2013年10月7日(月)夜9時55分〜夜10時00分
「男はつらいよ」全48作をハイビジョンで放送します!
毎週土曜日の夜、フーテンの寅さんの48通りの
恋模様をご家族揃ってお楽しみください。
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寅さん映画で見どころの一つは鉄道風景。
主役こそ寅さんかもしれないが
助演男優賞は間違いなく
あの頃の「蒸気機関車」だ。
山田洋次監督は寅さん撮影にかこつけて
実は消えゆく鉄道風景を
フィルムに収めたかったのではないか?
そんな気さえしてくる。
第6作 1971年1月15日
「男はつらいよ 純情篇」
若尾文子 森繁久彌
長崎県(長崎市、福江島)、静岡県(浜名湖)
◆寅さんには主に旅先で知り合うサブヒロインと
柴又で知り合うメインヒロインと別れる。
シリーズ後半になると、旅先知り合いのヒロインが
そのまま上京、旅先で着かなかったケリを
柴又でつけたり、とゆーパターンもあったりする。
こうなるともう、とらやは寅さんと連絡を取りたい人の
中継所、と化すが。
メインヒロインは”若尾文子”かも知れないが
今作の真のヒロインは”宮本信子”だと思う。
映画スタート早々、渡し賃&宿代のために
寅に身体を差し出そうとする悲しい姿、
そしてそれを柔らかくもたしなめる寅、カッコいい。
第7作 1971年4月28日
「男はつらいよ 奮闘篇」
榊原るみ ミヤコ蝶々, 田中邦衛
新潟県(越後広瀬)、静岡県(沼津市)、
青森県(鰺ヶ沢町、弘前市)
◆この頃の映画はスゴイ。
何がスゴイかって、今作の榊原るみ演じる
ヒロインは”知的障碍者”なのだ。
おいちゃんはいう。
「こういっちゃなんだがトラもこれ(パー)だぜ?
知的障碍とアレが結婚したって
うまくいくワケがない・・。」
通るもんな、そんな企画が。
今だったら、危ない橋は避けるべく
売れ線企画のヒロインをわざわざ
そんな設定にはしないでしょう。
ちびくろサンボを抹殺するようなアホ左翼。
満足ですか?あなたの目指す
世界はこんな感じです。
そうそう、この映画「驫木駅」が出てきます。
さくらが妙な手紙を残して行方不明になった
寅さんを追いかけ、五能線まで行くのですが
地元のお婆さんと郵便局員との会話なんか
言葉の通じない異星に来たかのごとき
描写も必見かと。
第8作 1971年12月29日
「男はつらいよ 寅次郎恋歌」
池内淳子 吉田義夫, 岡本茉利, 志村喬
岡山県(備中高梁)
◆備中高梁は博の実家らしい。
寺の裏側をゴーカイに
黒い煙を吐いて蒸気機関車が走る。
山田監督のすごいところは
寺の土壁が邪魔して機関車そのものは
画面に映っていないところ。
欲目が働いてフツー映したくなるよなあ。
それと街中であの噴煙だもの。
普通だったあの時代。素敵すぎる。
ドサまわり劇団の娘役が”岡本茉利”
”岡本茉利”って・・ええ?アイちゃん?
ヤッターマン2号?
そうでした。
第9作 1972年8月5日
「男はつらいよ 柴又慕情」
吉永小百合 宮口精二, 佐山俊二
石川県(金沢市)、福井県(東尋坊)
◆吉永小百合登場。世の”さゆりすと”には
たまらないことなんでしょう。
第10作 1972年12月29日
「男はつらいよ 寅次郎夢枕」
八千草薫 田中絹代, 米倉斉加年
山梨県(甲府市)、長野県(奈良井)
◆寅さんシリーズ初の快挙が起こります。
なんと八千草薫演じるヒロインが
勘違いからとはいえ、寅さんと結婚してもいい
ということになりまして・・。結局は寅さんの
敵前逃亡と相成るわけですが。
きれいだな「八千草薫」さん。
続きます。
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ラベル:土曜は寅さん 6〜10作 男はつらいよ