脇にそれて、いつの間にやら
ミステリーの本流?を
激走中のPONです。
<あらすぢ>
瀬戸内海に浮ぶ獄門島-南北朝の時代、
海賊が基地としていたこの島に、悪夢の
ような連続殺人事件が起こった。
金田一耕助に託された遺言が及ぼす
波紋とは? 芭蕉の俳句が殺人を暗示。
またまた「見立て連続殺人」の嵐。
昔とは我々の感性が変わったのかな。
「おお、なんと恐ろしい!」
なんて、誰かが殺されるたんびに
金田一探偵自身が、ブルってますが、
よっぽどスプラッター、ミンチにでも
なっていない限り、絞殺されて口から
血を出している着物姿の若い女・・程度では
別に怖くは無いな。
また、名探偵には「防御率」って
モンがあるらしい。
つまり、後追いの理屈から
実はボク、犯人が解っていたんですど?
ばかりでは駄目で、いわゆる敵地において
敵と味方を見極め(無論、犯人も)
ターゲットになりそうな人物を
悪意から守り、かつ犯人にも
これ以上の罪を犯させないこと、
それが大事。
金田一探偵は、物語終盤にこそ
鮮やかに手口を解説するんですが
さまざまな理由から、犯人も死亡したり
結局、犯人の初期目的は
すべて達成させてしまったり、と
割りに良いところがありません。
そんな意味で「防御率」の
低い探偵のようです。
頭をがりがりかきながら
ああそうか!そうだったんだ!って
勝手に一人で納得してその場は終了。
それが結果的に更なる
被害の拡大を招いたり。
たった二作しか読んでいませんが
確かにその傾向が感じられます。
シリーズはこれからもボチボチ
読んでゆくつもりですが。
まあ、神様ではありませんで
ほんと、人間的ではありますね。
下記の三人姉妹は
物語においてのいけにえのごとく登場
いけにえのごとく殺されますが、
面白いHPを見つけました
↓ ↓
「獄門島 配役比較」
・鶯の身をさかさまに初音かな
・むざんやな冑の下のきりぎりす
・一つ家に遊女もねたり萩と月
平成2年9月28日 ドラマ 「獄門島」
(金田一:片岡鶴太郎) バージョン
「持田真樹」「高橋由美子」「牧瀬里穂」
おお、自分の年齢もあるだろうが
三姉妹ラインナップはこのドラマが
結構、最強(と思われる)。
金田一が鶴太郎なのはどうも・・だけど。
話ですか?またまた読みやすかったです。
「上の下」かな。
それから「探偵」という浮き草家業は
必ず、国家権力(多くは警察)に
知己がいないと駄目ですな。
今とは比べ物ならないくらい
昔(1950年代まで)は
信用されなかったろうし、
身元保証も大変だったでしょうから。
「きちがいじゃが 仕方ない・・」
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