2013年12月19日

吸血鬼ゴケミドロ

「吸血鬼ゴケミドロ」

こどもSF映画大百科とかで
昔からポスターやらスチールやらは
目にしていたんですけれど。

CS日本映画専門チャンネルにて
【THE☆BEST 選定作品(テーマ:恐怖)】
選出作品「吸血鬼ゴケミドロ」

初観賞。そして少々ウンザリ。

話の内容に、ではなくって
新派の演劇、観てるような
60年代のいかにも「典型的な日本人」達が
良くも悪くも大活躍。
ああ、新東宝とか日活とか
1960年代の映画らしいな〜という映画。

とにかく、ゴケミドロに寄生された
殺し屋(寺岡、演:高英男)氏の
”目張り”と”マユゲ”には参ったネ・・。
いやはや。



あらすぢ
 1960年代後半の日本。羽田空港から伊丹空港に
向かう小型旅客機が、外国大使を暗殺して
逃亡中だったテロリスト・寺岡によってハイジャック
された。その直後、旅客機は謎の火の玉と接触
して、見知らぬ山中に不時着した。
 奇跡的に生き残ったのは10人。副操縦士の杉坂、
スチュワーデスの朝倉、次期総理大臣候補である
政治家・真野、兵器製造会社の重役・徳安と
その妻で真野の愛人でもある法子、精神科医の
百武、宇宙生物学者の佐賀、ベトナム戦争で
夫と死別した未亡人・ニール、時限爆弾を
持ち込んだ自殺志願者の松宮、そしてテロリスト
寺岡。

他の生存者を銃で脅して逃走した寺岡は、岩陰で
オレンジ色に輝くUFOを発見、吸い込まれるように
中に入っていく。寺岡の額が縦にぱっくりと裂け、
その中にアメーバ状の宇宙生物・ゴケミドロが
侵入していった。

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いきなりですが、Wiki先生によれば

「宇宙の天体QXに生息する
 頭骨だけが異常に発達した“人間もどき”が
 特殊の科学的処置の洗礼を浴びて、
 水銀状の知性体に化したものが、
 このゴケミドロの正体なのです」
「この水銀状の血を吸って生きる高等生物は、
 彼らの食糧(血)が減少したため、新たな
 食糧源を地球に求めてやって来た」

なのだそう。なもんで

「ゴケミドロ」とは
・・・・ゴルゴダの丘
ケミ・・ケミカル
ドロ・・アンドロイド
の意味合いが込められているんだとか。

この映画もね、60年代の昭和文化を
楽しみながら、また、映画のつくりの古さに
クスリ、としつつ観賞いたしました。
相変わらずイヤミたっらしい鑑賞法で
ごめんなさい、って一体誰に謝ってんだか。

SFに造詣が深かった藤子F不二雄先生は
ドラえもんに代表される子供漫画だけでなく、
実は結構シリアスなSF漫画も
残されているんだけれども
藤子先生もおそらくこの映画を
鑑賞されたに違いない。うん。
なんかテイストが似てるし。

藤子先生といえば、今度またSWの新作を
作る計画があるそうじゃないですか。
先生は、ドラえもんにさんざん
SWのパロディを持ち込んでいたくらいの、
SWファン。もっと長生きされていたら
きっと楽しみにしていただろうに。

・・他に書くことないんだけども。
オチ、書いておきますか?

吸血鬼ゴケミドロ
監督 佐藤肇
脚本 高久進
小林久三
製作 猪股尭

出演者
杉坂英:吉田輝雄
朝倉かずみ:佐藤友美
真野剛造:北村英三
佐賀敏行:高橋昌也
寺岡博文:高英男
百武:加藤和夫
徳安:金子信雄
徳安法子:楠侑子
松宮:山本紀彦
ニール:キャシー・ホーラン
機長:西本裕行

音楽 菊池俊輔
撮影 平瀬静雄
編集 寺田昭光
製作会社 松竹
配給 松竹
公開 1968年8月14日
上映時間 84分

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オチ
飛行機が不時着したのは
無人の地ではなく
ゴケミドロの魔の手を
やっとこさ振り切って
頑張って歩いてみたらば
どこぞの町にたどり着く・・が
そこには既に別のゴケミドロによって
占領されていて、思いっきり絶望する。

最後、大写しの青い地球が
だんだんとチャイロ化して終了。

やっぱゴケミドロの高英男さんの
”メバリ”だな。これに尽きる。
posted by PON at 21:00| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画(カ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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