2012年05月13日

ファイアーフロムビロウ

「ファイアーフロムビロウ」

「ビロウ」を尾篭と変換したIME
「おなら」のことでしょうかね。
CSのこれまたFOXチャンネルで放映。

「L6同位体」「リチウム」「強欲な社長」
「巨乳の秘書(アレックス・メネセス)」
とかとか、気になるキーワードが舞い散るなか、
リクツはよくわからんけど、とにかく「火」が
あたかも意志を持つ竜のごとく地を這い、
運悪くそこに居合わせたアメリカの田舎町の人々を
焼き尽くしてまわる。それも一瞬に。

空気があれば、脚本上どこでもそれは起こりうるんで、
狙われたら最後です。あきらめてください。

あらすぢ
「アルマゲドン2007」のシネテル・フィルムズが
放つディザスター・パニック大作。地震学者の
ジェイクは、休暇で訪れたロスト湖で謎の
発火現象に遭遇した。付近の住民は、
有毒ガスにより全滅。軍が出動し調査を開始
するが、地底から噴出する“炎の壁”の前に
被害は拡大を続ける。原因はドレイク社の
無謀な地下採掘にあった。露出した鉱脈から
流出した“L6リチウム”の渦は炎の竜と化し、
テキサス全域を呑み込んでいく…。

***********************

「炭素爆弾?」
「ピナツポでもそういうことがあった?」
「リチウムL6同位体+水+酸素=爆発?」
「なぜ主人公は小屋に退避して助かったのか?」

とか、疑問符だらけでよくわからん。
どうせB級ビデオ映画だから
トンデモ科学なんだろうけど。

とにかくディザスターの要因が次々と状況を悪化させる。
更にはどっかのダムまでが崩壊の危機に。
水浸しの恐れ、話がどんどんすすみ
「何時何分までに誰かがコレをしないと映画が破滅する」
というタイムリミット設定が集約されてゆく。

まあ、こんなもんだろ、みたいに流しながら
観ていたのだが、唯一すげえ、と思ったのは
その強欲ゆえ、事件を引き起こしてしまった
会社の社長が、なんら悪びれた風もなく
CNNみたいな報道番組に出演し
・国に全面協力しており事態は鎮静に向かってます。
・被害にあわれた方にお悔やみを申し上げるともに
 できる限りの補償は行います。
・でもマスコミの過熱報道(自社への攻撃)を指摘
・こちらには訴訟の準備がある
・なあに政府に協力するのは企業の義務ですよ
・なお事態収拾のため寄付金を募るのでこちらへ
とシレっとインタビューに答えるのだ。

アメリカでは企業の危機管理とかそういった戦略が
とっくに確立しているんだろうけど、東電のような
かつては一流といわれたこともある企業ですら
あのレベルのマスコミ対応しかできなかった訳で
どちらも同じくまったく心がこもっていないにしても
雲泥の差だ。

B級映画においては、基本的に州軍はいい奴
(話がわかる連中ばっかり)が多い。
敵にしちゃうと、いつまでも映画が終わらないからな。

ここまで民間人を守ってきた地味な老軍人が、
錯乱コウモリの大群に遭遇し
自らもパニくって自爆するのはどうかと思う。
吸血コウモリとかじゃないんだろ?アレ。

主人公のアクティブ科学者と巨乳秘書は
かつて恋人同士だったとか、カレン演じる
ほんとーにアメリカの田舎娘っぽいフィアンセとの
恋の鞘当とか・・心底どうでもいい人間ドラマも
挟み込みつつ、行き当たりばったりのアクティブ
科学者は、最後に地下水脈をとおり、ズゴック並みの
脱出行を完遂する。



エンドロールでは、劇中で特に成すこともなく
死んでいった登場人物(端役とも言う)が
仰々しく紹介されているのには
いったい何それ?とか思った。

監督: J・R・マンディッシュ
脚本: ウイリアム・ラングロス
     ジム・ウィノースキー
音楽: デヴィッド・ワースト
     エリック・ワースト

出演: ケヴィン・ソーボ
グレン・モーシャワー
アレックス・メネセス
メーガン・アルバック
マシュー・トンプキンス
アレックス・コード

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posted by PON at 21:45| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画(ハ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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