名前の通り角川系の作家による
「ホラー」系の小説ばかりを
収蔵した文庫シリーズ。
背表紙が全部「黒」なんで
ブックオフの105円コーナーで
非常に探しやすい。
時々「光文社文庫」と間違えるが。
(こちらも黒の背表紙が多い)
ただ、無理やりホラー色の小説を
かき集めているところがあるので
当たり外れの差が大きい。
しかし、面白い小説に
ぶつかってしまったら最後。
あくまで通勤中の暇つぶしのはずだったのに
電車が自宅に到着してしまうことに
がっかりする自分が居たり。
本当に本末転倒。
ま、それとそれとして
角川ホラー文庫から
「鳥追い」 和田はつ子
を読んでみました・・が。
<あらすぢ>
食い破られた喉、貪られた臓器、
啜られた脳。女子高生の児島虹香は
ラブホテルで無残な死体となって
発見された。しかも死体に残された
体液は、未知の生物の物だった。
死を呼ぶ「お鳥様」の伝説が今、蘇る。
仮にもプロに向かってなんだが
この人、日本語がヘタだわ。
小池真理子さんや隆敬一郎先生作品のように
さくさく頭に入ってこない。
「鳥追い」ってなんだろう??
調べてみました。
むしろそのついでに見つけたヤツ
の方がが面白かった。
鳥追いには
「スーパー爆音機」
ネーミングがカッコよすぎ。
「スーパー」な「爆音機」ですぞ?
さぞかし「爆音」なんでしょうね。
聞きたくはないが(苦笑)
果樹園の鳥対策に
「ショッカーミサイル」
ショッカーミサイルですから。
東京都&幼稚園バス&ダムの水が
一瞬のうちに「毒ガス」に汚染されるのでしょうね。
なんと言っても「ショッカーミサイル」
ですから。
え?小説?
何のこと(苦笑)
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火サスなんかにある
デキてるのかどうか定かではない
男女二人連れが
どこぞの観光ホテルと提携して
地方の名産をめぐるうちに
連続殺人事件に巻きこまれ
「怪奇ミステリー」かと思いきや
無理やり「角川ホラー」で
オチを付けてしまう
なんとも消化不良な小説。
本来は登場人物二人組が
行く先で怪事件に挑む、この作者なりの
「ミステリーシリーズ」らしい。
その中から「オチ」が「ホラー」っぽい
作品だけを抜き出して
「角川ホラー文庫」のラインナップに
加えただけみたい。
読まなくてヨイかと。