先日の「日本映画専門チャンネル」
「東宝特撮王国」ワクにて。
同じ映画を1ヶ月に3回放映する。
<あらすぢ>
週刊誌のカメラマン、工藤太郎は、南太平洋の
孤島セルジオ島にレジャー・ランド建設を計画
しているアジア開発のはからいで、宣伝部員
アヤ子、生物学博士の宮、測量技師の横山、
佐倉らの一行に、加わった。しかし、この
セルジオ島は怪獣の宝庫だった。
それらは遠い銀河の彼方からやってきた
宇宙生物が地球の生物にのりうつって
怪獣化したものである。工藤と宮博士は
さっそく海底探検にのり出したが、巨大な
触手をもつイカの怪獣「ゲゾラ」に襲われる。
なぜか二人を急に解放するゲゾラ・・
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うーーーむ。うむむ。
やはりコドモむけ映画ですなあ。
まあ当たり前か。
あの時代、1960〜70年ころに子供だった人ならば
楽しめたでしょうが・・・。
自分の場合、当時のコドモ向け本
(ケイブンシャとか)の怪獣大百科とか
そんな奴に載っているスチルとあらすじだけを読み、
作品を「知っている」だけで「観たことない」まま
大きくなってしまいましたから。
カッコいいいい方させていただくならば、
年を重ねてから、初恋の相手に
無理に会おうとしてはいけない
ということでしょうか。
一方で、同窓会で再会の元カノと
焼けぼっくいに火、なんて可能性もあるから
油断できないんだけれども(苦笑)
で、映画ですけれど。
新作を心待ちにしていた当時の子供たちが、
新怪獣と遭遇するには映画かテレビしかなく、
中でも、ゴジラでもガメラでもない独立新作映画で
しかも「ゲゾラ・ガニメ・カメーバ」と
3匹も同時に新怪獣が出現!って事態は
盆と正月同時開催くらいの喜びだったようです。
宇宙から飛来した生命体が
ロケットに取り付いて地球へ。
たまたま着陸したのが南の島。
そこに「カミナリイカ」と「ヤシガニ」と
「マタマタカメ」がいたから乗り遷って
巨大化、人類征服を企んだらしい。
奴ら、ついでに人類にも乗り遷って
自己紹介までしている。
いわく、文明が進みすぎて、肉体すら
不要になった一族なんだって。
決戦!南海の大怪獣とあれば
この三大怪獣がバトルロイヤルでもするのかと
想像しちゃうけど、実際、「ゲゾラ」は人間にやられ
「ガニメ」「カメーバ」がケンカするにとどまる。
「ガニメ」VS「カメーバ」
中の人は同じ宇宙からの生命体なのに
何故バトルを?といえば、
奴らは超音波に弱いんだそうだ。
イルカとかコーモリさんとかが発するあれ。
で、そこを見抜いた人類が洞窟から
コウモリさんを発射、混乱したコウモリさんの
超音波に狂ってしまって内ゲバしたものらしい。
そんなんで狂っているようじゃあ
携帯電波やらなにやら、とにかくやたらと
空中を飛び交っている
今なんか、生き抜くことは出来ないぞ。
どんな静かな場所で生きてきたんだ連中。
映画は全部で80分ほど。
子供向けカイジュー映画としては
適度な長さですね。
30分じゃテレビ番組。
60分だと映画としてちょっと寂しい。
飲み屋でたのむコップ酒でいえば
コップだけじゃなく皿とマスにも
酒が溢れた状態で+20分。
合計80分と。
酒のはなしのついでに
今回のカイジューさんは「ゲソ」「カニ」。
「カメ」はまあ「スッポン」を代用で
ツマミにしますか。まあ豪華。
キャスト(役名)
出演
久保明 (工藤太郎)
高橋厚子 (星野アヤ子)
土屋嘉男 (宮恭一)
佐原健二 (小畑誠)
斉藤宜丈 (島の若者・リコ)
小林夕岐子 (その恋人・サキ)
中村哲 (祈祷師・オンボ)
当銀長太郎 (調査技師・横山)
大前亘 (調査技師・佐倉)
藤木悠 (宣伝部長)
スタッフ
監督 本多猪四郎
特撮監督/特技監督 有川貞昌
脚本 小川英
製作 田中友幸/田中文雄
撮影 完倉泰一
美術 北猛夫
音楽 伊福部昭
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