三鷹の森 ジブリ美術館に行ってきた。
チケットが取りにくいといわれ、
ネットのオークションで暴利をむさぼる
悪いヤツラもいたようですけど
そんなことも今は昔。
16:00時の入園分であれば
比較的取りやすいようで。
ちなみに美術館は18:00まで。
入替制ではありません。
最初はたった2時間?と思わなくも
なかったのですが、いちマニアとして
じっくり見学するならイザ知らず、
4歳の子供同伴では
ま、2時間でちょうど良かった。
まして、PONのように自宅から三鷹までの
移動がほとんど「旅行」に近いとなれば
朝早く出かけるよりも、寄り道しながら
三鷹までのんびり・・ちょうど良かった。
三鷹駅からバスで5分。ひとり200円。
バス停。いちいち芸コマだ。
「風の散歩道」なる、川沿いの道を家族で歩く。
(徒歩15分くらい)
画面の消失点に息子が写っているのだが
親をおいてダッシュのため豆粒。
到着〜。ここが入り口(実はウソんこ)
鎮座ますは御大「トトロ」様。
下の窓にはもちろん「ススワタリ」。
三鷹、吉祥寺方面から順当に歩けば
まずはココに到着する。
騙される子供たち。
しかしここでボルテージアップ。
見上げれば鳥かごのような「らせん階段」が。
ここから屋上にいけるみたいだ。後のお楽しみ。
ここがホントの入り口。
実際にはお兄さんが数名、常に客引きやってますんで
間違えることはまずありません。
なんかイタリア料理でも食べたくなります。
後から知りましたが、ココはミニ映画館のあたり。
ココでしか観られない美術館
オリジナル短編映画上映中(15分毎)
私達の時には新作「宝さがし」でした。
ローソンチケットと引き換えに受付のお姉さんから
ジブリ映画フィルム3コマ仕様の入場券がもらえる。
ランダムで、選ぶことはできない。
ちなみに我が家のは、トトロのバアさんと
たぬき合戦ポンポコのだれかと
たぶんハウルのだれかという
「だれか」ばかりで頼りなくてすまんですが
非常に地味なラインナップ。
でも我が子は大喜び。いいなあ。子供って。
入って驚く。ヨーロピアンな建物内部はいきなり
三階まで吹き抜け。
吹き抜けにはこれまた意味なく「橋」まで
かかっており、オトナから子供まで
存分に迷子になれるようなデザイン。
さらに狭い螺旋階段や、意味のないドア。
ちなみに館内写真撮影禁止(外や屋上はヨイ)
持って帰るは思い出だけ。
ファインダーを通さず自分の目で
家族が楽しむ姿を目に焼きつけよ的ニュアンスの
文面が、ハヤオ監督の言としてあちこちに。
てなわけで入場早々怒られた。すまんです。
ジブン達が入館したときには
特別展「ねこバスからの風景」
ジブリの背景さんの仕事ぶりに改めて感服。
手書きの一枚一枚が、絵画作品として
金を取れるレベルを惜しげもなくアニメに投入。
そらビューリホーなビジュアルになるわな。
最近のアニメは、ほとんどCGなんで
あっちの薄っぺらぷりが余計気になる。
ねこバスを降りると更にうしろには
映画に出てきた風景が1/1スケールで
展開している。
興味を惹いたのは、千と千尋に出てくる
神々の飲食屋台。
両親がブタにされてしまう前半の名場面だが
ウチの息子はあのシーンが大っキライ。
ブタにチェンジしながら、なお汚く食い散らかす
両親ブタと、いきなり現れてブタを打ち据える
屋台の店主。あの理不尽さがどうにも
ブキミらしく。ブキーッ。
両親そろって、屋台の上にならぶ食材
(むろんダミーだ)を喰うまねをしたら
本気で怒ってた。ブキーッ。
屋上には「まもり神」が健在。
実は息子が今回一番出会いを楽しみにしていた神。
ラピュタやルパン最終回にでてきた
あのロボットである。
要塞の主砲直撃あと?
このロボットとの出会いがクライマックスかと
勝手に思っていたら、奥にはさらに道が続き
ススキが勝手に生え茂るその先には・・
あの自爆スイッチが(笑)
絶対に言っちゃダメだよ、あの言葉。
実物大(?というか巨大なぬいぐるみ)ねこバスも有。
10分毎にお友達と交代しながら遊ぶ。
どうせなら終了30前くらいに行ったほうがいい。
後に並ぶ子供達がいなければ、
ほぼずっと遊んでいられるのだ。
ま、子供はそんな計算できないし
子供を連れて行った親御さん達は
次の展示を見たいのに、ほぼ100%ここで
足止めを喰らうであろう。同情する。
それと、これは是非に書いておかねばならない。
ファンの金を吸い尽くす悪魔の場所
グッズ売り場「マンマユート」にあった売物。
ラピュタのパズーが住むスラッグ渓谷の
「鉄道模型レイアウト」だ。
軍隊の装甲列車も、パズーを助けてくれた
炭鉱トロッコ汽車も、木で組み上げられた
鉄橋もあるぅ。
石炭脈だけを求め無軌道に掘り進んだあげく
切り崩された独特な地形も健在。
どうやって建てたの?と聞きたくなるような
炭鉱夫達の家も、陽が絶対当りそうにない
裏側の切り立った崖にへばり付いている。
すげー良くできてんの。欲スイイ〜。
受注生産制(そらそうだ)、金80万円也。
高いですか?俺、安いと思った。
モノの価値はヒトそれぞれですな。
そら買えないけどもさ。
そして夜がやってくる。
まだ帰りたくない〜と駄々をこねる息子に
妻が言う。もうすぐ夜がやってくるけど
千と千尋の神様が来ちゃうよ?いいの?
息子は、千と千尋で神々が降臨するシーンが
心底恐ろしいらしく、素直に美術館を後にした。
息子に買ってあげた「ロボットのメモスタンド」
735円。完成品のプラモなんかも売ってたけど
父の小遣いではこの辺が精一杯。
すごく喜んでいたけれどね。
これは二度三度足を運ぶ価値がある。
すげいよ宮崎監督。
有り難うございました。
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