「角川ホラー文庫」シリーズより。
シリーズのなかでも屈指の有名作
「リング」シリーズや
「パラサイト・イヴ」なんかは
PONも実は読破済みなんですよ。
けど結構昔なんで、覚えてないのです。
文庫も売っちゃったし。一冊10円。
改めて読む気力は
新しい別の本に廻したいし。
自分でも誰に向かって
言い訳してんだか判りませんが
要するにもうレビューするほど
内容を覚えていないってことです。
今回はコレ。
<あらすぢ>
高校卒業の日、積年の怨みを自殺という形で
あてつけようと、伊豆山中に死に場を求めた
神保康明は、そこで奇妙な老人と少女に会う。
「二十年後を待て」
それが老人の放ったメッセージ。死を
思いとどまった康明は、やがて愛妻家で
子ぼんのうのよきパパとなる。
だが、二十年後の同じ日、平和な暮らしを
していた康明に、突然復讐の鬼が取り憑いた。
何も知らぬ妻の前では理想の夫を演じながら、
陰では人の頭を打ち砕く殺人鬼。
その背景には常識を超えた驚愕の真相が。
うーーーーん。
うーーん。
そう来たかって感じ。
そのオチというか、肩透かしで
単に読者を翻弄したかったがために
作者はこの本を書いたのではあるまいか。
「驚愕の真相」というほどではないが
そんな風に来ますか。
薄いので読みやすい・・と思ったら
作者自身が
「ワンナイトホラー」と言ってる。
要するに一晩で読み終えるサイズ
といった意味のことらしい。
今後は、この「神保一家」を軸に
三部作で話を進めるらしい。
あとがきに作者自らそう書いてた。
というか数年前のことだから
もう完結している事だろう。
順番に書くとは限らない、とあるがさてさて。
どうしよう。
追いかけようか?
この作品は一応、完結しているようですけど
実は音楽で言うなら長い「イントロ」を
聴かされたようなもので、これからなんだな。
ここで唐突に終了させてしまうのは
いかがなものか?て気もします。
京極夏彦氏ならこの10倍のボリュームに
仕上げている事でしょう。
うーーむ。
PONスコープでは下の上。
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「人類の進化」とか
「哲学の遊び」だか知らんが
別に人を無理矢理殺さなくても。
登場人物の誰にも感情移入ができない
それもある意味ホラー。