2007年01月19日

「クラッシュ―絶望を希望に変える瞬間」太田哲也

今回の「読書」シリーズはコレ。
幻冬社文庫
「クラッシュ―絶望を希望に変える瞬間」デス。

「生きることは辛いことだよ・・」

自分も「富士スピードウェイ」にて
「ぐるぐる」体験
をして以来
なにげに「富士スピードウェイ」関連に
興味が有りまして、おなじみ
某三色旗系「古本屋」100円文庫にて
手にしてみました。

<あらすぢ>
一九九八年五月三日、雨の
富士スピードウェイで
「日本一のフェラーリ遣い」と
呼ばれた男の人生は大きく変わった。
多重クラッシュ事故による
死の淵からの生還。
 失った顔、壮絶な痛み…。
恨み、怒りを超え、家族のため、
そして自分自身のために挑んだ
闘いで見つけた人生の意味―。
すべての人に勇気と無限の可能性を
与えるノンフィクション。

正直なところ
「すべての人に勇気と無限の可能性を与える」
というのは少々大げさだと思った。
何処まで言っても所詮は他人事。
自らがそういう事に近い経験するか
よほど「想像力」が
たくましい人間でも無い限り。

でも、
こういう経験をした人がいるんだ、
自分はそういった状況に立たされたとき
どういうリアクションを
してしまうだろう??
と考えるきっかけには充分なる。

作者の太田氏には失礼ですが
「日本一のフェラーリ遣い」と
持ち上げられ、時にはバブル時代も重なり
私生活も好調で若干、調子にも乗っていた
イチ「レーサー」が、死の淵に立たされて
人間的厚みを増して戻ってくる様は
体験者ならではの記述で
真実の重みが感じられます。

彼は作中で、臨死体験!を綴ってます。
少し、ポエッティな感じもしましたが、
死んだことも無いPONに
否定する材料はありません。
そういうこともあるのかもなぁという
説得力はありました。

この作者が立派なのは
自身の弱いところ、重傷を負ったことによる
パニックや顔を無くしたショックが生み出す
本当なら人には言いたくないような
入院中の自分の言動、考え方などを
洗いざらいさらけ出しているところ。

聖人君子でもなければ、むろん神でもない、
ただ一個の人間として
生きるための戦い。

それから彼(太田氏)を助けるため
自分の危険を顧みず
レスキュー隊(オフィシャルというらしい)
よりも早く自己判断で救出活動に入った
RX−7の山路慎一選手に敬意を表します。
「目の前で起こっていることが
 とても他人とは思えなかった」んだとか。



太田氏の奥様もご立派でした

映画化もしたようですね。
知らなかった。


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自分はもうどうでもいいんだ、と
リハビリ途中で捨て鉢になった作者に
お医者さん(東京女子医大)のいった言葉が
振るってます。

「太田さんは、F1の事故で瀕死の重傷を負った
 「ニキ・ラウダ」の10倍もヤケドしてます」
「ニキ・ラウダなんて目じゃない。
 10倍ですよ。こっちの方がもっと凄い。
 大体、太田さん以上で生きている人なんて
 いませんよ?」

先生の勢いに押されて、なんだか自分が
誇らしく思えてくるのであった・・

いろんな言い回しがあるなあと。
それで患者が少しでも
勇気づけられるならば
まさに「モノは言いよう」ですね。

それから重症患者にとって「頭に来るヤツら」
それは街中の「子供(ガキ)」という
記述には非常に正直な意見だなあと
感銘を受けました。


posted by PON at 21:00| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書(他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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