BSかCSでやってた。録画してたのを
酒を飲みながらこっそり観賞。
子供の教育にはまだ宜しくないからね。
・・実話に即した話なんだそうですよ。
<あらすぢ>
1987年、コネチカット州サジントン。息子マットの
癌治療のために、キャンベル一家はこの街に
移り住んできた。新居はビクトリア朝式の家。
しかし引っ越し以来、マットは何かの儀式のような、
不気味な幻覚を見るようになる。実はこの家は
数十年前葬儀場だったのだ。母親のサラたちは
幻覚を癌治療の薬のせいだと考えたが、その後
超常現象はほかの家族にまで及ぶようになり……。
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SFXもそれなりによく出来ていて
おおよそホラー映画と言われれば
思い浮かべるシーンはほとんどカバー。
サービスシーン(そこそこ美人がシャワーを
浴びているときに襲われるパターン)もあるしね。
なんつーか、そんな意味ではすごく優等生な映画。
でも怖くないんだな(そりゃ5歳の子供が
観たら震え上がるでしょうが)
「怖い」と思うシーンはなかったが
「痛い」と思うシーンはあった。
文字通り「イタそー」って奴。
ネタバレします?しましょうか。
>実はこの家は
>数十年前葬儀場だったのだ。
と「あらすぢ」にはございますが
ただの葬儀場ではなく、場所柄を有意義に使い
「降霊所」として活用していたんだって。
80年前。ここは当時のアメリカでは有名で
高い金を払って死人とアクセスしたい、と
全米が
エクトプラズムとは「ムー」系統の本を読んでいた人には
誰でもご存知かと思いますが、降霊の際に口から
ゲロゲロ〜の霊的物質であるアレですね。
降霊がかなりの商売になるとわかった主催者だったが
降霊のキーとなるバツグンの霊感を持った少年が、
嫌々ヤラされていたためもあってか
降霊式の効率が悪いことに腹を立て、
パワーアップを思いつく。
理屈はよく判らないが、その手順は
要するに「死体で遊ぶな子供達」って奴。
死体を耳なし方一状態、全身に呪文を刻み込んだうえ、
まぶたを切り取って(←痛いと思ったとこ)
包帯でグルグル巻きにしたあと、地下室の四方の
壁+天井に埋め込み、そこで降霊式を行ったのだ。
結果は大失敗。周囲は黒こげ。唯一生き残った
少年は屋敷中を怨念に追い回され、生きたまま火葬。
彼ら全員怨念と化して現在に至る・・という話。
死人と会うために死人になっちゃあ
なんのためやら・・と言う感もしますが。
以上のような「いわく」が、幻覚という名の
フラッシュバック多用で、またポルターガイスト現象も
徐々に強烈になりながら、劇中で明らかになってゆきます。
そんな、いわくつきの屋敷でありましたが
末期がんの長男が主治病院に車で通うには
今の家では遠すぎ、あまりに家族に負担がかかることを
懸念した奥さんは、少々のいわれには目をつぶって
家を借りたのでした。
家主は家賃が安い理由を長男の奥さんには
話したようですが、シーンが変わり、あいにく
そのシーンはありません。
奥さんが何処まで知っていたのかギモンが残る
ところですけど。その割に、最初にお払いの牧師さんが
登場した時にはケンもホロロに追い返してたけど。
そりゃねーだろよ、奥さん。
そういう時は素直にプロを頼ろう。
実は一番唐突で、物理的にも嫌な存在だったのは
霊でもなんでもなく長男の父親でした。
(つまり奥さんのダンナだね)
この男、素面のときはいい奴なんだけど
若干のアル中&暴力症。
仕事がシクったんだか、そんなの勝手にせいやだが
状況無視の最悪のタイミングで酒飲んで帰宅。
怨霊よりもヒドイ家庭内破壊を行う。
特に、怨霊の攻撃が間近に迫る中
家中のガラス球を割ってまわるとは何事か!
猛省を希望したい。
なんか、死が近い人間ほど
そういうモノが見えてしまうんだという。
長男とたまたま同じ病院にいた例の牧師さんが
そういってたよ。
最後は、長男が何処から仕入れた情報なのか
わからんけど、突然行動開始。
火事場のクソぢからでケリ、というオチ。
そのオチに昔見た映画「ガバリン」を思い出してしまった。
もう一度書きますが、実話に即した映画らしい。
ちなみに本物の長男は癌が完治したんだとか。
むう・・。
キャスト(役名)
ヴァージニア・マドセン (Sara Campbell)
カイル・ガルナー (Matt Campbell)
マーティン・ドノヴァン (Peter Campbell)
アマンダ・クルー (Wendy)
イライアス・コティーズ (Reverend Popescu)
ソフィー・ナイト (Mary)
タイ・ウッド (Billy Campbell)
D・W・ブラウン (Dr. Brooks)
エリック・J・バーグ (Jonah)
スタッフ
監督 ピーター・コーンウェル
脚本 アダム・サイモン/ティム・メトカーフ
撮影 アダム・スウィカ
美術 アリシア・キーマン
音楽 ロバート・J・クラル
特殊メイク ダン・レバート
字幕 松岡葉子
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