2005年03月15日

ア・テストと「夏の思い出」

「夏の思い出」作詞、江間章子さん死去

「夏がくれば 思い出す」の歌詞で知られる
 「夏の思い出」(中田喜直作曲)の作詞者で詩人の
 江間章子(えま・しょうこ)さんが12日、
 脳内出血のため死去した。91歳だった。
 告別のミサは17日午前11時、東京都世田谷区xxxxxx教会。
 新潟県生まれ。1936年、詩集「春への招待」を出版、
 三好達治、草野心平らと共に現代詩人会で活躍した。
 49年、尾瀬の風景を歌った「夏の思い出」がラジオで
 放送されると、広く国民の愛唱歌として親しまれた。
 主な作詞曲に「花の街」(團伊玖磨作曲)、
 歌曲「ながさき」(同)などがある。 (3/14読売新聞より)

神奈川で生まれ育った方には
懐かしいかもしれません。
「ア・テスト」
(アチーブメントテストの略
 略し方がいかにも役人的)
ってモンが存在しました。
「国算理社英音美技体」の9教科、
各50点満点*9=MAX450点で競う。
(笑、ただし当時は笑っていられません)

これは公立中学2年が3学期に
全員受けさせられたテストであり
プレ高校受験の位置付けです。
30%だったか、志望高校の入試に影響します。
高校入試の一発勝負的側面を避ようと、
どこかのおせっかい役人が決めたらしい
神奈川独自の教育システム
でした。
十数年前に廃止されたようですが。

それで、江間章子さん。
ア・テストの音楽テストには必ず出てくるんです。
音楽の教科書に載っている唱歌の
作詞者・作曲者は必ず覚えろ!と
結構無茶な指示を受けました。

でも田舎のバカ中学生ですよ?
「エマさん?誰それ。覚えられんて」
しかし、なぜか作曲者の「中田喜直」氏は一発で覚えたので
PONはZガンダムに出ていたサブキャラ
「エマ・シーン」に無理やり繋げておぼえては
嬉々としておりました。
今日のネタは、言うなればまあそれだけなんですが。

本人は
「はるかな尾瀬」と詠ってしまったことを
非常に後悔していたそうです。
歌による評判が観光客をよび
それが尾瀬の環境破壊に繋がった

考えたためです。
すべての観光客が悪いとはいいませんし、
当然のことながら江間さんの所為でもないです。

ご冥福をお祈りします。
posted by PON at 20:09| ☀| Comment(0) | TrackBack(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック

中原中也詩集 (岩波文庫)
Excerpt:  才能あるものは夭折する運命なのですね。 退廃的な美しさがある。  安っぽい恋愛小説を高いお金を出して読むより、 こちらのほうが余程、ロマンがあります。通常詩というものは、一つ一つのセンテンスの中に豊..
Weblog: 詩集を攻める
Tracked: 2008-01-22 08:01

悪の華 (新潮文庫)
Excerpt: 堀口大学氏の作品として読む方が良いかもしれない。ボドレール氏のとして読むのならば、原文を読んだ方が手っ取り早い。読んでいて、だんだん空虚で背徳的な世界に引き込まれてゆく。ゴシックが好きな人にお勧めした..
Weblog: 詩集の感想
Tracked: 2008-01-25 16:57