さまよう刃 角川文庫 東野 圭吾 (著)
東野圭吾作品は読みやすくていいですね。
変な書き方で読者を困惑させたり
読者に解釈をゆだねて終了ってことが少ない。
宮部みゆき作品と一緒。
村上春樹作品を敬遠しまくってるような
読解力が少ないPONとしては
非常に助かります。すみませんね、
<あらすぢ>
蹂躙され殺された娘の復讐のため、父は
犯人の一人を殺害し逃亡する。
「遺族による復讐殺人」としてマスコミも
大きく取り上げる。遺族に裁く権利は
あるのか? 社会、マスコミそして
警察まで巻き込んだ人々の心を揺さぶる
復讐行の結末は!?
著者からのコメント 東野圭吾
他人事ではない
明日にでも、この物語の『誰か』に
なるかもしれない
その時あなたの『刃』は
どこに向けられるだろう?
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ちょうど自分に娘が生まれた頃に
こんな作品を読むタイミングと
なってしまうのは、いささか・・という。
小説とはいえ、辛い。
俺だったら、地の果てまで追いつめて殺します。
余計な会話なんかしない。
チャンスが到来したら躊躇なく。
この小説の犯人どものように
人としての教育を受けずに来てしまったバカは
確かに存在するから。
吉祥寺で強盗のために
女子大生を殺したルーマニア人少年と
共犯の馬鹿男みたいに。
根本的には更生なぞ不可能だし、
たとえ更生したって、絶対表向きだけ。
社会的に使いどころ無いって。
「少年法」とか「刑法39条」とか不要。
山口県光市の母子殺人事件なんかもそう。
オレ、被害者の男性に全面的に味方する。
あれもなんだよ
死刑反対の人権派、安田弁護士って。
あんな馬鹿を弁護するために
我らが「ドラえもん」なんか持ち出すな。
犯人のことなんか少しも思っていねーくせに。
ただ反権力のネタとして弁護しているだけだろうに。
ああ、暴走してしまった。
つまりですね
「ついカっとなった、
殺すつもりはなかった
今は反省している」
ってイイワケは、こと「殺人」には通用しません。
一人でも死刑。
え、自分が冤罪に巻き込まれたらどうするかって?
そのときはそのとき。
せいぜい足掻くつもりでおりますけれど、
暴論承知で書きますが
自分、冤罪に巻き込まれる人ってのは
やっぱそれなりに理由があると思ってますので。
小説の最後にははっきり言ってムカついた。
余計なことスンなよ
ペンションの女!とか
マジにそう思った次第。
全然小説の感想になってませんでした。
スマンです。
:
:
こう書いておいてなんですけれど
「俺が法律だ」
を認めてしまうと、
遺族側のの認識と判断力が正しいならば、
そのようなやり方もあるかもしれないが
世の中マトモな判断力を持つ奴ばかりでもないから。
先ほどPONが連呼した「馬鹿」ドモが
カンチガイから「復讐する」権利を
主張しだしたら、どうすんの?という
コワサがあるんだな。
「バカ」ほど声がでかいのも一面の真理なんで。
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