2012年06月16日

キングコング2

「キングコング2」

いまや「キンコン」といえば第二の不正受給者
だったりするが、ザ・シネマで放送。
「キングコング2」であります。
怒りのメガトンパンチ・・はファミコンの副題で
原題は「King Kong Lives」

〜俺、キングコングって映画好きでさあ、
 ヤツが死なないで実は生きていたって
 映画見てみたくね?という、実に小学生的発想を
そのまま映画化することに成功する。

ギラーミン VS リンダ・ハミルトン
あらあら、サラコナーがこんなところに出てる。

あらすぢ
10年前、世界貿易センターから墜落したキングコングは、
ジョージア州アトランティック大学研究所にある世界最大
の集中治療室の中で、植物人間さながらに眠り続けて
いた。エイミィ博士(リンダ・ハミルトン)ら専従スタッフは
700万ドルをかけて精巧な超大型人工心臓を作り、
心臓移植の準備に余念がなかった。しかし、一番の問題
は手術時に必要な大量の輸血用血液をどうするか
ということだった。そこに、ボルネオ島に住むミッチェル
(ブライアン・カーウィン)という男から、ジャングルで
捕えた雌のコングを売ってもいいという連絡が入った・・。

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まずは前作のおさらいから。
南の島から拉致されてきたコングが
WTC屋上でヘリと戦闘。
オキニの女の子を守って墜落死・・
(コングオキニの女、地上に戻るの早。
 さっきまで屋上にいたハズでは?)

そして10年後。
今回のサラコナーは野心あふれる獣医役。
超巨大な人工心臓を開発、おサルに移植する。



おサルの人工心臓開発およびコングの
昏睡状態を10年間維持で700万ドルだって。
なにそのおタワケぶり。

「人工心臓が完成するのが遅すぎたわ・・。
 血液が足りない。コングに輸血できる生物なんて
 この世にいない・・」と発言。
コングメス(レディーコングと呼称)の存在を
早々にフラグオンする。

サル(ゴリラ)の血液って全部B型って聞いたことある。
その辺のおサル(ゴリラのほうがいいかな)から
採血にご協力いただくとか・・生理食塩水を併用で。

そしてヒジョーによいタイミングで
ボルネオで巨大コング(ただしメス)発見!の
知らせが入る。発見者は「お宝ハンター男」。

前作ではオスコングをモンド島で発見して
捕まえるまで、ほぼ1時間費やしているというのに
この男は、自身が登場してわずか数分で
発見&捕獲という離れ業。
今度のコングはメスなんで、人間の男性に
やたらと好奇心があり、お宝ハンター男は
自分自身(チ×チンではないよ!)をエサに
捕まえる。
カントリーガールは町の男(チョイ悪)に
弱いのだ。今も昔も。


モンド島とボルネオはかつて地続きだったという
どうでもいい設定はしっかりと存在するんで
見知らぬレディーコングがボルネオに
居たってリクツにかなっているのだ。

さあ輸血の血は確保できた。移殖手術開始。
サル由来の感染症にひどい目にあった
「アウトブレイク」のダスティンホフマン中佐が
再発狂しそうな量の血が飛び交う。
心臓をつかむクレーンの操作を過って
落としそうになったりと、心底どうでもいい
描写が手術シーンを盛り上げることもなく。
観客置き去りで手術は進む。

10年たっても人類の技術の進歩はまるでない。
人工心臓作る暇があったら
まず、おサルに引き千切られることの無い
丈夫な鋼材を(できればガンダリウム合金希望)
開発しましょう。

で、いろいろあってコング復活&脱走。
この辺、もう展開がアホ通り越してバカなんで
省略します。

オスコングとレディーコングの密会。
「いやーん、触らないで」
「きゃーヘビコワイ!」
「貴方ってお強いのね」
「イヤイヤソレホドデモ・・」

もちろんそんなセリフは無いけれど
身振りで会話するコングども

もう「ごっつ」のコントレベルである。
実にアホすぎる画。
この映画が「バカ」映画扱いされ
見向きもされなかった理由がよーくわかるし
こんなの時間つぶして観ている自分にも
大いに腹が立つ

そして待ってましたの夜。
オスコングとレディーコングのメイキングラブ!
ところがギラーミン監督は無粋な方でw
そんなシーンはまったくなく、そのかわりに
かつて最悪の出会いをしたはずの
お宝ハンター男とサラコナー博士が
ついでに寝袋でアーン開始。その寝袋イメージを
もって、後はお察しください、とのことです。

オスコングなんて病み上がりでしょうに。
いくら数十年出会いがなかったからって
そのハッスルぶりは心臓に悪すぎだと思うよ。



なぜ軍はサルのペアを一緒に捕獲しようと
しないのか?不思議すぎる。
コング(オス)はレディーを死守すべく
何度も一緒にいようとしたじゃないの。
そのときを狙ってガスをまけばいいのに
何でまた分離させようとするのか。
軍の行動が皆目意味不明。

おいおい、その毒(ガス)は巨大ゴリラを
失神させるために用意されたんじゃないの?
そう簡単にマスクとるなよ。軍の人。
それと博士たちも、たまたま風下に
いなかったのから難を逃れたのかもしれないが
よく丸腰で散布現場にいられるもんだ。

ギラーミン監督も、コングを生き返らすという
インパクトだけで話を引っ張ったはいいけど・・
この先どうしよう・・といった感の中盤のたるみ方。
最後の方はなんかもう話の落としどころに
困ってしまい・・博士VS軍。
協力しろよ。軍も博士も。君らが無理に
いがみ合わないといけない
イキサツがあるわけじゃあないだろ?
(軍の大佐がバカの癖に意固地なだけで
 それも政治力でなんとでもなるでしょ)

結局、なんだか知らないが
コングにライバル意識を勝手にむき出しにした
司令官の大佐が暴走しまくったおかげで
ムチャクチャな話と化してしまった。
なんだ?あの必死さ。
大佐、昔コングにオンナを寝盗られたとか?
政府(大統領)も何で
あそこまで大佐の暴走を許せるのか?

最後は、いきなりホノボノで終了。
とりあえず世代交代を見せることができれば
無理やりお涙頂戴ってことで。
泣かないけど。

キャスト(役名) - キングコング2
出演 リンダ・ハミルトン (Amy)
ブライアン・カーウィン (Mitchell)
ジョン・アシュトン (Nevitt)
ピーター・マイケル・ゴーツ (Dr. Ingersoll)
Frank Maradan (Dr. Benson Huges)
Jimmie Ray Weeks (Dr. Benson Huges)

スタッフ - キングコング2
監督 ジョン・ギラーミン
脚色 ロナルド・シュセット
スティーヴン・プレスフィールド
キャラクター創造・原案 カルロ・ランバルディ
撮影 アレック・ミルズ
音楽 ジョン・スコット

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posted by PON at 21:00| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画(カ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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