日本映画専門チャンネルにて。
なんでこんな映画を?と自分でも思います。
別に、巨人ファンじゃないですし。
こういった映画の背景にある
60年代のクルマや電車の形とか
会社の風景とか、リーマン文化とか
そんなのが見たかったってのもあるし・・
「巨人・大鵬・卵焼き」じゃないけれど
そんなに巨人が好きか、
そんなに長嶋が好きか、
どうしてだ昭和?
野球の一選手をネタにして映画を作ってしまう
そんな企画がフツーに通ってしまう昭和。
なんかそういった空気を見てみたかった・・
怖いもの見たさ?
そんなのもある。
今の時代、イチローやダルビッシュ、まーくん
あるいは野茂選手で一本映画つくろーって
声上がるかい?
(映画の重要性が相対的に低下している
時代背景もあるだろうけれど)
上がらないと思う。
ほんと、野球・相撲・映画しか
楽しみがなかった時代なのかな。
<あらすぢ>
公開前年の1963年を舞台に、当時
読売ジャイアンツ(巨人軍)のスター選手
だった長嶋茂雄(現:同球団終身名誉監督)を
主演に、彼の活躍や苦悩などを描いた、
セミフィクション映画。
************************
セミドキュメントってことで
巨人軍各選手、長嶋選手、王選手、川上監督の
”セリフ棒読み”は勘弁してあげてください。
なんといっても野球選手ですから。
足の引張りあいこそ無いけれど
(スパイク隠されたり、画びょうが入っていたりw)
それぞれの苦労も描かれています。
そこに当時の映画スタアを節操なくまぶして
映画の完成。まあ豪華。
それにしても長嶋選手、王選手とも若いな。
この映画の存在が、まさに当時の
”巨人絶対主義”な空気を証明している。
巨人ファンでなければ人に非ず、のような。
ミスター長嶋がケガで欠場時の
ジャイアンツ、スターティングメンバ―
(映画内より)を列記してみた。
8柴田
4塩原
6広岡
3王
9池沢
7柳田
5船田
2森
1高橋
調べてみたら、このメンバー
1963年9月10日
対中日の試合(後楽園)でのものらしい。
すげいな・・「野球は記録のスポーツ」だとか
いうけれど、
映画のとおり、しっかりと記録があった。
9月10日 中 後楽 ● 1-3
しかも負けているし。
王選手はずっと四番だと思ってたら
この頃はそうでもなくって
結構、長嶋選手が四番を打ってる。
長嶋選手の方が若干先輩だから
王選手が存在感を増すとともに
サード長嶋は三番にスライドして
いったのかもしれない。
この辺適当に書いてますが。
映画終盤・・
ミスターが芦ノ湖畔を
ランニングする光景で
どこぞのアナが高らかに
かつ勝手に宣言。
「巨人軍のため、野球界のため
いやその2つの未来のために
この偉大な選手は
巨人軍にいるからこそ
その価値が 一層高くなるのである!」
ジャジャーーーーン
ミスタージャイアンツ
勝利の旗
終(黄字)
パチパチ〜
で締めくくられました。
で、なに?このニュース映画?
ミスター・ジャイアンツ
勝利の旗
監督 佐伯幸三
脚本 八住利雄
製作 佐藤一郎、金原文雄
音楽 服部良一
主題歌 「勝利の旗」
作詞:足立万里/作曲:服部良一/歌:坂本九
撮影 黒田徳三
製作会社 東京映画
配給 東宝
公開 1964年2月12日
上映時間 90分
出演者
長嶋茂雄:長嶋茂雄
(読売ジャイアンツ選手)
坂井報道係:フランキー堺
(現代で言う「球団広報」に相当)
原井記者:船戸順
波山:佐原健二
(かつて長嶋と同期で、ポジションも同じ三塁手であった
難波昭二郎がモデル)
砂原:伊藤久哉
拍尾:織田政雄
(長嶋の山篭りの際の宿泊先となった山荘の管理人)
拍尾けい:淡島千景
戸部伸吉:伴淳三郎
(大の巨人ファンのハイヤー運転手)
戸部たつ:沢村貞子
戸部道子:大空真弓
岡部和枝:千石規子
看護婦長:池内淳子
乗客・社長:柳永二郎
乗客の妻:淡路恵子
乗客の夫:ビンボー・ダナオ
盲学校の先生:加東大介
酔客:西村晃
刑事:天津敏
青年:舟木一夫
中西のファン:三木のり平
川上哲治:川上哲治(読売ジャイアンツ監督)
広岡達朗:広岡達朗(読売ジャイアンツ選手)
藤田元司:藤田元司(読売ジャイアンツ選手)
国松彰:国松彰(同上)
王貞治:王貞治(同上)
柴田勲:柴田勲(同上)
武宮敏明:武宮敏明(同上)
中西太:中西太(西鉄ライオンズ監督兼選手)
優勝祝賀パーティーの客:
新珠三千代
同上:アイ・ジョージ
同上:伊東ゆかり
同上:香川京子
同上:草笛光子
同上:桜井浩子
同上:宝田明
同上:仲代達矢
同上:中川ゆき
同上:南弘子
同上:服部良一(ノンクレジット)
アナウンサー(声のみ):
越智正典(日本テレビ・アナウンサー)
同上:大平和夫(同上)
************************
管理人モチーベーション維持のため
クリックしていただけますと助かります!
↓ ↓ ↓