怪しい出版社の
「コスモシミュレーション文庫」より
「北朝鮮侵攻す!」 草薙 圭一郎 です。
まあ、某古本屋で100円だったし。
時期的にタイムリーかな?と思って。
1999年発行の作品。
さすがに国名はそのままですが
人名は微妙に変えてあります。
<あらすぢ>
2005年。
食料を求めて韓国との軍事境界線に
つめかけた北朝鮮の飢餓難民は、一斉に
38度線を越えて韓国領内へと雪崩込んだ。
そして難民の後から「南北統一」を
旗印にした北朝鮮軍大戦車隊が侵攻し、
第2次朝鮮戦争の火蓋が切って落とされた!
北朝鮮軍の進撃はめざましく、開戦初日で
ソウルを落とし、さらに南下。
次々と都市を制圧し、5日目にして
朝鮮半島南端の都市・釜山を攻略した。
そして、弾道ミサイル「ノドン」、
特殊部隊のテロが日本に浴びせられる。
未曾有の危機に、ついに日本政府は、
朝鮮半島への自衛隊の派遣を決定。
日米韓連合軍は北朝鮮の猛攻を
撥ね除けることができるのか?
迫真の長篇近未来戦記
シミュレーション小説。
まあ、こんなもんだろうな
というレベル。
ただ、あまりにも「自衛隊」が
無敵かつ素敵すぎ。
シミュレーションをうたうには
少々、厳しいかもしれない。
この作者は、ミリタリーは好きだけど
軍を数字で解析するのは
苦手なタイプのようだ。
それこそ「ヤマト」の真田さんのように
「こんなこともあろうかと・・」と
韓国軍がピンチの最中に絶妙なタイミングで
あっちにもこっちにも
陸上自衛隊90式戦車
200両おまちどう様〜!
ってな感じで到着する。
(2005年度末時点での
陸上自衛隊の総配備数は292両なのに)
とりあえず、自衛隊が来れば無敵。
作中に旧ドイツ軍が得意とした
「パンツァーカイル」戦法が
出てくるのです。
(重戦車を先頭にして三角隊形で突撃する方法)
先鋒90式、左右88式、更にサイドを90式
このシーンを書きたかったんじゃにかな?
この作者は。
好戦的「アメリカン」と
実力過小プライド最大の「サウスコリアン」という
友軍内での内紛を仲裁するだけでなく
コリアンがピンチに陥ったとき
それみたことか!と助けてくれない
米軍の変わりに必ず助けてくれる
紳士的な軍人「自衛隊」
たとえば、平和ボケ日本が
中国やら、ロシアに占領されそうになり、
いろいろ手一杯な米軍の変わりに、
「強くて」「やさしい」「韓国軍」が
過去のいきさつを
すべて水に流して「日本」を助けに
きてあげましたよ!
なんて内容の小説を韓国人が書いたら、
どうします?
韓国内では受けるかもしれないが
こんな小説で「溜飲を下げ」たくはないな。
少なくとも俺は。
だからこの小説もちょっとな〜
日本軍(自衛隊)があまりにも
出来過ぎでしょ?って感じで読みました。
オチは壮絶だったけど。
C国ならやりそう。
それから海上自衛隊はF−16を
装備しておりません。
更に日本の警察はSWATなんか持ってません。
それを言うならSATです。
草薙さん。
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小説ではテキトーにお茶を濁していたけど
日本海側の原発を「ミサイル」なり
「ゲリラによるテロ」なりされると
かなりやばいのは事実だと思う。
怖い怖い。
がんばれ!福井県警・・・