくの会話のチャンスであるのに
翔は、アリエッティの一族のことを
「滅びゆく種族」とか勝手に規定して話す。

なんて失礼なヤツなんだ。翔。
女の子にいきなり振る話題じゃないだろ。

ま、彼も必ずしも成功率が高いわけではない
心臓に関する手術を控えており、いつ死んでも
おかしくないという設定らしい。
それくらい、生と死、滅びに敏感で
シニカルな死生感を持つ男なのかもしれないが。
それに社会経験がほとんどない中学生だし。

それとアリエッティのお母さん。
従来のジブリアニメだと、物語内で
一回くらい、悪いことを企みそうな顔。
(ラピュタのババア船長を細くして
 もう少しだけ若くしたような)
仮にもアリエッティの母体ならば、もう少し美人に
デザインしてあげてもよかったのでは?

父親の方がやや若いように見えるのは
実は滅びゆく種族だからこそ、
男女が知り合うだけでも大変
まして夫婦になるとなれば、
年齢が多少不釣合いでも仕方ないって表現なのか?

あ、あとお手伝いさんの「ハル」ばばあ。

君、心根が貧しすぎだぞ。
コイツにはスゲーむかついた。
ここんところはぜひ記述しておきたい。

♪ふんわり冒険 コロボックル〜。

キャスト:
志田未来
神木隆之介
大竹しのぶ
竹下景子
藤原竜也
三浦友和
樹木希林

監督:米林宏昌
企画・脚本:宮崎駿
プロデューサー:鈴木敏夫
原作:メアリー・ノートン
脚本:丹羽圭子
美術:武重洋二、吉田昇
主題歌:セシル・コルベル
アニメーション制作:スタジオジブリ

作品データ
製作国:2010年日本
映画配給:東宝
上映時間:94分

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posted by PON at 21:00| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画(カ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Excerpt: 出演: 志田未来 神木隆之介 大竹しのぶ 竹下景子 監督: 米林宏昌 2010年製作の劇場版アニメです。 ジブリ作品は好きなものが多いですが、「千と千尋の神隠し」「ハウルの動く城」で色々な..
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