日曜の夕方、5時くらいの
TBSテレビで放映してました。
<あらすぢ>
■第25話「終わりなき戦い」
コスモリバースシステムを受領し、地球へと
帰還途上のヤマト。行程短縮のため、亜空間
ゲートから銀河系へワープせんとバラン星へ
向かうが、バラン星宙域にはヤマトを密かに
待ち受けるガミラス艦隊があった。
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んーと、観終わったんですけれども。
なんかデスラーのダメダメさが
PONの中で確定してしまった回。
我ら凡俗にはうかがい知れない
おお!?といった理屈、
あるいは計画に基づいて行動してたのかと
ひそかに期待していたのですけども
期待外れでした。
デスラーといえど、宇宙人といえど、
地球人類と精神世界はさほど変わらず、と。
本日のメニューは・・
・次元潜航艇の艦長、あんたはハーロックか
・ゲール氏死亡のお知らせ
・三式弾(実弾)バンザイ
・困ったときの”ウィルス”
・森雪仮死状態
第十七収容所惑星を脱出した
元ガミラス軍艦隊司令のディッツさん。
死んだデスラーに見切りをつけ、
各所で散り散りになっているガミラス軍に
参集を呼びかけております。
おそらく、政治的には「ヒス副総統」が
軍事的には「ディッツ提督」がデスラー亡き後の
事後処理に奔走しているのでしょう。
報告によれば、少数ながらディッツの
呼びかけに応えず、独自の行動をとる
艦隊があるとか。バカだねぇ。
そう、そのバカとは、上に弱く下に強い
「ガミラス人」の嫌な気質の象徴
「ゲール」提督とその仲間たち、なのでした。
ゼーリックが死亡、バラン星が崩壊した時に、
全残存ガミラス勢力を率いて
帝都に戻るまで3か月はかかると報告しており
期間はその通りだったようですけど
もう少し居たんじゃないか?生き残りの船。
それがたったの30隻。
いかに彼に人望がないか、解ろうというもの。
ゲール君は、やっぱり生き残っていた総統に、
あくまで忠誠を尽くし
総統の作戦に参加したのでした。
いかに自分が総統のために
苦難を乗り越え脱出してきたか、
ここぞとばかりに報告を始める「ゲール」さん。
総統には完璧に無視されますが。
そんなこと知らないヤマトの諸君。
イスカンダルを後にして
(たぶんワープにワープを重ね)
往路の激闘地であった「バラン星」域へ
戻ってきました。
ガミラス星入口側の亜空間ゲートは
エネルギー源だった「バラン星」を
ヤマトがぶっ壊したため、作動不能なのは解る。
真田さんのおっしゃりようでは
地球側の亜空間ゲートは健在であるらしく
ヤマトはそれを使いたくって
わざわざバラン宙域までやってきたのでした。
じゃ、地球側亜空間ゲートの動作源は
どの星なんだろ?まさかビーメラ星?
バラン星域は、ヤマトが生き残るために
引き起こしたこととはいえ、
広大な墓場、と化しておりました。
波動砲を撃ち込んだ「バラン星」は
見るからにどす黒くて不健康。
もはや亜空間ゲートの動力源として
作動していない様子。
周辺には脱出できなかったと思われる
ガミラス艦のデブリ(破片)が散乱。
レーダー使用不能、と森雪のシャドウ
(結構かわいい)が報告する。
森雪だったら、何とかしただろうに・・
そこへ、デブリに隠れていた「ゲール」
残存艦隊がヤマトを襲撃!
ヤマトは帰れればいいので
波動防壁を作動させるや、
地球側の亜空間ゲート目指して最大戦速!
ヤマトが反撃してこないことをカサに
ゲール君の後ろからの「ぽかぽかパンチ」が続く。
いい加減うんざり・・その時
みたび登場、海の狼。次元潜航艇(と仲間たち)。
どうも彼らはデスラーよりも故郷を。
つまり「ディッツ」側についた模様。
この潜航艇の艦長、言動がなかなかシブく
ヤマト世界のネモ船長を期待していたのですが・・
いやいや。
とんだお調子者でした。(好きだけどね)
次元潜航艇の艦長は
ワザワザ宇宙服を着込み、潜水艦でいうところの
「指令塔」にただひとり・・。
なにやってんのあんた?
ヤマトを守る、というよりも
ディッツに反抗する存在(総統側)の勢力を
抹殺する、そういった死刑執行人として
調子に乗っている「ゲール」残存艦隊に
単艦で攻撃を仕掛けます。
見ていたヤマトも???
「・・なんだ?ガミラスで同士討ちか?」と古代たち。
「なんでもいい、チャンスだ、最大戦速!」
と真田さんが返します。そりゃそうだ。
潜航艇艦長が
「まだまだだ、もっと引き付けろ」とか
言ってるそばから被弾。
いきなり潜れなくなる「潜航艇」
副長が「このタイミングでかよぉ」と
嘆きますが、後の祭り。
この次元潜航艇、浮上(宇宙空間に姿を現す)
しないと魚雷を撃てないのかといえば
そうでもないらしい。
じゃあ、潜航(異次元に身を隠したまま)
したままで、ゲール艦隊に魚雷撃ち込めば、
それだけで艦隊は混乱する、もしくは
ゲール座乗艦を撃沈できると思うのだが・・
艦長が何をやりたかったのか
さっぱり解らない(笑)
ところがここで奇跡が。機関部所属
いつの間にかの新参者、
二等ガミラス国民の「ヤーブ」がいい働きを見せる。
さすがの艦長も慌てるこの状況下で
次元潜航エンジンを応急修理。
無事、潜航に成功。船はゲールが乗る戦艦を
魚雷二発で撃沈してしまう・・。
二等ガミラス国民の「ヤーブ」とは
ジブンも後でEDロールを見て
気が付いたんだけど、なんと
元ヤマト機関部員「藪」隊員その人。
流れ流れてこんな所に再就職が決まった様子。
山崎副長や徳川機関長にも
使いこなせないタイプの逸材だったのか。
まあ、お幸せに。
なんとか地球方面行き「異次元ホール」に
入り込むヤマト一行。
ところがそこに待っていたのは
ガミラス軍が誇るデスラー総統(本物)
座乗の大戦艦でありました。
(世のモデラーが喜ぶか、ウンザリするかは
ともかく、船体真ん中には旧作で懐かしい
デスラー艦がそのまま砲塔として
装備されているようです)
デスラーは、ヤマトを自分のものにしたいだとか
艦長に会いたいだとか、
やっぱり思いつきとしか思えないワガママを言う。
大デスラー戦艦はヤマトを砲撃することなく、
ここでも余計な戦法を選択する。
ヤマトをピアノ線でフトコロに取り込むや、
白兵戦を仕掛けたのだ。
もはやデスラーのワガママに付き合ってくれる人は
親衛隊の美女とタランぐらい。自業自得だ。
ただ、自業自得なことくらいは、本人も
自覚しているようで白兵戦の主力は”ガミロイド”
(戦闘ロボット)
白兵戦だとヤマトは相当、分が悪い。
基本的に”サークル系”のノリ、だからだ。
せっかくここまで生き残ってきた乗員、
「裸の大将」みたいな甲板員とか
次々に戦死してゆく。
艦内が大混乱な中、女親衛隊に守られて
悠然と「デスラー総統」が降り立つ。
ところでこの”ガミロイド”
第9話「時計仕掛けの虜囚」で破壊された一体(オルタ)が
既にヤマト内で解析された経緯がある。
多勢に無勢のロボットの兵隊。
この劣勢を一挙に覆すには
ハリウッド映画お約束のあの手を・・
ということで、真田さんは
メガネおばさんとアナライザーに命令。
こんなこともあろうか、と余技として
開発していた”ウィルス”を
ガミロイド兵に蔓延させる。
あっという間に行動不能になるロボット兵。
一方でヤマトには、グーゼンにも
道中で収容されていた
ガミラスの魔女、元宣伝大臣も
いらっしゃいまして。
寵愛されているかと思ったら
じつはアタシを利用していただけ?
そこんところどーなのよ?デスラー!
アナタの回答次第では、
アナタを殺してアタシも死ぬ!の境地。
ここはひとつ問い詰めないと・・と
どさくさまぎれにデスラーの元へ。
そして折悪しく、森雪さんも
第一艦橋のレーダー要員と交代するため
混乱のさなか、大混乱の渦中へ。
返す返す間が悪いな〜彼女。
そして、撃った、撃たれた
可哀想、撃たないで、キャアー!と
これまたお約束の悲劇が進行。
これまたやっとこ駆けつけた古代が
またまた
「ユキィーーーーーーー!!」
と相成るわけであります。
行き掛かり上、ガミラス元宣伝大臣と
壁にむかってクロスアタックすることになった雪。
双方のボディーの下に流れる”血”は
ひょっとしたら、
宣伝大臣のものではなかろうか
我らが雪は無事なんじゃないだろうか
そう思いたくなりますが
考えてみればガミラス人の”血”って青
ですよねぇ・・そういうことのようです。
さすがのデスラーも宣伝大臣を二度までも
見殺しにしたことには、多少の良心の呵責を
感じたようですが、そこはそれデスラーです。
あっさり自艦に引き揚げてゆきます。
その引き際たるや、やっぱ”名将”な気もしますが
もはや何しに来たんだか。
そうでした。話は「亜空間」トンネル内のこと。
たぶん、死に場所を求めていたに違いない
はたメーワクなデスラーは、周囲の制止も聞かんと
今度は”デスラー砲”発射を命じます。
亜空間内だというのにだな・・。
旧作では亜空間で問題が発生すれば
この宇宙全体が壊滅しかねない・・と
旧真田さんにあれほど警告されていたのに
新作の世界観ではカンケーねーのか?
宇宙ごとの自殺か?
なお、亜空間内では不思議理論からか
「ビーム兵器」は使えないようです。
ヤマトぴーんち・・・?ん?
なんとヤマトは「三式弾」を
第一、第二主砲および第一副砲から発射。
デスラー戦艦はコッパ微塵となりました。
三式弾は「実弾」なんで状況に左右されません。
ゴーカイにビーム兵器を撃ちあうことが命の
大宇宙戦争時代に「実弾」とは
地球人類はなんて野蛮人なんだ!と
ガミラス軍の誰かがこぼしていた気もしますが
あのコブラのサイコガンを平気で受け流す
最強のライバル、クリスタルボーイを
やっつけたのは、コブラが余興で所持していた
旧世代の武器「44マグナム」でしたし
究極までデジタル化が進んだ時
結局モノを言うのはアナログなのかも知れません。
なお実弾はヤマト後方の第三主砲からは
撃てません。第三砲塔の下は
コスモファルコンの格納庫で
実弾を納めるスペースがないからだそう・・。
ビームにに比べ数撃てないし
射程も短く、遅いし、撃ち落とされる可能性だってある。
弾薬保存のスペースだって食うのに
それでもなおヤマトに実弾発射機能を
搭載したってのは・・まさにヤマトを作ったのが
他ならぬニッポン人だったからだと思いますよ。
まったくもって余計なところに凝る民族だな。
おかげで助かったけども。
元宣伝大臣の悲恋のゆくえとか
そんなことがどうにも霞んでしまった
三式弾の活躍でありました。
第26話(最終回)に続きます。
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