2013年11月18日

名探偵ホームズ(ミセス・ハドソン人質事件・他)

「名探偵ホームズ(ミセス・ハドソン人質事件・他)」

先日、CSキッズアニメで放映。
言うまでもなくミヤザキ監督最後の長編
風立ちぬ」映画宣伝のための
”撒き餌”であろう。
息子(6歳)のために録画しておいたら
案の定食いついてきた。
抜群の吸引力。ミヤザキアニメ。

「ホームズミセス・ハドソン人質事件の巻」
「ドーバー海峡の大空中戦の巻」


あらすぢ
『ミセス・ハドソン人質事件の巻』
ハドソン夫人が、ホームズ唯一の弱点だと
にらんだモリアーティ教授は夫人を誘拐。
だが、チャーミングで優しい夫人の人柄に、
どうも調子がおかしい・・・。

『ドーバー海峡の大空中戦の巻』
開業間もない航空郵便を中止に追い込もうと
企むモリアーティ教授。郵便飛行機のパイロット、
トミーとハドソン夫人、そして夫人の亡き夫
ジムは、かつての飛行機仲間だった。
ホームズは飛行機の警護にあたるが・・・。

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<Wiki先生によれば>
1986年の『天空の城ラピュタ』の
同時上映がこの
「ミセス・ハドソン人質事件の巻」
「ドーバー海峡の大空中戦の巻」


「天空の城ラピュタ」の公開当時
PONが育った田舎の映画館でも
この2編は同時上映され、確かに見た記憶がある。

リアルロボット路線至上主義であった
(要はガンダムとかダグラムとか)
当時の自分(中三)には
擬人化した動物モノアニメなんか・・と
「名探偵ホームズ」TV版の視聴は
最初からスルーであったので
この「名探偵ホームズ」を劇場で観たときの
衝撃はなかなかのものだった。

美人の後家でおしとやかで家事万能
ミセス・ハドソン(19歳!)。犬だけども。

我らがホームズ氏の下宿先
管理人さんである。
そう、めぞんでいえば「管理人さん」ですな。
犬だけども。

ただし声は「麻上洋子」さん。
初代「森雪」役
現、講談師(マジ)・・ベンベン。

「ミセス・ハドソン人質事件の巻」
こちらは題の通り
悪の「モリアーティ教授」が、ホームズの弱点は
「ミセス・ハドソン」であることを発見。
彼女を誘拐するも、ハドソン夫人は
教授の子分どもを(無意識のうちに)懐柔。
十年来掃除したことのないことを誇る
教授のアジトを徹底清掃。
しまいには教授の大好物である
ミンスパイまで作られてしまって、
教授は彼女に対して何にも悪いことが
できなくなってしまう。

モリアーティ教授がいい味全開。

「ワシの人殺しはなァ、成功したことがないんだよ
(威張るなよ・・)

「ミセス・ハドソン・・貴女をこんなことに
 巻き込んでしまったことをお詫びいたします。
 約束します。今後、決して貴女を仕事には
 巻き込みません」
(妙なところ紳士)

「ドーバー海峡の大空中戦の巻」
で、このミセス・ハドソンさんの
意外な過去が明らかになる話。
ミセス・ハドソンは一歩間違えてたら
家政婦のミタ」になっていたかもしれない。
そんな過去をもつ女性だったのであります。
冒頭から、ホームズとワトソンを差し置いて
グイグイと話を引っ張る「ハドソン」夫人。
素敵すぎ。

題の通り、宮崎監督お得意の「空中戦」。
どことなく「死の翼アルバトロス」臭が漂う。

二話とも、ホームズは完全に出遅れで
物語をガンガン牽引するのは
ミセス・ハドソンさん。
はっきりいってホームズ不要の回なんですけど。



映画:名探偵ホームズ
ミセス・ハドソン人質事件の巻/
ドーバー海峡の大空中戦の巻
監督 宮崎駿(演出)
キャラクターデザイン 近藤喜文
音楽 羽田健太郎

制作 東京ムービー新社
封切日 1986年8月2日
上映時間 46分

主題歌
劇場版テーマ曲 -
グッドバイ・スウィートハート
作詞 - 竹花いち子 / 作曲 - 村松邦男 /
編曲 - 村松邦男、乾裕樹 / 歌 - 桑名晴子

劇場版エンディングテーマ -
冒険のアリバイ
作詞 - 竹花いち子 / 作曲 - 村松邦男 /
編曲 - 村松邦男、乾裕樹 / 歌 - 桑名晴子

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posted by PON at 21:00| 神奈川 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画(マ行) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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