2013年11月27日

なにはなくとも全員集合!!

「なにはなくとも全員集合!!」

NHK BSプレミアムで放送。
ドリフ映画シリーズ第一作。
「ドリフ」映画というよりは完全に
「三木のり平」映画だった。
当時の一般認識では、
先輩格「クレージーキャッツ」に代わって
「ドリフ」だけでお客を呼ぶには
まだ信用がなかったというか、実績が少なかったのだろう。
「いかりや長介」と「カトちゃん」くらいだもの。
ネームバリューからいえば。

あらすぢ
ズラリそろったヘンな奴!
大暴れダイナマイト喜劇!
でかい笑いの時限爆弾!
笑いのダイナマイトがドンと大爆発!
ドリフターズ初の主演映画
(↑いいなあ。このキャッチ書いた宣伝マンに会いたい)

おんぼろローカル線に新駅長(三木のり平)が就任。
新路線開拓をめざすバス会社側(いかりや、荒井)と
赤字ローカル線側(加藤、仲本)が、温泉客の
争奪戦をめぐって、イガミ合い、あげくの果てには、
恋の失踪事件、殺人事件などが巻き起こる。
注目のシリーズ第一作。

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架空の鉄道、草津高原鉄道は
草津温泉駅を舞台に鉄道員と
モータリゼーションの象徴、バス会社の
シマをめぐる大騒動。

草津高原鉄道は架空だが
チョコレート色の旧国電車が走ってる。

駅票が
「    くさつ
 まきぐち T やとこ  」

JR長野原線(現吾妻線)の群馬原町駅。
を映画での草津駅としたそうです。

鉄道側:草津高原鉄道の駅員
三木のり平駅長、加藤、仲本、あとメガネの一人
西武バス(新規業者)側:
いかりや所長、荒井、落語家(古今亭志ん朝)
あと有象無象。

OPにキャストロール。
いかりや長介
高木ブー
荒井注
仲本工事
加藤茶


不思議な順位である。
年の順とかだろうか。高木ブーが高順位に。
高木ブーは役柄も中立的。
(高木だけ「旅館の案内人」役)
以後、散々見ることになる
「全員集合」のコントでも、高木ブーは
中立扱い、悪く言えば帳尻合わせ要員だしな。

仲本工事も影が薄い。
後の体操=仲本で名を売ることになるが
この頃はまだまだだった。
仮にブーがいなかったらオミソ役は
彼だったに違いない。

荒井注やる気ゼロ。
一応「ドリフのメンバー」ではあり
映画にも出演しているが
ほとんどモブの一部であって
まともなセリフなんかほとんどなかった。
彼がドリフを電撃脱退したのは
40歳より上の人には割かし有名なハナシだけど
多分、彼は、間違って「芸能界」入りした
単なる変わりモンに過ぎなかったのだろう。
おそらくセリフも覚えなかったんじゃないか。

今みたいに、金払ってヨシモトの
お笑い専門学校に通い、ひたすら「芸能界」入りを
目指す若者からしたら
信じられないくらい羨ましい存在だ。

そして三木のり平。
彼の全盛時代を自分もよくは知らない。
知っているのは「三時のあなた」の
桃屋のCM、メガネをかけた
アニメキャラだけ。

映画の中で唐突に
なにはなくとも、”ごはんですよ”」と
桃屋のCMをする「三木のり平」。
さすが桃屋だ。

「いかりや長介」
映画のあるエピソード。
旦那いかりやのことを事あるごとに
「ゴリラ」と貶す、駅側(主にカトちゃんw)に
腹が立ちっての嫌がらせ。
目覚まし時計を弁当箱に入れて
駅のベンチに置き去りにする
いかりや奥さん。麗しい?夫婦愛。

「時限爆弾」らしいってことで
消防団や警察も出動!お約束の大騒ぎのあと
奥さんの犯行であることがすぐバレる。
愛する奥さんをかばうため、
長さんは「これはオレへの弁当だ!」と強弁。
時計を分解して食べ始めるいかりや長介!

誰かとめろー!大騒ぎの中。
ガヤの一人がボソっ言う(たぶん荒井注)
やめとけ!栄養ないからさ・・
いや、そういう問題じゃないだろ。
自分には”ツボ”にはまるひとことだった。

ヒロインの中尾ミエが父親(演:三木のり平)に言う。
「マッタク、明治生まれは
 なにかっていうと「ケネディー」なんだから・・」

確かに三木のり平はここでも
「ケネディー」を連呼する。

三木「栄光は戦いの後にやってくる」
   ケネディーの言葉だ」
いかりや「毛沢東だろ」

ドヤ顔で中尾ミエが言う。
「忘却は人の特権である」

なんだろ、こんなバカ映画でも
少しは知的フレーズを覚えて帰れってコトなのか?
でも非常に興味深いセリフ。
まず、この時代(昭和45年当時)に
駅長とか管理職をやってる世代が
「明治生まれ」
であること。
彼らのことをバカにする世代が
今、ネットでバカにされる「団塊世代」であること。
歴史は繰り返しますね。

こういうところが観たくって
1960年代の映画を観てます。はい。

他にもケンカでぶち込まれた「ブタ箱」
当時の留置所ではタバコいいのか・・とか
(今がどうだか知らないけれど)

映画も終盤。いきなり田舎町には似つかわしくない
鉄道側・バス側にとって「共通」の敵が登場する。
ここまでいろいろあったけど
いかりや長介の掛け声
なにはなくとも全員集合!
で大同団結。

この時かかるSE、トツゲキラッパ
時代を感じさせる・・。

全員で円陣組み、作戦を練ったようだが
現場で活躍するのはカトちゃんのみだった。
がんばれカトちゃん!

県会議員のドラ息子と仲良しになる
芸者役、誰だろう。
現代風の美人だな。

なにはなくとも全員集合!!(1967)
上映時間 84分
製作国 日本
公開情報 劇場公開(松竹)
初公開年月 1967/08/05

【クレジット】
監督: 渡辺祐介
製作: 青木伸樹/脇田茂
原作: 田波靖男
脚本: 石松愛弘/渡辺祐介
撮影: 堂脇博
美術: 加藤雅俊
音楽: 萩原哲晶

出演:
いかりや長介
加藤茶
仲本工事
高木ブー
荒井注
三木のり平
中尾ミエ
水谷良重
若水ヤエ子
丹阿弥谷津子
名和宏
古今亭志ん朝
中村晃子
曽我廼家明蝶

ザ・ドリフターズ

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posted by PON at 21:00| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画(ナ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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