2005年05月27日

八甲田山とアンデス山脈

アンデス山中でチリ軍部隊が遭難、
          5人死亡45人不明


【リオデジャネイロ=中島慎一郎】
  南米チリの首都サンティアゴの南東約550キロの
 アンデス山中で18日、雪中訓練中のチリ陸軍部隊が、
 猛吹雪に襲われた。20日朝(日本時間同日夜)までの
 捜索で5人が凍死体で発見され、45人が行方不明と
 なっている。
  軍当局者によると、部隊の兵士433人は当時、
 標高約1700メートルの地点で行軍訓練を行っていた。
 吹雪で部隊はバラバラになり、300人以上の兵士が自力で、
 遭難現場近くの二つの軍基地に避難した。南米チリは
 初冬の季節にあたり、現場の気温はマイナス5〜15度
 に達するという。
  軍は救助部隊を派遣、行方不明者の捜索を続けているが、
 現場は数年ぶりの猛吹雪で、視界不良により
 捜索ヘリコプターは出動できない状態。
 積雪に阻まれ、救急用車両の出動も難航している。
                (読売新聞) - 5月21日

・・誰もが思いつきますよね。
さあ、勇気を出してつぶやきましょう。
そうです。「八甲田山」ですね。
どうもチリ陸軍には「高倉健」さんが
居なかったらしい。
ちなみにこの映画のエキストラとして
(行軍する一兵士役・セリフなし)
あの「ビートたけし」氏も、参加。
必死に売り込もうとして
雪中行軍中の一番後ろで一瞬
「コマネチ」を敢行。
後で監督などに袋叩きだったとか。
そのシーンが全面カットなのか
よーく見れば映っているのかは不明。
たしかテレビのバラエティで見たんだよな。
今でこそ大監督ですけど。

んなわけで
八甲田山」と言うとPONの
脳裏に浮かぶのは
「青函連絡船」と
「かつての名急行」と
この「コマネチ」
なのであります。

それにしても歴史は繰り返します。
旧日本軍も「八甲田山」の犠牲を教訓に
冬季装備を見直し、それがハルビンなど
中国東北部という極寒の地にて
日露戦争を戦い抜けた遠因だと聞きます。
WWUだったら、事件ごと隠蔽して、
戦場にてまた同じ過ちを繰り返したでしょう。
チリ陸軍も何かしらの教訓を
得てくれると良いのですが。

犠牲者になった方々の
ご冥福をお祈りいたしますです。

八甲田山.jpg

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posted by PON at 20:10| ☁| Comment(1) | TrackBack(3) | 記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
TBありがとうございました。
こちらからも送ったのですが、誤って二重トラバに
なってしまいました。
お手数ですが、ひとつ削除してください。
すみませんがよろしくお願いします。ごめんなさい。

それにしても、こんなにも八甲田山そっくりな
悲劇が繰り返されるなんて…驚きでした。
Posted by ぴむ at 2005年05月30日 01:40
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