2012年08月30日

スペースカウボーイ

「スペースカウボーイ」

この映画の前に、ちょうど「シェルブール雨傘」を
観たワタクシ。偶然ですがあっちの時代設定も1958年。
おなじ1958年で、アメリカの砂漠では
素晴らしきヒコーキバカ野郎どもがバカ三昧。
フランスの大人ぶりに比べ
何て「子供大国」なのか米国。

あらすぢ
かつてアメリカ空軍にチーム・ダイダロスという
伝説的なテストパイロット・チームがあった。
彼らは宇宙探索の実験旅行のために待機
していた。しかし土壇場になってNASAが介入。
1958年、初めてロケットで宇宙に行ったのは
彼らではなくチンパンジーになってしまった。
それから40年。チーム・ダイダロスの一員だった
フランク・コービン(クリント・イーストウッド)に、
NASAから要請が入る。ロシアの旧式の
宇宙衛星アイコンを修理してほしいという
ものだった。彼は宇宙での作業をチーム・
ダイダロスで行うなら、との条件付きで承諾。
かくして昔のメンバー、
ウィリアム・ホーキンス(トミー・リー・ジョーンズ)、
ジェリー・オニール(ドナルド・サザーランド)、
タンク・サリバン(ジェームズ・ガーナー)が
召集され、健康診断のあと、宇宙へ旅立つ。

************************

まだNASAがなかった時代のアメリカ。
ダイタロス計画とは、宇宙は空の延長上、
空は空軍の管轄。宇宙開発は空軍の仕事と、
空軍だけが宇宙開発にいそしんでいた計画のこと。

ところが時流は、宇宙へ行くに
セクショナリズムなんてとんでもない。
国を挙げた専門組織が取り組むべき、
ということになってNASAが誕生。

哀れ、ヤングカウボーイ4人組は
宇宙への切符をNASA選出のおサル
奪われてしまうのだった。
それから40年・・。

スペースカウボーイは以下の4名。
フランク(クリント・イーストウッド:元パイロット)
ジェリー(ドナルド・サザーランド:元技師)
ホーク(トミー・リー・ジョーンズ:元パイロット)
タンク(ジェームズ・ガーナー:元整備士)

しかし・・ヤングクリントイーストウッド
(フランク)を演じる役者とか、似ている顔を
よく見つけてくるものだなあ。
確かに彼らの若い頃っぽい。

老フランクにNASAのエージェントが説明する。
「問題の衛星は高度160万にあり、
 日に8000降下してます・・」との口頭説明に、
「ざっと5週間で地球に落下してくるって訳か・・」と
即答するフランク。
彼がタダモノではないこと、まだまだ衰えていないことが
さりげなく感じられ、なかなかヨイ場面だ。

現代のNASAエンジニアは、みなエリート意識をもち
フランク(演:クリントイーストウッド)たちを
所詮アナログのロートル、ととかく馬鹿にするといった
映画進行上の「フラグたて」も着々と進む。

あえて書いちゃうけれど
衛星の部品、ただ直すためなら
クリントイーストウッド一人でいいんじゃね?

もっとも、はじめから
クリントイーストウッドは青春時代を過ごした仲間と
そろって宇宙へ行くんだ!という
公私混同、喧嘩上等、という姿勢なんで・・

おサルがカウボーイに取って代った陰謀にも
結局加担していた、イヤミな元上官じゃなくても
嫌味のひとつも言いたくはなる。
現在は組織重視の時代であって、個人の資質が
優先される、黎明期時代は終わったのだよっ!!と。

しかし、運命のいたずらから
老カウボーイの宇宙行きがどうやら現実のものに・・。

勇ましいBGMのなか、40年前に着ていた
フライトジャケットと共に、老カウボーイたちは
NASAの訓練施設に乗り込む。
乗り込むのだが、その際、彼らは
ひざを軽く震わせながら階段を昇るあたりなぞ、
たいそう芸コマである。

あと・・NASAのあまり美人とはいえない科学者
(演:マーシャ・ゲイ・ハーデン)と
トミーの老いらくの恋ってのは
ちょっと無理があるとおもう。

で、宇宙へ行ってみて、あらビックリとなるわけだ。
シャトル搭載のクレーンを使用する手前
自分たちが扱う旧ソ連の衛星とやらが
どの程度の大きさであるのか位は
事前に判っているはずだし、
その形状からして用途が非常にアヤシイことぐらい、
想像つきそうなもんだけどね。



おバカのイーサンは
自らが引き起こした事態の深刻さをなんら感じることなく
最後まで気絶しっぱなしだったようだが
気絶した奴をパラシュートで放出させて
大丈夫だったんでしょうか?

実世界ではジョン・グレン氏も77歳で宇宙に行ってるし。
まだまだ意気軒昂!
うちらも負けていらんないっすよ。

キャスト - スペース・カウボーイ
出演
クリント・イーストウッド (Frank Corvin)
トミー・リー・ジョーンズ (William Hawkins)
ドナルド・サザーランド (Jerry O. Nell)
ジェームズ・ガーナー (Tank Suullivan)
ウィリアム・ディヴェイン (Eugene Davis)
ローレン・ディーン (Ethan Glance)
コートニー・ビー・ヴァンス (Roger Hines)

スタッフ - スペース・カウボーイ
監督 クリント・イーストウッド
撮影 ジャック・エヌ・グリーン
美術 ヘンリー・バムステッド
音楽 レニー・ニーハウス
編集 ジョエル・コックス
字幕 林完治

※最後、エヴァでも散々聞かされた名曲
Fly Me to the Moonが流れる。

〜 Jupiter and Mars
「金星や火星」とデカデカと字幕。
へぇ? 誤植でしょ?



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あんまり話に関係ないけれど。

2000年の老フランクと奥さんとの会話から。

「日本の説明書?読むだけ無駄だ。
 日本人のエンジニアが書いた文を
 この国で仕事にあぶれた「ガイジン」が翻訳して
 さらに日本人が追記するんだから」

やっぱネイティブじゃないと理解できない
言い回し方とか、いっぱいあるんだな。
無条件にVIVA日本製品ってわけでもないらしい。


posted by PON at 21:00| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画(サ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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