1970年代、テレビ放送で
ヤマトの裏番組がこのハイジ
後のスタジオジブリにつながる
クオリティの高さもあってか
ヤマトはハイジに視聴率で惨敗、打ち切り。
おかげでヤマトは38万6千光年の航海の内
帰路はものすごいショートカットで終了してしまった。
人類の未来を切り拓く能力の宇宙戦艦が
アルプスの少女に負けてしまったわけで。
ミヤザキ監督は、ハイジを制作するにあたり
まだ海外旅行が一般的でなかったあの頃に
制作スタッフと、スイスへ取材旅行にでかけた。
ハイジは中二階の屋根裏部屋を自室としていて
ちんまい観音開き窓から顔を出し、
オンジの家を来訪する客の監視を
日課としていたようだがw
ミヤザキ監督は、はたしてスイスの民家で
そのような(中二階窓は開くのか?
開けて階下を眺めるのか?)ことが
当たり前の生活描写なのかどうか、
そんな我々からしたらどうでもいいような事にも
こだわって取材をしたらしい。
監督からしてみたら、まったく知らないスイス文化
のアニメをつくるわけで、いかに子供向けとはいえ
イイカゲンな描写はできないと思ったようだ。
自分が作る以上、たとえば
畳の上に土足で上がってドモドモ、といった描写を
平気でする、ハリウッド映画みたいな作品には
絶対にしたくなかったのだろう。
(監督のコダワリは多岐に及び
たとえば、欧州ドイツ平原の秋、
葉っぱの色はこうでなくてはならない、とか
この時期はもっぱら北風なハズ、とか
光の加減など、画面への理屈が半端でない。
逆に言えば、それくらいのコダワリが
自分の仕事に持てない人間は
世界のミヤザキにはなれないのだろう・・)
この取材旅行の成果は他にも結構あって
育ちのいいヨーロッパ文化圏の少女が
初対面の大人に向かって挨拶するとき、
どういった行動をすべきなのか、
当時のミヤザキ監督は
どうしても解らなかったようだが、
それもこの取材で会得したらしい。
(宮崎アニメの少女キャラがやるように
スカートを軽く持ち上げ、会釈するのである)
チーズフォンデュやチーズ食を日本に広めたのは
間違いなくハイジ効果が大きいだろうな。
こどもまんが映画なんてイイカゲンが相場だった
あの当時、そこまで気にしながら
アニメを作ったのだ。目の付け所が違う。
で、ハイジである。
凡人であるPONとしては、
「アルプスの少女ハイジ2199」
なんてのはどうか。
あのハイジがバイオ技術で復活とか。
ハイジ巨乳で萌え萌えとか。
で、ヤマトの裏番にぶつけるとかな。
もう遅いか(笑)
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ラベル:アルプスの少女ハイジ
ともかく ヤマト アメリカ ハリウッド実写 発信します 制作スタッフは気合いが入っている。