2013年01月08日

猛獣大脱走

「猛獣大脱走」

すべては現代の狂気のせいだ
F・スライブ

映画は初めに誰かの言葉を引用する。
っつかF・スライブって誰?
知らない自分が無知なのか。
まさか民明書房みたいなものとか・・。

CS映画専門チャンネル
ムービープラスで放送。
これもいつもながら、家族が寝静まった夜に
一人で”とばしとばし”観賞する。
そしてそれは大正解でした。

いつものごとくネタばれで行きます。

あらすぢ
車内で若い男女の惨殺死体が発見された。
友人であるウェルナー警部から連絡を受けた
獣医のリップは、猛獣に襲われたと推測する。
その頃、動物園では暴れ出した動物によって、
全てのセキュリティ・システムがダウン。
狂気に満ちた無数の動物たちが大都会に
放たれ、次々と市民を襲い始める!

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1983年作品。
必要性を感じさせないグロとエロ
唐突に出してくるあたり
1970年代の「ザンゲリア」とか「ソンゲリア」とか
そういったイカにもな「マカロニB級映画」の
テイストをそのまま引きずっている、
要はイタリア「バカ」映画です。
フルチとかね。詳しくは知りませんが。

舞台は北欧のある都市。
冒頭にあるように、画面は
どこからか警句を引用しながら
汚らしいドブ川を延々と映す。
ドブ川には、誰か捨てた注射器が山になっており
もうこのシーンで「ネタバレ」全開なのである。

えーと、つまり水源に「麻薬」が混ざってまして
(フェンシクリジンというらしい)
それ飲んじまった動物園の動物どもが
大騒ぎする、と。ベースはそんな話。

ホラーやパニック映画のお約束。
車内でエッチ作業にいそしむカップルが
まずは犠牲になります。
敵は真っ先に狂ったドブネズミ達。
エッチ作業ってなくらいですから
そらまあ半裸になっていても当然ですが
白い肌のオッ○イが血に染まり
生きながらに喰われるシーンをネチネチと描き
なお、死体を見せる。監督。

一方、動物園の日常光景と思われるシーン。
肉食獣へのエサとして、肉を与えるのはイイ。
唐突に画面に登場する馬の生首。
その生首を職員が
ナタでカチ割る
ところってのは
どうなん?果たして必要?そんなシーン。

異変は日常の周辺からジワジワと迫ります。
ドブネズミの次に狂うのは盲導犬。
盲導犬がどう猛犬になるという・・
しょうもない言い回しが頭をよぎりました。
人類最良にして最古の友、犬。
視覚障害者のジイチャンは、
もっとも信頼していた「友」に殺され・・。

さあここまでくればあとは一緒。
最新鋭管理システムとされる
動物園の管理ルーム。
PONには管理ルームの壁が
緑・貴・赤などカラフルに電飾され
チカチカ点滅しているようにしか見えません。
あれのどこが最新?とも思います。
また、今回の元凶「麻薬入り水」で
動物どもが狂ったとしても
別にシステムが狂うわけではない
ので
動物園発「大脱走」事件は
成り立たない気もしましたが・・

その手があったか、の基地外ぞうさんたち。
ぞうさんたち暴走。飼育部屋の
壁をぶっ壊し、ついでに動物園司令部も
ぶっ壊します。管理電子頭脳が壊れて
電子ロックがカチャリと音を立てて外れる。

さあ、お祭り騒ぎの始まりです。

なんで物理的に壊されたくらいて
電子ロックがが外れるのか?とか、
電子ロックが解除されたにしても、
ドアノブを開けて外に出られるのは
類人猿くらいじゃないのか?
謎は様々ですけどね・・

あとはまあ、動物たちが大暴れ。
ぞうさんが市民を踏みつぶしたりする
場面がワザワザでてくるような
イタリアンホラーテイストがあり
監督はそんなに「動物園」が嫌いか?
勝手にすればもう、といたくなるシーンが
延々と続く。

さらにさらに、映画は動物パニックものと
信じていた観客を振りきり
サイコホラーの様相を帯びてきます。

スペインかイタリアの映画で
「ザ・チャイルド」とかいう奴がありました。
島の子供たちが原因不明のまま
大人たちを殺戮しはじめるって内容。
あれを想起させます。
島の子供らは、殺す殺さないの判定基準
「コドモ」という線引きを、どの辺でしてたのかと
当時思ったものですが、それは置いておきまして

「子供もドウブツみたいなものだ」という話も
世でささやかれると思えば
この映画のラストもご想像つくかと思います。
 :
 :
 :
え?つきませんか?
子供らも水道水を飲んじゃってて、
ラリッて大人たちを・・ってオチ。きゃあ。

猛獣大脱走(1983)
WILD BEASTS
LA BEVE
LE BELVE
SAVAGE BEASTS
WILD BEASTS - BELVE FEROCI

メディア 映画
上映時間 92分
製作国 イタリア
公開情報 劇場公開(東宝東和)
初公開年月 1984/03/
ジャンル ホラー/パニック

【クレジット】
監督: フランコ・E・プロスペリ
製作: フェデリコ・プロスペリ
原案: フランコ・E・プロスペリ
脚本: フランコ・E・プロスペリ

撮影: グリエルモ・マンコーリ
編集: マリオ・モッラ
音楽: ダニエル・パトゥッキ

出演:
ジョン・アルドリッチ ルパート・バーナー
ロレーヌ・ド・セル ローラ・シュワルツ
ウーゴ・ボローニャ ブラウン警部
ルイーザ・ロイド スージー・シュワルツ
ジョン・ステイシー 動物園職員1
エンツォ・ペッツ 動物園職員2
モニカ・ニッケル キャロルの母親
ステファニア・ピンナ キャロル
シモネッタ・ピンナ 生徒(アニー)
アレッサンドラ・スヴァンパ 生徒(アリス)
フェデリコ・ヴェロキア 生徒(トミー)
アレッサンドロ・フレイバーガー カール
ディジアナ・タノッツィーニ フェイ
ジャンフランコ・プリンシピ レポーター

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posted by PON at 21:00| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画(マ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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