世間から半年遅れで、全巻レンタル視聴。
面白かった。一人で半沢のまねをしては
妻に冷笑されている。
ソフトバンクのパロディCMを
やっと笑うことができた。
「銀行は所詮、金貸しです」
最終話、半沢が宿敵を前に
ものすごく素晴らしい正論を吐く。
「メガバンクが日本経済を支えている。
おっしゃるとおりです
銀行は決して潰れてはならない」
「ですが私たちはそのことにこだわるあまり
いつの間にか
自分たちのことだけしか考えない集団に
なっているんじゃありませんか?」
「弱いものを切り捨て
自分たちの勝手な論理を平気で人に押し付ける。
問題は先送りされ
誰一人責任を取ろうとはしない
くだらない派閥意識でお互いを牽制し合い
部下は上司の顔色をうかがって
正しいと思うことを口にしない」
ドラマとしては非常に見ごたえのある
シーンで溜飲を下げる場面だけれども
・・でもなあ、それが世間(特に大企業)
というものだからな。
大和田常務、ピッコロ大王みたいに
口から卵でも産むんじゃないかっつーくらい
怪演技でございました。
「晴れの日に傘を貸し付け
雨の日に回収する」
これ有名な言葉だけど
銀行屋から言わせれば・・庶民なんて
「貸した時だけありがたがるくせに
回収に走ると悪魔呼ばわり・・」
とか言いたいところだろう。
このドラマによくでてくる話に
銀行内での争いに敗れると”出向”といって
外に追い出される。
片道切符の出向・・とかいうけどさ
多くの会社員が、その出向先の会社で
係長にすらなれないというのに
部長だの、取締役待遇だので
ポーンと銀行からスライドしてくるわけで。
いきなりリストラ、ってわけじゃないんだし
そもそもこれまでが恵まれすぎだっただけなんで
ラッキーじゃん、なんて俺なんか思うけど。
そういった覇気のない男は
メガバンクなんか入れてくれないかな。
そもそも俺が半沢だったら
5億回収できず終了だ。間違いなく。
でも、いまなお就活している学生さんに
あえて書かせてもらうけど、
まずは役人(公務員)を目指すべきだね。
ダメもとで大企業。
それか少しでも資本金が上の企業。
「鶏口となるも牛後となるなかれ」
とか言われるけれど
あれ嘘。騙されちゃダメ。
スタートが”牛後”ならもう充分。
牛後なら、だめなとき”鶏口”があるからさ。
日本の社会は”キャリアアップ”なんて
できない仕組みだから。
転職するごとに条件は悪くなる一方だし。
ただ、やっぱり自分も社会で見てきて思うのは
銀行とか証券会社で地獄を見てきた人ってのは
ビジネスマンとしてスゴイ人が多いのもまた確か。
最後に、手塚とおる(ガメラ3)さんの
頬っぺたプルプル。小物ぶりが素敵。
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ラベル:半沢直樹