(原題:The Final Countdown)
CSチャンネルで放映してたもんで録画しといた。
(いやBSだったかな)
さすがに「冷酷」であるJAP相手の騒動ながら
動物と女性は死なない。妙なとこ紳士を
気取るハリウッド映画。で
「大山鳴動ねずみ一匹」です。
<あらすぢ>
超最新兵器を満載して航行中の原子力攻撃空母が、
突然、タイム・スリップに遭遇し、1941年の日本海軍に
よる真珠湾奇襲時のハワイ沖に出没するという
SF映画。監督は「オーメン2 ダミアン」のドン・テイラー。
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この「あらすぢ」なんだけどGOO映画から拝借したもの
なんだけど、笑えたのはココのところ
>原子力攻撃空母が真珠湾奇襲時のハワイ沖に出没
出没だよ?積極的に「介入」とか「戦闘」したとか
ぜんぜんそんなんじゃない。「出没」。
実はこの二文字がもうシナリオをすべて書き表して
しまっている。映画内容をたった二文字で
言い表せるってのも結構スゴイものがある。
実際、原子力攻撃空母は「出没」しただけだった。
「歴史は、我々に何をさせようというのか?」
かの名迷作角川映画「戦国自衛隊」のキャッチだけど
このドラマの場合
「歴史は、我々に何をさせたかったのか?」
って感じ。
ネタバレ上等であえて書くなら、歴史は
「時空を超えた男女の出会い」を
演出したかっただけ・・なんじゃーないか?
それにしても、それだけのために原子力空母一隻
まるまるタイムスリップさせるのって
いったいどーなのよ、時をつかさどる神様。
(チャップマン議員という、生きていたら戦争の
行く末を左右しうる存在の抹殺が
主目的だったとしても依然?マークだ)
艦長役カークダグラス。やたらとニヤニヤした艦長。
かとおもえばいきなりキレる。
彼のスマイルは、根拠ある余裕からくる
ニヤニヤではなかった様子。
(自分が厨房時代、笑いながら激怒する
社会科教師がいたけど彼を思い出した)
空母ニミッツは結局ゼロ戦を威嚇しただけ。
トップガンが映画化されるまでは、米海軍の
宣伝映画といえば、これだったようで
「これまでアメリカの少年はSWを観て
ルーク・スカイウォーカーに憧れたが
これからは海軍を目指すようになるだろう」
と、カークダグラスが言ったとか言わなかったとか。
残念ながらそうは成らなかったようで。
ミリオタ視点でいえば
A−6がF−14に空中給油のシーンがあったり。
コルセアUもいるし、ヘリは
シコルスキーの馬鹿でかいの。時代だなあ。
主役F−14は尾翼がジョリーロジャース。
(ガイコツにクロスボーンの海賊旗でおなじみ)
・・某航空漫画のミッキーかロイフォッカー
あるいは炎上した某ブロガーなんかが浮かぶ。
テキサンを改造してゼロ戦に仕立てたようだが
最初に出てくる2機はまだしも
真珠湾攻撃に向かうゼロ戦(らしい)の塗装はひどすぎ。
オリーブドラブの機体に筆を投げつけて描いたような
旭日旗。
その最初の2機にしたって、操縦席サイドには
これまた日本語を知らない外国人が
見よう見まねで書きなぐった文字。
ハワイとかグアムなんかでレストランの看板やら
現地人のイレズミやら、とても困ったことに
なっている時があるけれど、まあそんな感じ。
「大佐ノヂャックホルデン」
画面止めて一生懸命書き写してみたけど
どうしてもそういう風に読めてしまう。
純正日本人抜きだとディティール考証が
あんなに甘くなるんだな。
悪役のゼロ戦は、奇襲を悟られない様、
目撃者を消そうと執拗にヨットを銃撃する。
まあそれは戦争だから仕方ないにしても
20ミリ機関砲でヨットって爆発するの?
その後、トムキャットの一撃で
ゼロ戦パイロットは捕虜になるのだが
演じていたのはたぶん、日本人以外の
東洋系アメリカ人(韓国系でした)
通訳「キミハドコカラキタカ?」
零パ「ダカラナニモシラナイ」
通訳「キミノショゾクハドコカ?」
零パ「シラン」
万事こんな調子。映画で彼らが
話しているときだけは字幕スーパーが無い。
日本語会話なんだから字幕不要だろ?って
配慮らしいが、そんな日本語モドキ判らん。
字幕プリーズだ。
チャップマン議員という、歴史上キーポイントになる
嫌な上院議員がでてくるのだが、調べたところ
彼の存在は架空なんだそうだ。
そしてタイドマン夫妻
タイドマン重工のボスにして謎の金持ち。
ニミッツの建造にも多大な貢献をし
自社から一人の社員をたいした理由もなく
ニミッツに派遣する。
その真意はいかに?
キャスト(役名)
カーク・ダグラス (Captain Matthew Yelland)
マーティン・シーン (Lasky)
キャサリン・ロス (Laurel)
ジェームズ・ファレンチーノ (Commander Richard Owens)
ロン・オニール (Thurman)
チャールズ・ダーニング (Senator Chapman)
ヴィクター・モヒカ (Black Cloud)
ジェームズ・C・ローレンス (Lt.Perry)
スーン・テック・オー (Simura)
ジョー・ロウリー (Damon)
Alvin Ing (Kajima)
マーク・トーマス (Corporal Kullman)
監督 ドン・テイラー
脚色 デイヴィッド・アンブローズ
ゲイリー・デイヴィス
トーマス・ハンター
ピーター・パウエル
原作 トーマス・ハンター
ピーター・パウエル
デイヴィッド・アンブローズ
製作総指揮 リチャード・R・St・ジョーンズ
製作 ピーター・ヴィンセント・ダグラス
撮影 ヴィクター・J・ケンパー
美術 フェルナンド・キャリー
音楽 ジョン・スコット
編集 ロバート・K・ランバート
SFX/VFX/特撮 モーリス・バインダー
パット・エレメンドルフ
ゲイリー・エレメンドルフ
ジョー・デイ
字幕 野中重雄
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