2013年07月14日

宇宙戦艦ヤマト2199 #12

「宇宙戦艦ヤマト2199 #12」

日曜の夕方、5時くらい?
(ガンダムとかごちゃごちゃやってたあの時間)
テレビで放映中。

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■第12話「その果てにあるもの」
ガミラスとのファーストコンタクト。
その真相を巡りしこりを残す古代と島。
山崎の、そして沖田の口から語られる事実とは?
その頃ガミラス本星では、デスラーが
名将ドメルにヤマト討伐を命じていた。

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島のエキセントリックさが目立つ回。
旧作でもこの「島」って男は
ふだんは寡黙なのに口を開くと
ええ?あんたはそんなところを気にしてたんだ?と
いった周囲の意表を突くのが得意なキャラだった。

地球防衛艦隊のタカ派が
現場の沖田司令官を解任してまで
敵か味方かもわからない異星人の船に
先制攻撃をしかけた、
(しかも攻撃は島の父親が艦長の
 巡洋艦が担当)
というのは、どうやら事実だったようだ。

タカ派もいったいどういう根拠から
ファーストコンタクトに砲撃を持って
対応したのだろう。
戦火なんかいつだって開けるんだから
まずは交渉でもしてからにすればよいのに。
そんでいて地球人類側ボロ負け。
地球人類のテクノロジーが
ガミラスにまったく歯が立たないというのは
ヤマト第一話の冥王星沖海戦まで続く。



てなわけでイライラ気味の島くんは
お前はノー天気だな!と
古代君に喰ってかかります。
沖田艦長ご臨席のオフィシャルな会議にて。
艦長カミナリ。
お前らは士官の自覚が足りん!と
ヤマト全区画の掃除を命じられる始末。

沖田さんもなあ・・クリムゾンタイドのように
抗命すればよかったのに。

「軍人は命令に従うべきだが
 一人の人間として向かい合わねば
 ならない局面もある・・」

沖田艦長は、後にあんまり背景が見えていない
古代に向かってそうつぶやく。
銀英伝のユリアンと似たような事言ってる。
まあ、沖田艦長も完ぺきじゃないってことで。

「ナットクのいく決断など
 ただの一度もしたことなどない。
 艦長を経験したお前にならわかるよな?」

キムタク古代に向かって
山崎努・沖田艦長もそんなこと言ってた。



稀代の名将などと持ち上げられても
部下を一人も死なせていないわけじゃなく。
確かに「あの時、ああすればよかったのに」
なんて部外者の言葉は結果論。
戦場にはベストな選択肢などなく
瞬時に想定外の重大な決断を迫られ
その上、部下が死んだ責任は
とらねばならない。
(とらなかった奴、牟田口とか河村とか・・
 多々いるけれどね)

徳川機関長との酒盛りでも
「いく人の若者を死なせてしまったことか。
 数えるのは止めましょう。
 生き残った人間にできることは
 それでも生き抜くことだけです」

なんてことを沖田艦長はつぶやいていた
・・気もする。

そんな上層部のことなどつゆ知らず
イチ船員である、藪機関員の暗い日常も
さらりと描かれる。

ヤマトは長い航海を乗り切るため
乗組員に対し「メンタルヘルス」も考慮。
乗組員には「カウンセリング」制度がある様子。
「カウンセリング」というからには
聞き手が必要なわけで
何でもできる科学者メガネっ娘
(新見というらしい・・)がカウンセラー。

旧作では「藪機関員」はイスカンダルに
到着してから反乱を起こしたはず。
たぶんこのリメイク版でも彼は反乱分子と
なると思われるが、この段階では
単に不平屋に過ぎない。
おそらくあの「新見」こそ反乱勢力の一員で
カウンセリングの名のもと
ヤマト艦内の情報収集と反乱分子の
スカウティングをしているんじゃないだろうか。

さらにヤマト艦内で流布する「幽霊目撃談」。
おれ、疲れてるんですかね?と
カウンセリングよりもっと即物性を求め
佐渡先生のもとを訪ねる男性隊員。
その彼にまさかトランキライザーを
ビンごと投げつけるとはね。
千葉繁さんはメガネ担当だもんな。

主人公にはカウンセリングも薬も不要。
なぜなら癒しは向こうからやってくるからだ。
古代は展望室でハーモニカを爆演中。
そこへ森雪が、これでもかとばかりに
お尻を見せつけながら登場。
ステキである。



俺だって家族はガミラスに殺されたと
まだブチブチいう古代に
森雪は「家族は新しく作れるよ」と、
どっきり発言。
もうオトコにコナかけるんか?
森雪もどうして肉食系か?

でも結局「家族=ヤマトのみんな」ってオチ。
朴念仁でポジティブな古代君は
そんなものでは全然ガッカリしない。

一方のガミラス帝国。
前回で召還されたガミラス軍の至宝
「ドメル将軍(ケツ割れアゴ装備)」は
予定通り、陰謀渦巻く本星へ。
本星でデスラーより
スーパースペシャルイナズマデラックス
 デスラー十字勲章(仮)
」を授与されるドメル。
その場でデスラーからヤマト征伐を下命。

帰路、膨大な警備兵が並ぶ道を
軍令部に向かうドメル。
そこへドメル将軍を慕う一市民から
「ガーレドメル!」ということで花束の献上。
ドメル将軍、ワザワザ、リムジンを降りて
小さなレディに応える。

なんとも紳士なドメル将軍である、が・・

ああいう女の子の持つ花束にすら
爆弾が仕込まれているのが
今の地球にありふれた風景だったり。
オソロシイ。

突然妻が言う。この宇宙人たちの
肌が青いのは二日酔い?
いやいや貴方じゃないんだから。
そういう種族なの、で納得していただく。

ガミラス軍の良心派が
久々のドメルを交え、昨今の帝国を批判する。

「戦争において真実は陣営の数だけあるが
 事実は一つだけだ」


デスラーを囲む陣容が
彼らの会話を通して解ってくるが
言わずもがな、彼らのモデルは
ドイツ第三帝国。

総統:デスラー
副総統:ヒス君
親衛隊:SS
宣伝大臣:耳のとがった女士官
(多分既婚で子だくさんに違いない)
空軍元帥:モミアゲゲーリック
ロンメル:ドメル
シュペーア:タラン

タランはヒトラーのオキニであった
ドイツ軍需大臣アルベルト・シュペーアか。
モミアゲゲーリックなんか酔っぱらった
アナゴ君か調子に乗った「ロイエンタール」
ガミラス軍の良心派「ディッツ」の声は
火竜のワーレン中将。
いよいよ「銀河帝国軍」も近い。



そしてドメルは久々の帝星なんで墓参り。
彼の肩には、なんと松本色の象徴
「トリさん」までいる!

ヤマト大食堂 では
第7弾 天の川ランチ 1日/10食限定
古代と島は休戦協定として一緒に昼飯の約束。
・・食えねーだろ。プレミア過ぎて。
士官権限でも使わないと。

第13話に続きます。

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新見氏が持っていた
島大介のプロファイル(抜粋)

住所:極東管区日本地区 21区画110地区04番地
氏名:島 大介

市民番号:FEJ2179-0000−9979−3798
血液型:B型
所属:航海科

生年月日:2179年8月15日
父:島大吾
母:島沙織
弟:島次郎
続柄:長男

出生地:日本 沖縄県那覇市
軍籍番号:SNV007001
所属:国連宇宙軍極東管区
部隊:BBY−01
所属:航海科

⇒島の出身は沖縄なんだ。いわくありげな設定。
たしか古代君は「三浦半島」だったと記憶してるが。
posted by PON at 12:39| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | ヤマト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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