2007年06月13日

「世にも奇妙な物語」小説の特別編

おなじみ「角川ホラー文庫」の中から
「世にも奇妙な物語」小説の特別編です。

ご存知、「世にも奇妙な物語」とは
昔の8CHが放映していた
世界各国の「怪奇譚」を
少しも躊躇せずパクリまくった番組。
そのノベライズ化。
番組自体も放映時はそこそこ
人気はあったようですが、

今回はその映画版。

ノベライズと言っても
多くの映画の「ノベライズ」が
そうであるように、ドラマ用台本を
単に少しだけ書き直し
無理に小説体裁に仕上げただけに過ぎません。
作家志望の無名の新人には
取り急ぎ食いつなぐために
適した仕事かも。

「開けてはならないドアの奥で
 展開される四つの奇妙な物語」


「雪山」(作 鈴木勝秀・落合正幸)
 ・旅客機が雪山に墜落。
  生き残った美砂たち五人が山小屋で
  体験した恐怖の一夜とは…。

 コレとよく似た「怪談」を聞いたことがある。
 まあ、コテコテ。
 それに、ネタバレ覚悟だと
 雪山の「11人いる!」

「携帯忠臣蔵」(作 君塚良一)
 ・ある日、討ち入りを迷う大石内蔵助の
  足元に落ちてきたものとは…。

 素直に笑えた。この話はもっと掘り下げて
 書くことも可能だったと思う。
 (ネタバレ)だが各時代の歴史上の人物の元に
 落ちてきたものとは、ズバリ題名の通りのモノ。
 しかも時を越えての通話が可能。
 理由は解からないけれど、
 誰かにさらわれてこられた主人公達は
 ある部屋に閉じ込められる。
 この部屋をでて自由になるには
 自分が担当することになった
 各時代の人物(例えば明智光秀)とかに、
 口先三寸で、自分達の知っている
 歴史を実行させなければならない。
 彼らも人間。放っておいたら実は
 面倒くさいことは何にもやらない存在なのだ。
 さもないと自分の存在が消されてしまう。

 PONが気に入ったのは
 作中で「明智光秀」担当になった哀れな人。
 彼いわく、
 「・・真面目。クソ真面目。しかも彼は
  織田信長を信奉してる・・無理だよ」
 「あの人に本能寺の変を起こさせるなんて
  僕にはできない・・・」

 案外そうかもw

 さすが原作は「清水義範」さん。
 人を食った小説を書いたら日本一だ。 

「チェス」(作 中村樹基・星護)
 ・チェスの元世界チャンピオンに挑戦されたのは、
  現実の世界を盤とする死を賭けたゲームだった!?

 一番つまらなかった。
 それでもセレクトされたのは
 ひとつぐらい「救われる話」が
 あってもいいのでは?という
 バランス感覚からか。

「結婚シミュレーター」(作 相沢友子)
 ・お互いのデータを基に結婚生活を疑似体験する
  という結婚式場の新サービスを受けたカップルの
  運命は…。

 「恋愛」と「結婚」は実は別モノ。
 ほんと違うと思いますよ。
 結婚が生み出す男女間の「ありがち」な
 「すれ違い」が、これまたシミュレータ上で
 「ありがち」に再現されてゆきますが、
 「誰にでもよく起こりうる話」であるからこそ
 「ありがち」なんでしょう。
 それでも二人で乗り越えねばならないのです。
 うんうん。



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posted by PON at 21:00| ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書(ミステリ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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