午後のロードショーにて。12年前の作品。
ブルース・ウイルス、こんな作品に
出ていたんか。ハドソンホーク以来
落ち目だなあ・・とかなんとか。
邦題で損している作品。
確かに内容として間違っていないけれども。
<あらすぢ>
歯科医のオズ(マシュー・ペリー)夫婦の仲は
最悪、お互いに殺したいほど冷えきっていた。
そんなある日、彼等の家の隣に、伝説の殺し屋
ジミー・チュデスキ(ブルース・ウィリス)が
引っ越してきた?!恐れおののく夫をしり目に、
妻ソフィ(ロザンナ・アークェット)は、彼の居所を
ジミーを敵視するマフィアのボスに密告し、
発見料を貰おうとオズに吹っかけるが、それは
とんでもない殺人ゲームの始まりだった?!
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なんかですね〜素直に楽しめませんでした。
基本はコメディなんだけど、ブルース・ウィリス
演じるヒットマン。殺し屋ですので人を殺します。
そりゃ本人なりに職業倫理ってものがあるらしく
ムヤミには殺しませんけども
「コイツは殺した方がいい」と
本人が判断したら、ためらいません。
むしろ必要以上に血を流します。
だから素直に笑えない。ブラック過ぎ。
主人公はヒットマンにとって親友格となり
また、コメディ映画であることから、
死なないことが約束されてるから
まだいいとしても、いつでも暴発する
拳銃をコドモがもてあそんでいるみたいで
危なっかしくって近寄りたくない。
ヒットマンにシンパシーが感じられない。
特に、ネタばれになるけれども
闇世界の同僚であるフランキー
(演:マイケル・クラーク・ダンカン、先日亡くなりました)
に対して、その行動はないんじゃないか?
ルパンでは今でこそ次元、五右衛門とも
頼れる相棒になってますが、特に初期の
五右衛門なんか、時々助けてくれる
ゲストキャラ扱い。それも、ルパンを殺して
世界一強いことを証明したいが、ルパンを
他人に殺させるのは許せない、というリクツで
助太刀しているのです。
闇社会に生きる者はひとりひとりが事業主。
一時的に協力することはあっても
プロジェクトが終了すればライバル。
状況が許せば平気で殺しあう。
闇世界で生きるというのは、
それくらいシビアってことなのかもな。
それとヒットマンの元妻(ナターシャ・ヘンストリッジ)
の行動もかなり?マーク。
あの冴えない歯医者(主人公)と
いきなり寝ますかね。
最初にも書いたけど、これコメディだからなぁ。
言うだけヤボというものか。
逆に「カタギであって、裏切ることなんか
これっぽっちも見せない」
筋の通った行動を常に取っていれば、
ヒットマンほど頼れる友人はいない。
有能で心優しく?、立派な職業倫理を持った
殺し屋、なんている筈ないだろうよ。
人はね、ヨゴレ仕事(殺し)を続けていると、
静かに心が壊れるそうですよ。
小説「6ステイン」で福井晴敏がそんなこと書いてた。
でも、フィクション作品において
闇社会やヤクザ屋さん賛美は
よろしくない。実際。
映画にゃ全然関係ないが
ざんねんなのは・・
ブルースウィルスの娘。
キャスト - 隣のヒットマン
出演
ブルース・ウィリス (Jimmy The Tulip Tudeski)
マシュー・ペリー (Nicholas Oz Oseransky)
ロザンナ・アークエット (Sophie)
マイケル・クラーク・ダンカン (Frankie Figs)
ナターシャ・ヘンストリッジ (Cynthia)
アマンダ・ピート (Jill)
ケヴィン・ポラック (Janni Gogolak)
スタッフ - 隣のヒットマン
監督 ジョナサン・リン
脚本 ミッチェル・カプナー
製作 デイヴィッド・ウィリス
アラン・カウフマン
撮影 デイヴィッド・フランコ
美術 デイヴィッド・エル・スナイダー
音楽 ランディ・エデルマン
音楽監修 スプリング・アスパース
編集 トム・ルイス
衣裳/スタイリスト エディ・ジゲール
作品情報 - 隣のヒットマン
ジャンル コメディ
製作年 2000年
製作国 アメリカ
配給 20世紀フォックス
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