「日本VSアメリカ ミッドウェー海戦」
CSのナショナルジオグラフィックより
ドキュメンタリー番組。
http://www.ngcjapan.com/special-contents/best30/question3.html
ナショジオのキャッチコピー
「ありのままの 世界を」とか「完全再現!」というには
程遠い、トホホ全開だったんでご報告したい。
南雲中将 VS フレッチャー少将
暗い地下室のようなところで海図を広げ、
その上に模型の艦隊が並ぶ。
画面左側は日本軍、右側はアメリカ軍。
将校に扮した役者が、深刻な顔を浮かべ
なにやらゲームの様に向かい合ってイル。
なんだよ、完全再現ってそんなとこかよ。
このシリーズ、欧州米軍VS第三帝国とか
時々やっているんだけど、実は表題ほど完全再現じゃない。
CG再現も少なく、ビジュアル的に面白くない。
合間合間に妙な連中が出てきては
(軍事アナリストとか、ヒストリアンとか
たんなる軍事マニアとか・・)
不思議な実験とともに、したり顔で話す。
この回でもアメリカのヘンテコな教授が
わざわざ実験室に水を張り
上からもシャワーが降り注ぐ中
研究協力者が、狭い室内をびしょ濡れになりながら
水が噴出す穴を角材でふさぐ作業を続ける、という・・
つまり沈みゆく軍艦の再現実験。
(米海軍の優れたダメージコントロールを再現)
他に、軍事マニアが、ガソリン入れた
ペットボトルを銃で撃って発火
「ゼロファイターは着火したらこうなります」
とか。
てなわけで、番組はいつもどおり
「敵も強かったですが、
やっぱ、アメリカが勝ちました。
ええ、我が軍最強ッス」
ってなトーンで統一されている。
史実じゃ負けているわけだし
戦史についてはまあいいです。
ミリタリー考証も一応はしてるようだけど
(んでも、トモナガ隊長が「九九式艦爆」で
魚雷ぶら下げて出撃してんのはどうか)
↓ ↓
http://www.k2.dion.ne.jp/~bobcat/HTMLmemo/Type99bom.html
番組制作者は敵国文化にはまったく無知、みたい。
以下、気になって仕方がなかったところ。
南雲中将は画面左の執務机に座っているのだが
机上のフォトスタンド。
中身はなんと昭和天皇!
キミの家族ですか。
たしかにあれくらいならばポケットに納まるんで
もし船が沈んでもご真影をなくさずにすむけどね。
余裕を見せるためか、演出として
南雲中将も執務机でお食事タイム。
中将の食事、ワンディッシュ。
左からアボガドの切り身、メザシ(シシャモか?)
んで鉄火巻っすよ。スシw。
水兵さんの帽子の金文字もめちゃくちゃ。
「軍海国帝本日大」と期待したいところだが
「?日?不木日大」・・
なんど画面をとめても解読不能。
だってあれ、漢字じゃないから。
ガイジンがまねした模様だもの。
まだありますよう。ニッポンジンといえば
サムライで刀なので。
アーモンドのような形の狂ったまなざしの男が
強大な敵を前に、刀ひとつで仁王立ち。
どことなーく蟷螂の斧をイメージさせるけど・・
それがさ、刀を右腰に差してんの。
んで右手で抜こうとしている。
とんま天狗か!大村昆か、あんた(古いな・・苦笑)
演じてるのも純粋な日本人じゃないな、彼ら。
いつも敵役にされるドイツ軍と日本軍だが
ドイツの人たちも、この番組見たら
彼らにしかわからない文化ギャップに
苦笑するんじゃないですかね?
ドイツ人はあんなことしないぜ!みたいな。
楽しめました。別の意味で。
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