ディジェネレーション Degeneration
【名詞】【不可算名詞】
1 堕落,退廃; 退歩.
2【生物】 退化.
3【病理】 変性,変質
(Weblioより)
だそうです。映画題としては2番なのか?
よくわかりません。
CS「映画専門チャンネルムービープラス」で
放映してた。
でも・・
「バイオハザード ディジェネレーション」
番組内一発目のCMが「協和発酵バイオ」ってのは
さすがに構成をもう少し考えた方がよかったのでは?
この映画はその点が一番楽しかったのが悲しい。
やはりCGだ。映画全編にわたり
プレステ2で再生したゲームOPが長々と続く、
そんな感じ。
サンダーバード(あれは人形だけど)のように
肩を上下にカクカク動かしながら人物が歩く。
髪の毛一本一本を動かすことなんかも
さすがにまだ難しいようで、
髪の毛は「たば」で、もしくはヅラのごとく
全体で動く。
<あらすぢ>
1998年夏、アメリカ合衆国中西部の工業都市
ラクーンシティでバイオハザードが発生した。
事態を重く見たアメリカ政府の「滅菌作戦」と
称した核ミサイル攻撃により、ラクーンシティは
地上から消滅した。
この件が元で政府から業務停止命令を下された
アンブレラ社は世界中で株が暴落し、事実上
崩壊。しかし、これを機にT-ウイルスは
テロリスト達の手へ渡り、バイオテロに利用
されることとなってしまう。
2005年、ラクーンシティからの生還者である
レオンとクレアは、別々の道を歩みながら
バイオテロ撲滅のための戦いを続けていた。
レオンは大統領直轄のエージェントとなって
極秘任務をこなす日々を送り、ヨーロッパの
山村へ誘拐された彼の令嬢を救出するなどの
確かな実績を残していた。クレアはNGOに
所属し、世界中を飛び回ってバイオテロや
薬害の被災者救済に尽力していた。
製薬業界では巨大製薬企業ウィルファーマ社
が力を付け始めていた。上院議員ロン・デイビス
は、ウィルファーマ社の研究所をアメリカ
中西部の工業都市ハーバードヴィルへ
誘致する。しかし、ハーバードヴィルでは
ラクーンシティの惨劇の再来を懸念した
地元住民が、誘致反対のデモを起こしていた。
そんなある日、ハーバードヴィル空港へ
降り立ったクレアは、利用客達の中に1人の
ゾンビを発見した・・。
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まだ、第一作のバイオハザード熱も
冷めやらぬ頃に発売され、
PS版やPC版もさんざんやったゲーム
「バイオハザードU」
その主人公「レオン」「クレア」の
その後のお姿を見ることができたので
まずはヨシ。
時間軸としては
「0」→「1」→「3」→「2」→
「CODE:Veronica」→「4」→「この映画」
いろいろ他にもあるようだけども
こんなところ。
「バイオハザードU」は主人公が
二人居りまして・・一方がレオン。
警察学校卒業したてながら、ラクーンシティ警察
配属初日に寝坊するという大物ぶり。
おかげで彼はゾンビにならずに済み
アンブレラ社崩壊の一端となる活躍をするに至る。
さすがにアンブレラ社も知るところではないが
まさに運命の寝坊。
その後、レオンはバイオ4などを経て
政府直轄のエージェントとして活躍する。
(バイオシリーズは基本的に
民間の製薬会社の暴走が始まりだから
よいとしても、実は政府(軍)が全部の
黒幕だったりしたら、レオンはどうすんのだろ)
もう一方の主人公がクレア・レッドフィールド。
ファミリーネームが「レッドフィールド」
ということで「バイオT」の主人公タフガイの妹。
バイオUでは行方不明の兄貴を探し
ゾンビウヨウヨのラクーンシティーに
迷い込んでしまう彼女。時に彼女、女子大生。
なんの訓練も受けていないのに、
大活躍してしまうのは、
血筋というものでしょう。
(Wiki先生によれば、兄貴の手ほどきが
あったためだそうです・・それにしても)
そういや思い出した。
バイオV発売のあと、今度はドリームキャストで
「バイオハザード CODE:Veronica」が発売。
その主人公も「クレア」だった。
CODE:Veronicaをやりたいがために
当時、金がないのに頑張ってDC買ったっけな。
自分自身からして、ゲームに
こういう無理をしなくなったからこそ
ゲーム業界がますます衰退してゆくのだろうけど
それは別の話。
当映画のヒロイン。アンジェラ・ミラー
若いころの「ジーナデイビス」みたいな
大味のメリケン女性といったキャラデザ。
今回の主役級モンスターである
「Gカーティス」の妹。
男勝りの地元警察の特殊部隊所属だが
事件が終わると、誰だこいつ?というくらい
場違いな服装で草原でたたずむのが趣味。
CGとはいえ、CGとはいえ・・
胸が大きいのは、やはりうれしい。
彼女がいたおかげで、今回も
レオンとクレアが”ラブラブ”に
なることはなかった。
ま、そういう映画ではないので
そのあたりは気にしませんが。
あと、登場人物は・・
・アンジェラを憎からず思っている同僚の
田舎警察の腕自慢野郎
そういう奴はほぼ間違いなくやられ役
グレッグ・グレン隊員。
・早く死ねばいいのに、の上院議員。
・紳士的振る舞いが”いかにも”なメガネ。
フレデリック・ダウニング博士。
・子供は助からなければウソだろう・・
少女ラーニー・チャウラー。
・よく分からないけど彼女の
保護者であるインド人おばさん。
・家族を殺された辛さは解る。
わかるけどもうちょっとやり様があるだろう
それじゃ、事態をさらに悪化させるだけと知れ
取ってつけたような敵、カーティス・ミラー。
・有象無象のゾンビのみなさん。
・おなじく十把一絡げ兵隊のみなさん。
後はまあ、特に目新しいこともなく
いかにもカプコンゲーム的な
終わらせ方で終了。
主人公たちは状況を終了させるだけで精一杯。
事態の根本的解決にはなんら寄与もできず。
倫理観に欠け、欲の皮がはった
行動力のある人間がいる限り、
すべてはトカゲのしっぽ切りと
いたちごっこが続くのみ。
それにしても、微妙な位置の作品だ。
ゲームのOPだったら、なんどか観返したいと思う
レベルだが、ゲームで数十時間かけて
追体験するにしては、またこのパターンか、だし
映画として金をとるにしては、ややお粗末かな。
鉄砲を撃つ楽しさがある分、
ゲームのほうがマシかも。
スタッフ
監督:神谷誠
プロデューサー:小林裕幸(カプコン)
共同プロデューサー:植木英則
製作総指揮:辻本春弘(カプコン)
脚本:菅正太郎
CGプロデューサー:豊嶋勇作
CG監督:土井淳
CG制作:デジタル・フロンティア
音楽:高橋哲也
音響監督:鶴岡陽太、
メアリー・エリザベス・マクグリン(英語版)
音響デザイン:笠松広司
字幕版翻訳:浅野倫子
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
レオン・S・ケネディ/声:ポール・メルスィエ
クレア・レッドフィールド/声:アリソン・コート
アンジェラ・ミラー/声:ローラ・ベイリー
グレッグ・グレン/声:スティーヴン・ブルーム
ラーニー・チャウラー/声:ミシェル・ラフ
ロン・デイビス/声:マイケル・ソリッチ
フレデリック・ダウニング/声:クリスピン・フリーマン
カーティス・ミラー/声:ロジャー・クレイグ・スミス
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