○ロッテ26−0楽天●
ロッテが先発全員安打、先発全員得点で26点を挙げ、
零封勝ち。55年ぶりにゲーム最多得点の球団記録を更新。
一回に2点先取し、二回は西岡の3ランを含む11安打で11点。
以降もパスクチの2本塁打などで加点。
渡辺俊は01年以来の完封勝利。楽天は藤崎が二回
途中降板の誤算。
救援陣は計14四死球を出すなど制球が定まらず
打線も1安打の残塁ゼロと沈黙した。(28日)
まだ結論を出すには早いのかも知れないけど
「やっぱり・・」という気持ちが
頭をもたげて来ている。
失礼だが、あのロッテにだよ?
この先が思いやられる。
20世紀の壮大な実験といえば「共産主義」だが
そこまで壮大でなくても、楽天には非常に意地悪な
興味がある。金も選手もない急ごしらえの球団が
どこまで現実に太刀打ちできるのかという壮大な実験を
リアル世界で見ることができるのだから。
まるでシミュレーションゲーム「サカつく」※1の
プレイヤー球団1年目の展開だ。(あれはサッカーだけど)
※1.
SEGA発売のサッカーチーム運営
シミュレーションゲームのこと。
「J.LEAGUE プロサッカークラブをつくろう !」
通称「サカつく」
だいたいのシミュレーションゲームでは、
スタート時の自分の陣営は
とりあえず形があるというだけで、
戦力的には問題外というのがお約束。
楽天のスターティングメンバーのうち
よその球団でも一軍選手でいられるのが2〜3名
ベテラン2〜3名
残りは2軍選手で埋めているわけでしょ?
やっぱり伊達じゃないよ。
1軍レベル選手は常に1軍にいて
2軍レベル選手がいつまでたっても
2軍どまりなのは。
特に投手陣に顕著。
到底ごまかしきれるものでは無い
ということを教えられました。
一流投手の岩隈選手が登板した初日こそなんとか勝てても
後が続かず、2軍級選手がいくら投げても打たれるだけ。
力の及ばない者が実力世界に行くとどうなるかよく判る。
こうして見ると、他球団と
0−0で拮抗した試合ができるというのは
やはり凄いことなのだなと思う。
正に力の拮抗。
素人目にはわからない高次元での丁々発止や、
ショートごろをファーストに投げてアウトにするという、
プロとして当たり前のプレーを当たり前にいつもこなす事、
その結果がたまたま0−0なのだから。
プロの世界は厳しく、凄い。
さすがにチーム全員が再生工場製品では
一軍選手(新製品)の群れには
立ち向かえないらしい。