木下 半太 (著)
本とブログのパラレル小説
なのだそう。古本屋で100円だったので。
<あらすぢ>
内容(「BOOK」データベースより)
後頭部の強烈な痛みで目を覚ますと、緊急停止した
エレベーターに、ヤクザ、オカマ、自殺願望の女と
閉じ込められていた。浮気相手の部屋から出てきた
ばかりなのに大ピンチ!?しかも、三人には犯罪歴が
あることまで発覚。精神的に追い詰められた密室で、
ついに事件が起こる。意外な黒幕は誰だ?
笑いと恐怖に満ちた傑作コメディサスペンス。
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ほとんど舞台が移動せず、密室で進行する話。
さらには一応「人が死んでいる話」だというのに
重さを感じさせない、妙に軽い文体。
学生の文化祭というか、大学生の演劇サークルのノリ。
仲間内でしか笑えない悪ふざけ。
もうちょっと短ければ
お笑い芸人の「アンジャッシュ」とか
「ラーメンズ」あたりがコントにでもしそう。
それもそのはずで、どこかの演劇団の
劇作家が書いたものらしい。
ラストのドンデン返し。
気の毒に殺されることになってしまった
バーテンが、実は生きていたとか、
そういうドンデン返しを期待していたんだが
結局彼は死んでしまったようだ。
この作者はこの後
「悪夢の観覧車
悪夢のドライブ
悪夢のギャンブルマンション
悪夢の商店街
悪夢のクローゼット」
と「悪夢」シリーズを連発したらしい。
短いからすぐ読めてしまうけれど
この人の作品はもう読まなくてもいいやと思った。
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